フランソワーズ・アルヌールの練習画
改造絵日記(8月13日)「メリー小野寺の物語」
改造絵日記(8月18日)「メリー小野寺の物語Ⅱ」
改造絵日記(8月22日)「メリー小野寺の物語Ⅲ」
■■■■■その11「逃走」
外観よりも生き延びる力を優先してギルモア博士が新しく作り上げたナンバー3の改良案…高度な索敵・情報収集能力を維持したまま頑強さと機動力を大幅に強化する特殊強化型女性サイボーグ体の設計図は、他の科学スタッフには受け入れられず、お蔵入りすることになりました。
「ギルモアくん、君が生存率にこだわるのもわからんではないが、ゼロゼロナンバーサイボーグはあくまで試作品であり、そのままで戦場に投入されるわけではない。戦場に投入されるのはあくまで試作品を元にその後大量生産される量産型だ。その段階で目的に応じて改良を加えれば良いではないか。現段階でナンバー3にのみ特別な補強を行うのは、各個体を固有の突出した性能の実験台とするゼロゼロナンバーサイボーグの制作理念に反する」
クロフツ博士ほか多くの同僚の反対意見に、ギルモア博士は不満げに首を横にふりました。
(ふん。奴らは何もわかっておらん。それでは手遅れだということに…)
そう。彼らは何もわかっていなかったのです。ギルモア博士はすでにこの段階で、ゼロゼロナンバーサイボーグを率いて黒い幽霊団に反旗を翻すことを計画しており、その第1段階の幽霊島からの脱走においてナンバー3の肉体的脆弱さが作戦のネックになることを危惧して、その意図を隠して強化改造を行おうとしているのだということに。
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(ギルモア博士…ボクダヨ…001ダヨ…今回改造終了シタナンバー9…009ノ完成度ガ予想以上ニ高イ…ボクノ計算デハ・003ノ肉体的脆弱サヲ十分カバーシテ余リアル…決行スルナラコノ時ヲオイテ他ニナイ…)
【今回描いた絵】(修正画)
【最近描いた絵】
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