今日は、私と同じく(社)School of movement 認定のムーブメントコーチの古川さんが、私が20年以上も サポートしている茨城県立水戸一高野球部のトレーニングセッションを見学に来て頂いた際のレポートを紹介させて頂きます。古川さんは、高齢者のパーソナル指導や大学のアメフト部へのサポートなど幅広く活躍されております。なかなか、自分のセッションを同業の方に見て頂く機会は少ないので、古川さんのレポートはお世辞があったとしても私への最大の賛辞となりました。古川さん、有難うございました!
【見学レポート 茨城県立水戸第一高等学校硬式野球部 森下コーチ】
2020/10/19(月) 水戸第一高等学校グラウンド
この日は平日でしたが、前日に学校のイベントが行われ、その振替休日との事で8:45~12時までのセッションでした。この水戸第一高等学校(通称:水戸一高)硬式野球部に森下さんは約20年間ストレングスコーチとして携わっており、その初年度の時に高校三年生だった選手が今、水戸一高野球部の監督をなさっているとの事です。ちなみに県内でトップクラスの進学校との事です。
グラウンドにつくと、練習前に準備している野球部員が、姿をみるなり準備をいったん止めてこちらに小走りで駆け寄り「こんにちは!」と元気よく挨拶しに来てくれました。挨拶するとすぐに踵を返し、準備に戻る姿が印象的でした。
グラウンドの準備が終わったらそのまま選手たちは各自でウォーミングアップ。個人任せでありながら、各自しっかりと入念なウォーミングアップを行っているのもまた印象的でした。2年生と1年生合わせて20名程の参加者でした。
午前中は丸ごとトレーニングのセッションという事で、ムーブメントのセッションをみっちり120分ほど、その後に自重メインのフィジカルトレーニングセッションを60分程かけて行いました。
ムーブメントセッションでは森下さんがバーティカル、リニアフォワード、ラテラル、リニアバックワードを時には野球の動き、時には格闘技の動きになぞらえて選手が咀嚼しやすいように説明をして、たまにジョークを交えながら終始和やかで、かつ集中した雰囲気で行われていました。
森下さんは水戸一高には年に8回ほど、ひと月半に1回セッションに行くとの事で、今回は2年生は昨年から指導を受けているけど、1年生は森下さんのムーブメントトレーニングを直接指導を受けるのは2回目との事でした。
そう聞いていて驚いたのが、最初のメニューで「乗り込み」を意識するメニューを行ったら2年生はもちろん、1年生もポイントをしっかりと抑えた動きが出来ていて、しかもこの動きをその後のムーブメントトレーニングを行う際にも常に選手各自が「確認」してから行っているのに驚きました。日ごろからムーブメントを行い、それを選手同士が指摘し合って積み重ねていることを想像させました。
森下さんもセッションを行う中で「今まではこうやっていたけど、変更します」と楽しそうに今までのエクササイズをアップデートするし、選手たちも基本を忘れずにそれを受け入れる姿をみて、常に「積み重ね」と「アップデート」を繰り返してきているのだと思いました。
森下さんのご指導を選手たちは常に集中して楽しんでトレーニングをしている雰囲気が素晴らしすぎて、最初は本当に見学とサポートだけしようと考えていたのが、気が付いたら選手と一緒になってほとんどのトレーニングに参加させていただきました。
フィジカルトレーニングでも森下さんはRTFやRT4MSで学んだ事を織り交ぜながらプログラムを組んでいました。かなりハードなトレーニングも選手たちは集中を切らさず頑張ってやり切ろうとしていました。
森下さんのご指導で新しい事も教えていく中で、言葉にしていなくても教え込まれているであろう事がたくさんあると感じる事が出来ました。「熟成」と「革新」がそこにあり、20年のご指導で積み重ねてこられた「信頼関係」が確かにあると感じた現場でした。
以上、「水戸一高硬式野球部」森下コーチの現場見学レポートでした。