今年もハロウィンの季節がやってきました。そしてハロウィンの季節と言えば映画『ロッキー・ホラー・ショー 』
毎年 川﨑ハロウィンで映画『ロッキー・ホラー・ショー 』の上映会が行われているのは有名で今年もCLUB CITTA'さんで行われます。
そして今年はなんと関西でも塚口サンサン劇場さんで10月26日に『ロッキー・ホラー・ショー 』マサラ上映会が行われます。
ということで『ロッキー・ホラー・ショー 』好きの身としましたして『ロッキー・ホラー・ショー 』についてあれこれ書いてみよう思いました。
読んで作品に興味を持っていただけると嬉しいです。
『ロッキー・ホラー・ショー 』特別上映会(応援上映 マサラ上映)って楽しいの??
楽しいです。そしてこういった観客パフォーマンス上映の元祖的カルトムービーが『ロッキー・ホラー・ショー 』なんです。
元々は カルト人気の高い映画で毎回おんなじ客が上映会となると集まって楽しんでいた事から ファンクラブが出来たりコスプレして参加する客やスクリーンにツッコミをいれる客 モノを持ち込んでおんなじパフォーマンスをする客まで現れて劇場がパーティー状態となりました。
更には 今では絶対に駄目!!ですが お米や水を撒く客まで現れてネズミの大発生で 上映禁止劇場まで出たらしいです。
そして もう一つ特別上映に向いている理由があります。
あるファンが監督に言ったそうです。「本当に感謝しています。あなたが我々観客の事を考えて セリフの間にツッコミを言う間をつくってくれた事に」
監督は言いました。「いや そんなつもりは全然なくて ただ会話のテンポが悪かっただけです。」と。
世界広しと言えとDVDの特典に特別上映会の音声が入っている作品なんて他になかなか無いですよ。
(ただ ブルーレイでは特典が変わっています。)
それぐらい特別上映が世界中で愛されている作品なんです。
そもそも『ロッキー・ホラー・ショー 』って何??
実は『ロッキー・ホラー・ショー』は映画ではありません。その証拠に原題では『The Rocky Horror Picture Show』といいます。
つまり訳すと『映画のロッキー・ホラー・ショー』です。
では『ロッキー・ホラー・ショー』とは何か。元々は舞台のロックミュージカルなんです。
リチャード・オブライエンという人が脚本を書き1973年6月16日からロンドンで上演されました。
この作品は人気を呼び 1975年にはブロードウェイ公演もされ そして遂に映画で撮影しようという話になりました。
因みにこの『ロッキー・ホラー・ショー』の曲も含めての偉大な創設者 リチャード・オブライエン どんな方かと言いますと
映画のなかで怪しい執事リフ・ラフを演じている人こそリチャード・オブライエンさんその人です。
『ロッキー・ホラー・ショー』の魅力に俳優さん達が魅力的というのがあるのですが その最大の理由として多くの出演俳優はそれ以前に
既に『ロッキー・ホラー・ショー』の舞台を同役で経験し 歌い踊り どういう役かを理解し評価を得た方々なんです。
因みに写真の右からリフ・ラフ役リチャード・オブライエン フランクン・フルター博士役ティム・カリー マジェンダ役パトリシア・クイン
コロンビア役ネル・キャンベル はオリジナル舞台のキャスト
エディ役ミートローフ はブロードウェイのキャストとなります。
(因みにミートローフさんは『地獄のロック・ライダー』というアルバムが世界で最も売れたアルバムCDの6位という凄い人です。)
そして そこにこの映画でほぼ唯一 映画会社が言った事 主役のカップルを スーザン・サランドンとバリー・ボストウィック という
次世代のムービースターを使う事でした。
彼ら全員の演技は本当に本当に素晴らしいです。
そして 劇中の音楽も最高です。
『ロッキー・ホラー・ショー 』はロックミュージカルですから歌や踊り 音楽が沢山登場しますがそれが全部 本当に最高なんです。
まず アンサンブルが本当にすごいんです。
ヒロイン ジャネットの本当に澄んだピュアな歌声。 リフ・ラフの急激な高音シャウト コロンビアの飛び道具的キンキン声
本当に捨て曲なしのアルバムの様な完成度なんです。
因みに豆知識としましては 全員 役者さん本人達が歌っているのですが一人だけ別の人が歌っているキャストがいます。
それは筋肉美少年ロッキー君。彼のみそういう練習をした人では無かったので別の人に歌ってもらったらしいです。
その音楽を鑑賞するのに劇場は最高の空間です。
是非是非 この機会に『ロッキー・ホラー・ショー』劇場で体験してみてください。