なぜ問題にならない? | メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

副題 : もう遠距離の異動は無いだろう

私が初めてタバコを吸ったのは、確か14歳の頃で、本格的にタバコを吸うようになったのは、高校を卒業した後だったように記憶している。
私が初めてお店でお酒を飲んだのは、確か16歳頃に開かれた、中学の同窓会の時だったと記憶していますが、今の日本の常識からすれば、碌でもない人間としか言いようがなかろう。




さて私の喫煙歴や飲酒歴を話しましたが、これらはザックリ35年ほど前の話。
その頃だって、未成年は飲酒も喫煙もしてはダメでしたが、「親に頼まれて」とか言えば、普通にタバコを買う事は出来ましたし、どこから見てもガキだったでしょうが、飲み屋で酒を飲む事も出来た。
パチンコ屋にだって、私服であれば入って打つ事も出来ましたし、エロ本だって「兄に頼まれて」と嘘をつけば、売ってもらう事だって出来ましたが、これらは店主の気分次第であって、「大人を連れてこい」と言われたら、サッサと逃げ出さざるを得ない。
大らかと言えば大らかな時代だった訳で、タバコを売る事で警察に叱られた店もあったでしょうが、「あの店チョロいぜ」と言われるような店を選んで、ガキだった私は望む物を手に入れたのである。




では今の日本を振り返ってみると、コンビニでタバコを買うにも年齢認証、お酒を買うのも年齢認証が必要であり、飲み屋でも大人である事を証明出来なければ、酒を出してもらえないし、あのパチンコ屋ですら、見た目ガキな人は断られるようになった。
未成年がタバコや酒を手に入れる為には、高いハードルを越えなければならないし、そもそもハードルが高すぎて、手に入れること自体が困難。
そんな状況下において、未成年のオリンピック代表選手が、飲酒喫煙をしていたという事は、手に入れられる大人が、その選手に渡していたと考える方が自然なのですが、渡した側の大人が誰かと追及する人やマスコミは、これっぽっちも出てこない。
まあこの選手が、万難排して酒やタバコを手に入れた可能性は有りますが、売った側の罰則が厳しい現在の日本で、この選手個人が手に入れたと考えるのは、どこか無理があるのではないか?と、陰謀論めいた事を思ったりする。




こういう時こそ、「周囲の大人の責任」について、マスコミは追及すべきなのではないか?
まあマスコミは「大人」ですから、そんな事を追及して、この時期に体操協会から「出禁」となるような事をしないだろう。




そういうのを「忖度」と呼ぶのだと思いますが、あれだけ「忖度」と叫び続けてきたマスコミは、忖度の意味は理解してないように思う。