大宮アルディージャの2017。
それはひっそりと、
溢す涙の明確な理由でさえ見当たらないまま、幕を下ろした。
最終戦前夜。
私はどういう気持ちでその戦いに臨めばよいのかわからないまま、
鹿島、川崎の優勝条件を確認し、
広島、甲府の降格条件を確認し、
無気力とも違った、まっさらというか虚無感というか、
とにかく、
ただその日を迎えようと思った。
それしかなかった。
仮に、今シーズン見たこともないくらいの素晴らしいゲームで、
内容も結果もこれ以上ないものとなったとして、私には、
「だから、何?」
という感情が湧いてくるだろう。
せめて最後くらいは勝利で終わろう!
と、渾身の力で後押しをするサポーターには本当に頭が下がるし、それがサポーターのあるべき姿のかもしれない。
それでも私にはそんな気になれなかった。
かといって、シーズンを象徴するような惨敗を喫し、
身も心も打ち砕かれ、過去も未来も否定されるような姿を見たいわけでもない。
そんなクリアにならない気持ちの中、
やっぱり欲張りなんだろう、
何か1つ、
たった1つでもいいから、
心に誇りを残せる、
そんな何かを手のひらに握り締めたかった。
0-5
大宮の不甲斐なさという表現より、
川崎の執念が5ゴールという結果を、そして逆転優勝という栄冠をもたらしたのだろう。
職場で同僚から告げられた敗戦。
「何対何だと思います?」
「0-5とか?」
「…。当たりです…。」
大宮アルディージャの2017年が、0-5というスコアだったのかな、なんて思ってしまった。
もちろん、良いことも収穫もあったはずではある。
しかし、この0-5という1年を覆すには何か根底から変わらなければならない。
それは決して容易なことではない。
それでも、人は、チームは変わることができる。
絶対に。
机上の空論なんかではない。
どうなりたいか
やるかやらないか
やり続けられるか
私はきっと来年も、大宮アルディージャを応援する。
選手に、チームに、サポーターにどうなって欲しいかだなんて、何も思わない。
それはそれぞれに任せることだから。
私は私なりに、
大宮アルディージャに向き合っていきたいと思う。
私は、強くなりたい。



