私は恋多き女だった。

と、いうよりも。

今思うと、まーくんを忘れるために、恋をしていた。

まーくんの代わりを、誰かで埋めようとしていた。

そして、気になる人とか、彼氏ができると、その話をまーくんにした。


ヤキモチを焼いて欲しかったのかな。

でも、まーくんは、顔色ひとつ変えずに話を聞いて、相談に乗ってくれた。

アドバイスもくれたし、協力もしてくれた。

気になる人に会ってくれたこともあった。

脈がないと思っていたし、もう何年も友だち関係が続いてたから、いつのまにかまーくんに彼氏の相談とかもするようになってた。

まーくんのことは好きだったけど。

この関係が終わるくらいなら告白しない方がいいって思ってた。

友だちとしてでもいいから、そばにいたかった。

まーくんも彼女がいたみたいだったけど、そのことはあんまり私には言わなかった。

まぁ、私もあんまり聞きたくはなかった。

気にはなったけど。

知らない方がいいことも、あると思って。

まーくんのことはあんまり知らない、気になっていないふりをした。

年末は、毎年一緒に年越しをした。

行きつけの居酒屋さん。

お互いに彼氏や彼女がいても。

しばらく連絡を取らなくても。

大晦日は絶対に一緒だったし、お互いそう思って予定を入れなかった。

温泉に行って、居酒屋さんに行って、閉店までいて、居酒屋さんの店員さんたちと一緒に年越しパーティーして、初詣行って、朝方に実家に帰る、ってパターンだった。