ひとりごと11 | rossiの世界

rossiの世界

心の声、心の葛藤や変化を書き残しています。





グラデーションする空の色に



喜びを感じていた。







壮大な雪山の景色に



喜びを感じていた。







何気ない、よく見る風景に



喜びを感じていた。







気付けばどんなシーンも


ただ眺める景色の中で


高圧塔しか目に入らなくなっていた。







高圧線に触れると、最初は痺れる


何度も触れているうちに


火傷するのが当たり前になる。







高圧塔とは高圧的な人。


人は、知らず知らずのうちに


高圧線に焼かれている。







なぜなら、景色や風景に紛れ込む


高圧塔も景色の一部と思っているから


線が切れて当たったところで


避けようがないと思ってしまう。







心が高圧線に触れてしまうと



焼けて痛くなってくる。







心が焼けて痛みがあると


風景を見たって楽しくない。


喜びを感じる神経を


焼かれて傷んでしまうのだから。







何をしても楽しくない。


何をしても喜べない。


同じ景色も風景も何も感じない。


それは喜びを感じる神経が


焼けて灰になった状態。







なんだ,そうか!


と、気付いたら


高圧塔を風景の一部に戻して、


自分の喜びを思い出そう。






ひとつ、ひとつ視線をずらして


周りの景色を見てみる。


その中には、喜びが隠れている。


小さな喜びを、


ひとつひとつ拾い集めているうちに


喜びの風景が甦える。






高圧は、人の喜ぶ感情を


奪ってしまうもの。


自分の放つ言葉や言い方、捉え方


ひとつ、ひとつ、喜びに


シフトチェンジしてみよう。






高圧塔はどこにでもある。


視線をどこに向けるかで


喜びの角度が変わる。