面白い意見、面白い反応 | メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

副題 : もう遠距離の異動は無いだろう

https://www.chunichi.co.jp/article/894007


5月頭に見た記事。
アメリカの大学で、イスラエルのガザ地区攻撃に対して、学生が大規模なデモを行なったそうなんですが、それについて元乃木坂46の山崎さんが発した発言について、批判的な声が出たのだそうな。
私個人の感想で言えば、山崎さんの発言や疑問について、別に批判する気も無いですし、そのように感じてもおかしくないと思うのですが、目くじらを立てる人が出てきても不思議ではないとも思う。




ベトナム戦争当時、アメリカ国内で反戦運動が活発に行われ、日本を含めた世界中でも、同様の反戦運動が行われましたが、それらと比較して、山崎さんの発言を批判する人がいるのだろう。
では当時のアメリカの若者と、当時の世界中の若者が、危機感を等しくしていたのかと言われたら、私は等しくなんてなかったと思う訳で、何故そのように思うのかと言えば、アメリカの若者には、徴兵されてベトナムに送られる可能性が有ったのに対し、世界中の若者、特に日本の若者に関して言えば、徴兵されてベトナムに送られる可能性は皆無。
そのように考えてみると、反戦運動に掛ける必死さにおいて、アメリカの若者とそれ以外では、熱量や質に大きな違いがあったとしか言えず、そのような違いがあったにも関わらず、同等・同質の反戦運動であったかの様に考えるのは、無知で無理な考え方だろう。




平和は尊いし人命も尊いですが、反戦運動や平和運動をしている人と、異なる考え方や物の見方をしてはならないと考えるのは、私は間違っていると思う。
アメリカの学生が、どのような考えを持って今回の反戦デモをしているのか、そしてどれくらいの割合で賛同しているのかについて、日本に住む我々が理解しているとは到底思えませんし、山崎さんのように疑問を感じるのも不思議ではない訳で、それを「平和」の名の元に批判するのは、考え方の多様性を否定する事に繋がるだろう。
山崎さんの発言を、「平和ボケ」と位置づける事は容易ですが、1つのイデオロギーに盲従させられる事を防ぐ為には、このような意見にも耳を傾ける事が必要な訳で、価値観にも種類があるからこそ、いざという時のブレーキにもなる。




どこかの党みたいに、「多様性の統一」なんて言葉を当然だと考えてる人には、異なる考え方や物の見方を受け入れるなんて無理でしょうけどね。