30分くらい待って、どうしようもなかったから、覚悟を決めてまーくんを起こした。

「ねね、もう真っ暗だよー?」

まーくんはゆっくりと明日目を開けて、私を見た。

そして、目を閉じて、また開けた。

今度はびっくりしたように目を見開いた。

「はっ…もうそんな?!」

まーくんらしいなぁ。

さっきまでのモヤモヤしたような気持ちはパッと消えて、おかしくなって思わず笑ってしまった。

「さて、外行ってみっかぁ。」

まーくんは背伸びをして、ソファから立ち上がった。

水族館を出て、佐世保バーガーを食べに行って。

ハウステンボスに着いたのは夕方。

ハウステンボスの中にあるホテルにチェックインした。

もう日常とはかけ離れた別世界で。

夢の中にいるみたいにフワフワしてた。

そして、ドキドキしてた。

と。

まーくんは、昨日の疲れもあるのか、ソファに寝っ転がるなり、寝息をたてはじめた。

え?

えぇぇええええ?!

ここまできて?!

どうすればいいのか分からないまま、とりあえずベッドに寝っ転がったままテレビをつけた。

車の中で、まーくんは一生懸命起きててくれた。

たくさんたくさんいろんな話をした。

最近は毎日のように電話をしてて、いつも数時間の長電話だったから、話すこともないはずなのに、私たちは絶え間なく話をした。

一緒にいる時間が楽しくて、幸せで。

2人でお泊まりなんて、夢みたい。

終始ドキドキしてた。


最初に水族館に行った。

水族館はまーくんが好きな場所。

どこに行っても、その土地の水族館に必ず行く。

だから、今回も水族館を入れた。

でも、まーくんは、

「お前水族館好きよね。」

って言った。

あれ?

まーくんが好きなんじゃなかったの?

そう思って聞くと、まーくんは、

「いや、好きだけど、お前が水族館好きって思ってたから、いつも行ってたー。」

って言った。

なんだ。

なぁんだ。

私のこと、考えてくれてたのか。

そりゃ、好きだけど。

同じこと考えてたのか。

ふふ。

なんか嬉しい。

ニヤニヤしてたら、まーくんに突っ込まれた。

「何ニヤニヤしてんの?」

「なんでもないwww」

頰が緩むのを、抑えられなかった。