「インテリジェンス」っていうのは、要するに「対話ができる能力」
こう書くのは小説家の高橋源一郎さんだ。
残念ながら、私も含めて日本人は「対話ができる能力」が低い。
いわゆるミーティングでは、誰かが一方的に話しているか、マウントの取り合いになるか。
いずれにしても話す人は限られている。
お爺さんを見た時に、いつか自分もお爺さんになるんだな、あの人にも、若かった時があったんだと思える人。
別な言い方をすれば、自分に喜びや悲しみがあるように、他者にも喜びや悲しみがある事がわかる人。
それがインテリジェンスがある人なんだと思う。知識ではなく知性とは、そういうことなのだと。
でも、ならば頭の悪い自分にも知性を身につけることはできる。
ようは子どもの時から教わってきた、他人の気持ちを考えられる人になればいいのだから。
とは言え、実はこれが難しい。
小学校の教室に必ず標語のように書かれていた言葉。
もしかすると、大人になっても出来ないから、標語にしているのではないか。
来週で54になる。
もうそろそろインテリジェンスを身につけて、他者と対話できる人になりたい。