トモオ「オレこの"おもと介護サービス"ってところで働くわ」

ロビン「なに?今までの経験を介護に活かせるから?」

トモオ「お前ら気が付いてないだろうけど"おもと"って逆から読むと"ともお"だろ。それだけで採用されるんじゃね?」


などと くだらない話をしているとタクシーは目的地に到着する。

ロビンは750円程度のタクシー代を支払う。

トモオ「お金どうする?」と言いながら財布から小銭を探している。

"タクシー代を今払おうか?それとも、後でまとめて会計しちゃうか?"と言うことだ。

太一「助手席に座ったやつが払えばいいんじゃね?」

ロビン「まじでか!?助手席不利だわ・・・」



国際通りは飲食店やお土産屋、観光客や地元の方がごった返していて 独特の熱気を感じる。

イッタン「生ビール100円って書いてあったよ!安いっ」

ロビン「まずはサンダルを買うんでしょ?あとで浴びるほど飲んでいいから」


サンダルを売っているような店は見えず、安い値段でビールを提供している店ばかりが目に付く。


ロビン「じゃぁさ、とりあえず安いビールを1・2杯飲んでから サンダルを探しにいかね?」

太一「いいねー。どこに入る?」

えっちゃん「飲んだら買い物行かなくなるでしょ?先に買い物しようよ」

ロビン・太一「はい・・・」


歩いているとショーウィンドウにサンダルをディスプレイしてある店が見える。

ロビン「あそこにサンダルあるね」

そう言って店に入る。


トモオ「お。このサンダルいいじゃん」

手に取ったサンダルの値札を見る

トモオ「3000円か。高いなぁ」

100円均一のお店で使い捨て感覚でサンダルを購入しようと思っていた人にとってみれば、高く感じる。


太一「高けぇっ!」太一が唯一手に取ったサンダルの値札を見ながら言う。どうやら2万円超だったようだ。


結局、お目当ての値段帯のサンダルが無いので他の店に移動する。


国際通りのメインストリートはやはりお土産屋ばかりである。初めて沖縄に来たイッタンは全てのものに興味深々である。しかし、今は何よりも先にサンダルを買い、そしてビールを飲まねばならないのである。

3件ほどお土産屋を通り過ぎたところでサンダルが並んでいるお店を見つける。

このお店は、サンダルにきれいな絵を描いてくれるお店である。そんさサービスはいらないからサンダルだけ欲しいものである。

ロビン「お!サンダル300円って書いてあるよ!」さらに2軒隣の店の前のカゴに、大量のビーチサンダルが入っているのを見つける。

トモオ「これでいいじゃん」

青、緑、黄色、と原色のサンダルがいくつも入っている。イッタンとトモオはさっさとサンダルを購入する。太一は「サイズ合うかな?」と心配している。

サンダルは一足ごとビニール袋に包まれているため、試し履きができない。


$ろびんの旅行記


太一「これ、袋やぶっていいかな?」

ロビン「ダメだよ。店員に聞けばいいじゃん。サイズ合わなかったら交換してくれるか?って」

太一は黄色いサンダルを持って店の奥に行った。そしてサンダル購入完了。


えっちゃん「太一。なんでサンダルをズボンに結んでるの?」

太一は購入したばかりのサンダルが入ったレジ袋を、自分のズボンに結び付けている。

太一「だって、オレってモノ無くすじゃん。せっかく買ったから無くさないようにしてるんだよ」

なるほど、自分のことが良く分かっていらっしゃる。モノを無くす性質は治らないと理解した太一は、無くさないための方策を取るようになったんだね。大人になったねー。


結局このサンダルもどこかに無くなってしまうわけだが・・・。


高速道路を使わずに30km以上走っていたにもかかわらず、結局お目当てのサンダルは購入できず・・・。


えっちゃん「ホテルにも売ってるんじゃない?」

ロビン「国際通りとかでも売ってるだろうし」

そんな話をしながら車を飛ばす。


ビーチを出てから1時間程度でエッカホテルに到着した。

那覇市内に入ってからは交通量も多く、軽く渋滞に巻き込まれての到着だ。

えっちゃん運転お疲れ様。


トモオ「(ホテルが)すげー立派じゃん」


車から各自荷物を降ろして、ホテルのロビーに向かう。

古い雰囲気だが手入れの行き届いた内装だ。

フロントで受付を済ませると部屋に移動する。10階の1012号室と1013号室だ。

部屋割りは、1012号室にロビン・えっちゃん、1013号室にイッタン・トモオ・太一だ。


ロビン「じゃ。軽くシャワー浴びたら 国際通りに繰り出してメシにしよう!」

さっさとシャワーを浴びて、明日も使うであろう水着を洗い、出かける準備を済ませる。


準備のできたロビンは隣の1013号室に顔を出す。

シャワーを浴び終わったばかりの雰囲気の太一がいるが、イッタンもトモオも既に準備ができている。

窓際にはトモオの水着が、沖縄の湿った空気を受けながらはためいている。

イッタンは、部屋に置いてあったスーツケース置きを洗濯物干しとして使っている。

太一「俺の水着も干すわ」と言って、イッタンの水着の上に自分の水着を置く。

イッタン「ちょ!ちょ!ちょ!それじゃ乾かねぇだろ!」


隣の部屋のドライヤー音が消える。どうやらえっちゃんの準備が終わったようだ。

ロビン「よーし!出かけよう!」


夜の沖縄と言えば、やはり酒に酔いたいものだ。そのため、車での移動はNG。

国際通りまでは2km程度。タクシーでビューっと行きたいものだ。


ロビーまで降りた一行は、フロントでタクシーを依頼すると

フロント「今、目の前に2台停まってますよ」と教えてくれた。

5人はロビーからホテルを出る。

目の前にタクシーが停車してある。


太一がタクシーに近づき

太一「すみません。5人なんですが乗せてもらえますか?」

運転手を合わせると6人になってしまう。このタクシーは5人乗りなので、完全に道路交通法違反になる。

運転手1「だめだよ。4人までだよ。乗れるのは。5人一緒じゃ、どのタクシーも乗れないよ」と、少し強めの口調で言われる。


太一「ダメだって」


すると今度はトモオがもう一台のタクシーに声をかける

トモオ「5人なんですけど、いいですか?」

運転手2「いいよ」


トモオがみんなの方を振り返り「OKだって」と教えてくれる。

ロビン「どんな交渉術使ったんだよ!?」

トモオ「普通に聞いたら軽くOKしてくれたよ」


助手席にロビンが乗り、後部座席には太一・トモオ・イッタン・えっちゃんの4人がギュウギュウになって乗っている。


運転手2「どちらまで?」

ロビン「国際通りの"松尾"の交差点付近でお願いします」


初乗り500円のタクシーは国際通りに向けて走り出した。

3月6日 19:20


砂浜でざっと体をタオルで拭きエクストレイルが駐車してある場所まで移動する。

途中、砂利の上をあるいたとき

イッタン「いたたたたた」

イッタンは裸足で歩いていた。

どうやらサンダルを持ってきていないらしい。

よく見たら、太一もトモオも裸足である。


駐車してある車の横で男4人は水着から普段着に着替える。


エッチャンは運転席、ロビンは助手席に座り車は出発する。

ロビン「じゃぁ。ホテルまで運転をお願いします!」

カーナビの目的地に"エッカホテル"を設定すると、ホテルまで30km以上あることが分かる。

高速道路を利用したほうが早くホテルに帰れるが、翌日のボートダイビングのためにみんながサンダルを購入したいということで、した道で帰り、途中のお店に寄ることにした。


イッタン「なんか砂が頭からいっぱい出てくるんだけど・・・」

と言ってイッタンが髪の毛をしきりに気にしている。

砂に埋もれていたのだから仕方ない。


しばらく車を走らせていると、後部座席が静かになる。久しぶりの沖縄ではしゃぎすぎたのだろう。

のんびりと、ロビンとエッチャンの二人だけの時間を過ごす。

それにしても・・・サンダルを買えそうな店が無い。。。

在ったとしても道の反対車線側。片側3車線かつ立派な中央分離帯があるので車線を横切ってまでは行けない。

ロビン「まぁ。先は長いからなにかしらお店あるよ。」

そう言いながら車は進んでいく。




那覇に近づいてきたときに太一が起きる。

外は美しい夕焼けだ。


ロビン「明日はダイビングやる日だよ!天気予報だと曇りか雨みたいなんだよ」

太一「晴れ男のオレがいるから絶対晴れるって!」

ロビン「そうだよね。夕焼けがこんなに綺麗に見えてるんだから晴れるよね。」

太一「そうだねー」



明日の晴れで幸せを感じ、車内はゆるやかな時間が流れた。



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結局、翌日が悪天候だったことは言うまでもないだろう。

4人はさらに『ビーチ手押し車フラッグ』にも挑戦したが、グダグダだったのでカット。

イッタンが下で太一が後ろからイッタンの足を持って押していたが、太一が押しすぎてイッタンの腕が崩れて、頭から落ちたことだけは書いておこう。


誰かを砂に埋めようという企画で、イッタンを全員で埋めたのだが、重労働のわりに地味だったのでカット。

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砂の重さに加え、男3人の重さを乗っけてみたときの裸と裸の触れ合いが気持ち悪かったことだけ書いておこう。

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砂まみれになった体を洗い流すために再び海に向かう4人。

我先に海に入ろうと早足で海に向かう。


バシャーン!!



4人「冷てぇぇーー!」




学習できていない4人。



今度は水中騎馬戦相撲をした。

ロビン・トモオ(馬) vs イッタン・太一(馬)

四つん這いになったトモオの上にロビンが乗る。

太一の上にはイッタン。



ロビン「進めー!」

顔が半分水に浸かっているくらいの深さで、背中に男一人乗せていている状態で 機敏に動けるわけがない。

あまりに緩慢な動きで あまりに地味な騎馬戦である。

ロビンとイッタンはまったくつかみ合うことはできない。

ロビンが太一(馬)の顔に水をかける。

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ピチャピチャピチャ

太一「うぼぉ。がほっ!!」



バシャーン



太一がつぶれる。



ロビン・トモオチームの勝利!



太一「両手両足使えないんだから溺れるって!」



水中騎馬戦。失敗↓





体についた砂や、水着のポケットに入ってしまった砂を海で流していると

ロビン「オレここで逆立ちできるよ」

いやいや。まったく意味が分からない。

両手をついて逆立ちしたら顔面は水中でしょ?

そういってロビンは逆立ちをする。

ものの2・3秒で倒れる。

イッタン「ロビン。(水が入って)鼻痛くないの?」

と、冷静な一言。

太一「オレは10秒できるね」

と言って太一も逆立ちをする。



ピンと足が伸びたきれいな逆立ち。

でもやっぱり2・3秒で倒れる。

太一「どうだった?」と、びしゃびしゃに濡れた笑顔で言う。

トモオ「立ってる時間は同じくらいだったけど、芸術点は太一が上だな」

ロビン「キレイにやればいいんだったらできるよ!!ちょっとみててごらん」

イッタン「あ。また警備員きた」



ホテル側に目をやると、先ほどの警備員がこちらにむかって歩いてくる。

先ほどより早足に見える。

4人とも薄々気が付いていた。先ほど警備員が出てきたのはオレらを注意しに来たってことを。



ロビン「みんな上がれぇ~」



そう言ってダッシュで砂浜に上がる。

ヤドカリと遊んでいたエッチャンの周りで、4人はタオルで体を拭く。

ろびんの旅行記

全員海から上がったというのに、警備員はまだコチラに向かって歩いている。

4人は既にTシャツを着ている。



警備員「海 入っちゃだめだろー」

太一「はいっ!」異様にデカイ声。

トモオ「入ったらいけないんですか?全然気がつかなかったでーす」

警備員「あの赤い旗が出てるときは海に入っちゃダメなんだよ」

ロビン「そんなの知らねぇし(ぼそっ)」

トモオ「もう上がりまーす」



警備員がいなくなってから



ロビン「やっぱりダメだったんじゃねーかよ!」←いまさら

太一「30歳超えて怒られてやんのw」

お前もな!!
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やや冷たく感じる海の中で遊ぶ4人。

ビーチに目をやるとホテルの方から警備員のような格好をしたオッサンが近づいてくる。

その距離100m。


太一「海に入っちゃいけないんじゃないの?」

ロビン「この歳で怒られるのはいやだよー」

トモオ「怒る感じじゃなくね?」


などと言いながら、体が冷えてきたこともあり ビーチから上がる4人。

警備員と僕らまでの距離は50mを切っていた。


やっぱり何か言いたいことあるのかなーと思っていたら、フラフラっとホテルの方に戻っていった。

太一「なんだよ。ビビらせるなよ」


ロビン「太一。砂浜で遊べるもの提案して!」

太一「じゃぁ。寝転がって 合図でダッシュするやつ」

ロビン「おー!ビーチフラッグね!やろうやろう!」



手ごろな木を探して砂浜に立てる。

20m程度離れたところにスタートラインを引く。

1対1の対戦形式ということでルールが固まる。



1戦目: ロビン vs 太一

二人はフラッグ(ただの木)とは反対側に頭を向かせ、砂浜に寝転がる。

トモオ「オレのオナラが合図だから!」

そんなにタイミング良くオナラなんて出るわけないだろ!と思っていたら・・・。

やっぱり出なかった。



トモオ「ヨーイ!」



少し長めの沈黙。



トモオ「ハイっ!!」

その合図で二人はフラッグに向けてダッシュする。

太一の体が海側に反れる。

ロビンが一気にトップスピードに乗りフラッグをゲット!

1戦目:勝者 ロビン


太一「海側は斜めになって走りにくいわ」



出た。いいわけ。



2戦目: イッタン vs トモオ

二人はアゴの下に手を置いて寝転がる。

海側はイッタンだ。

太一「ヨーイ!・・・ハイ!」

太一の合図で二人は走り出す。

やはり・・・というかイッタンの体が海側に少し反れる。

その隙にトモオがフラッグを手にした。



イッタン「斜めになって走りにくいよ!」

はい。負け惜しみ。



決勝戦: ロビン vs トモオ

海側が不利ということがあり、ポジションはジャンケンで決めた。

その結果、海側はロビンになった。

太一「ヨーイ!・・・」

負けたくない。

太一「ハイ!」



合図と同時に走り出す二人。



砂浜は海に近いほうが傾斜がきつくなっているせいか、海側の足での踏ん張りが弱くなる。

これのことか・・・とロビンは考えながらコースをトモオに接触するギリギリの場所に変えた。

肩が触れそうな距離で走る二人。差はほとんどない。

フラッグまで手が届きそうなときに二人でフラッグ(ただの木)に向けてダイブ!



ロビンはフラッグを掴んだ感触はあった。しかし、勢いよく飛び込んだから棒が半分に折れている。折れた片割れを探す。あった!。その折れた棒も手にしてガッツポーズ。



ロビン「オレワン!ビーチフラッグぅ」

トモオとロビンは砂まみれになっていた。



ロビン「海側は斜めになって走りにくいな。」



はい出た。"オレすごいだろ"ってやつ。


3月6日 17:30

水に入った瞬間は冷たく感じたが、すぐにその水温に慣れる。

トモオ「ちょっと寒いけど、まだ3月上旬だよ!すげー」


海に入れたことに感動する4人。

激しく水をかけあったりしてはちゃぐ。みんなで水を太一に集中砲火し

太一「うへぇっ!うぇっぷ!息ができない!」

立ちながらにして溺れそうになる太一。

遠浅でビーチから少し離れたところまで行っても、腿くらいの深さ。泳ぐに泳げず、潜るに潜れず、そんな場所で遊びきれずに水でパチャパチャするのにも飽きてくる。



ロビン「何かこの海で盛り上がること提案して」

太一「じゃー。組み体操!」

え?海で組み体操?まぁよく分からないがやってみようじゃないか。



四つん這いになった土台が2人、その上に一人が四つん這い。さらにその上に一人が立ち上がるという 2-1-1のやぐらを作ることになった。

ポジション決めでジャンケンをする。

4人「ジャンケンポンっ!」

勝ったのは太一とイッタン。

太一「じゃぁ、オレ一番下!」

イッタン「うーん。オレも下」



ロビン・トモオ「ジャンケンポイ!あいこでショ!あいこでショ!」

トモオの勝ち。



トモオ「オレ2番目」



1段目:太一、イッタン

2段目:トモオ

3段目:ロビン



イッタン「こんなところに石がある。」と言いながら、ごつごつしたサンゴのかけらを ちょっと離れたところへポイと投げる。



1段目の太一とイッタンが両手と両膝を水の中に立てる。水面は二人のアゴすれすれのところにある。

続いてその上にトモオが乗る。右手右足をイッタンの上に、左手左足を太一の上に置く。

トモオ「さぁ来い!」

ロビンは右足をイッタンの背中にかけ、トモオの背中に左ひざをつく。

太一・イッタン「重い!重い!ぐぽぉ」

上に2人分の体重がかかり少し潰れた形になった最下段は顔の半分くらい海に浸かっている。

太一「早く!ごぽぉ」



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ロビンは左ひざに力を入れて右足をトモオの背中に乗せる。そして一気に立ち上がる!

と・・・思ったら左ひざが濡れたトモオの背中でグリンッと滑る。



トモオ「背中痛ってぇー」



バッシャーン!



勢いよく全員が転ぶ。



ロビン「痛ってぇーー」

浅い海に落ちたロビンの手のひらに何か刺さった。

ごつごつしたサンゴのかけらだ。どこかで見たことある。さっきイッタンが投げたやつだ!



ロビン「ポジションが悪いわ。(運動神経の悪い)俺が一番上っていうのが良くないんだよ」

トモオ「じゃあ。もう一回ジャンケンだ」



ジャンケンポン



勝ったイッタンは再度一番下を選んだ。

次に勝ったトモオは「じゃぁ2段目」

最後に勝ったロビンは「じゃ。一番上!」

って、結局さっきといっしょじゃん!!



早速、組み体操に取り掛かる4人。先ほどの経験があるからか、2段目までは順調に組みあがる。

トモオ「分かった。こうするんだわ。」

といって、2段目で四つん這いになったトモオが腰を反らす。

ロビンはさっきと同じようにイッタンに右足をかけて、左ひざをトモオの背中に乗せる。

今回のトモオの安定感はバツグンだ。

いける!いけるぞ!!



太一「早く。ごぽぉ」

イッタン「溺れるー」



一気に立ち上がるロビン。

た、立てた!!

3段目で両手を大きく突き上げる。



やった!やったぞー!!みんな!!




太一「早く。ごぽぉ」

イッタン「溺れるー」



あれ?下のみんなはロビン立ち上がったことに気がついていない?



イッタン「だめだー」



バシャーン!



4人は再び海に倒れこむ。



ロビン「うぉー!立てたぞー」

太一「ウソつけよ」







信じない太一を納得させるには十分すぎる写真をエッチャンが撮影していてくれました。
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3月6日 17:00


エッチャンの運転、助手席の太一のナビで車が進んでいく。

太一「どこのビーチ行く?」

といいながらカーナビをいじっている。

カーナビに表示される地図にいくつかのビーチの名前が見える。

ロビン「タイガービーチにしよう!」

太一「オッケー。エッチャン次を右ね」



傾きかけた日差しの中、58号線を北上していく。

8年前にみんなと来たときに寄った沖縄そば屋や 泊まったホテルが目に入る。

そのときの思い出話をしながらも車は進んでいく。



ロビン「そろそろ着くんじゃないの?」

エッチャン「多分通り過ぎてると思うんだよね」

ロビン「太一!ちゃんとナビしろよ!!」

太一「はい!!!」

完全に通りすぎてしまったようなので引き返すことに。

エッチャン「ここのあたりでUターンするね」

と言って、右折できそうなところでハンドルを右に切る。と、目の前に"自衛隊駐屯所"の文字。

エッチャン「あー。すごいところ曲がっちゃった」

あわててハンドルを切り、なんとかUターンを済ませる。



カーナビ上では車はタイガービーチ付近に来ている。道からはビーチが見えないので海側へ続く道へ曲がってみる。

エッチャン「こっちかな?」

太一「海無くねぇ?」

あ!看板を発見。"閉鎖中"

うへっ。



あきらめて隣のムーンビーチに目的地を変更する。

ムーンビーチは白い砂浜の広がるホテルムーンビーチのプライベートビーチである。

多分、宿泊客しか入ってはいけないんだろうが、よく分からないので行ってみる。



一番奥の駐車場に車を停めて、男性陣は水着に着替える。

日差しは傾いているが裸でも過ごせそうな気温だ。



ロビン「ビーチこっちだ!」



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ホテル沿いに歩いて行くと見えた!ビーチだ!!

4人は砂浜を走り海に向けて猛ダッシュ!!





バシャーン!!



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全員「冷てぇぇーーー!!」


その後、第2戦目の闘牛があった。

先ほどの牛達よりは体格が良い感じに見える。

第2戦も結局時間切れで 勝敗は会場の拍手で決する。



また地元の方によるエイサーの舞が開始する。

普段見れないものなので、興味はあるが そう何度も見せられてもなぁ。

踊っている方には悪いが、完成度はいまいちである。

トモオ「あれだったらオレでも踊れるんじゃね?」

たしかに・・・。

エイサーに見飽きていると、なにやら目立つ格好をした女性が2名目に入る。

方から札を下げて"ミスマリンブルー"と"ミスグリーン"と書かれている。

今回のイベントで何か紹介されるんだろうなーなどと考えていた。

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それにしても、まだエイサーは続いている。飽きた。

プログラムによると、最後に実際にプロ(?)として活躍している闘牛同士の対決があるらしい。今まで見てきた牛はデビュー前の牛だったので、ぜひとも本物の牛を見たいもんだ。

それを見るためにもエイサーが終わらなければ・・・。

イベント自体の終了時間もそろそろなのでビールを新たに買うのもはばかれる。

エイサーの曲が終わる雰囲気になった!と思ったら再び同じ感じで曲は続いていく。

ロビン「あと5分以上続くようだったら帰ろうか」

とトモオに提案する。

トモオ「そうだねー」

と言ったものの、ロビンはすでにその5分が耐えられなくなってしまって、会場を徘徊する。

お、会場の高いとこに上がれる階段発見!

ロビンは階段を登り、会場を上から眺める。会場の周囲をぐるりと一周できる通路に出る。

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そこを歩いているとエイサーが終了する。

ロビン「お。終わったんだ。次は闘牛か。みんなのところに戻るか」

などと思っていると ロッキーのテーマソングが流れる。

司会者の紹介で牛が勢いよく出てくる。

会場の上から見ても、牛の大きさが伝わってくる。先ほどとは違うアングルで牛を見れるのは新鮮なきがする。

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続いて司会者の紹介でもう1頭の牛も出てくる。

先ほどと同じように、2頭目の登場と同時に試合が始まる。

お。これは早めにみんなのところに戻って、間近で見たい!!

ロビンは早足で階段を降りる。牛が闘っているところをチラっと見ると・・・およよ?片方の牛が逃げ惑っている。

最初に闘牛の説明を受けたときに「勝敗は片方が逃げ出したら決まる」と聞いた。

今、まさにそのシーンを目撃しているわけだ。

最後の1戦はプロの闘牛同士の戦いと聞いていたのに、一瞬で決着がついてしまった。長いエイサーを耐えて見ていたのに・・・。

牛の手綱を引いている人がイベントの盛り上がりのことを考慮してか 逃げ惑う牛の手綱を引き 再度闘わせようとしているが、一度失った牛の戦意が 再度奮われることはなかった。

結局司会者の合図で試合は終了。

司会者「それでは以上で本日のエイサーx闘牛夢のコラボを終了いたします。みなさまありがとうございました。」

その言葉の後に、会場に来ていた客たちは出口へと流れていく。

ロビンらもその流れに乗って会場の外にでる。



ドームの外は相変わらず強い日差しで照らされている。

みんなでエイサーと闘牛の感想を述べながら駐車場に戻る。



さて。この後どうするか?

太一「せっかく天気いいからどこか海入りたい!」

ロビン「よし乗った!!海行こう!!」

そういって、エッチャンの運転で車は走り出す。







あれ?"ミススカイブルー"と"ミスグリーン"は何のために来ていたのか?
3月6日 15:30

司会者「最初は獅子舞が登場します。会場で舞ったあと、みなさまのお席を回りますので一緒に写真を撮ったりできますよ」

司会者に紹介された後、獅子舞が会場に出てくる。

沖縄の独特な雰囲気を持つ獅子舞が激しく動物的な動きを披露する。

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その後、地元の高校生くらいの男女がエイサーを舞う。エイサーとは、沖縄県でお盆の時期に踊られる伝統芸能だ。現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するための舞いだといわれている。

男子は太鼓をたたきながら踊り、女子は特有のステップで舞う。

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トモオ「牛まだかよー」

などと言っていると、エイサーは終わり「それでは いよいよ闘牛の開始です」と司会者の声。

闘牛といえばスペインの赤い幕を持った人が牛と戦うものですが、沖縄の闘牛は牛と牛が戦います。

最初に出てきた牛は・・・あれ?

完成度の低い文化祭で出てきそうな、ダンボールで作られた牛の衣装を着た人間・・・。それが2体。

ロビン「まじでか?これで金を取ろうってわけじゃないだろうな!!」

司会者「ずいぶん弱そうな牛が出てきましたね。でもみなさん安心してください。後ほど本物の牛がでてきますから。この手作りの牛を使って、闘牛の楽しみ方を説明します。」

ロビン「おぉ。よかった。」



貧相なダンボール製の牛2頭はお互いの角を相手の顔に突き刺すような動きをしている。

司会者「これは、"ツキワリ"と言って角を相手の額や眉間に突き刺す技です。ボクシングでいうところのジャブになります」

トモオ「ジャブって。角を刺すって必殺技じゃん!」



続いて角同士を引っ掛けて相手の首を曲げようとする動きをする牛たち。

司会者「これは"カケ"といい、相手の角を引っ掛けて首をひねる技です。プロレス技のヘッドロックのようなものです」



司会者「最後は"腹取り"といい、角を相手のわき腹に突き刺します。これが入るとほぼ勝負が決まります。勝負の判定方法ですが、相手の牛が戦意喪失して逃げ出したら終わり。通常、沖縄の闘牛は勝敗が着くまで時間はエンドレスで行います。」



ほほぉ。説明用の牛は貧相だが分かりやすい説明だった。ただ、角を額に突き刺すのがジャブ扱いなのが気になる。



ダンボールの牛は説明が終わると舞台裏に引っ込んでいった。



司会者「それでは闘牛の開始です。」の声と共にロッキーのテーマ曲が流れる。

闘牛といえばスペインの赤い幕を持った人が牛と戦うものですが、沖縄の闘牛は牛と牛が戦います。



最初に牛が1頭出てくる。解説者によると、まだ子供で闘牛デビュー前らしい。

解説者「この牛はまだ子供で400kg程度ですかね」

400kgで子供!?すげーな。



そして2頭目が出てくる・・・と同時に試合開始。なんかゴングみたいなものを期待していたのでびっくりした。

先ほど説明を受けた"ツキワリ"を多様する2頭。巨大な牛が勢いよく頭を合わせるシーンは大迫力である。

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思わず興奮する。

あ。ビール飲み終わっちゃった。

会場いっぱいに使った2頭の戦いは10分ほど経過したところでストップさせられた。

司会者「今日はイベントということで、途中で試合を止めさせていただきました。勝敗は、会場の皆様に決めていただきます。赤い手綱を引かれていた牛が勝ったと思う人は拍手をお願いします。」

パチパチパチ。会場から拍手が起きる。

司会者「それでは白が勝ったと思う人は拍手をお願いします。」

パチパチパチ。再び拍手が起きる。しかし、その拍手の大きさは明らかに少なかった。

司会者「それでは判定の結果赤の勝利!!」

うぉぉぉぉおお!!

司会者「続きまして、再びエイサーをごらんいただきます」

えぇぇぇえええ!(もうエイサー飽きた)


3月6日 14:45

強烈な臭いに徐々に慣れながらドームの周りを散策する。

イベント開始は15時からなので少々時間はある。

天気は非常に良くて汗ばむぐらいだ。

長袖を着ているイッタンを見て

太一「イッタン長袖とかありえねー!」

しかし、季節は3月上旬。長袖Tシャツだけで外を歩けるのも奇跡である。



"闘牛の里"と書かれた大きな石の前で記念撮影。

ロビン「牛っぽい顔してー!」パシャリ

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イベントの開始時間が近いので、早速ドームの中に入ることにした。

入り口で入場料1500円を支払う。

ドームへと続く緩やかな階段をみんなで登ると、すり鉢状の会場が見える。

ドームの周囲ではたくさんの出店でにぎわっている。

ドームの中心には巨大な体を持った牛が、来場している客と写真を撮っている。

太一「でっけぇ!」

ロビン「俺らも牛と撮影しようよ!」

みんなで会場の中心に向かう。闘牛と写真を撮るために長蛇の列ができている。それにしても欧米人が多い。

イベントを盛り上げるためか、牛の角をかぶった人や牛の着ぐるみを着た子もいる。

太一「ロビン。あの子かわいくない?」

牛の着ぐるみの子を指して太一が言う。

ロビン「本当だ!かわいい!嫁にしたい!」

そう言ってその子と写真を撮ってもらおうとしたら・・・なんか余計な人たちも入ってきたが、まぁ思い出ってことでOK。

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次々と写真撮影をされる闘牛君。時折、興奮して暴れだす「ブモォー!!ブモォォー!!」ヒズメで土を掻き、頭を振る。近くにいた係員(?)が数人がかりで あわてて手綱や角を引く。そして一人は牛のお尻をブラシのようなもので撫でる。そうすると、牛の興奮も幾分収まる。

係員「ささ。今のうちに写真撮ってください。」というが、あの暴れた姿を見たら近寄るのもはばかれる。

長い列を並び、ついに俺らも牛さんと一緒に写真を撮る順番が回ってきた。

牛はまだ興奮しているのか、すごい量のよだれを垂らしている。

ロビン、えっちゃんそして牛の組み合わせでパシャリ。

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そして、太一、トモオ、イッタンの組み合わせで・・・写真を撮ろうとしたその瞬間!!

牛が暴れだした・・・わけではなく、牛がいきなりオシッコをしだした。

ジョボジョボジョボーー。

半端無い量である。俺らはびっくりしたが、係員は「はい。並んでください。撮りますよー」と落ち着いている。

ジョボジョボジョボー。まだ出てる。

太一、トモオ、イッタンはオシッコをしている最中の牛と一緒に撮影。



さらには「ちょっとその角を貸してください」と言い牛の角を借りてははしゃぐ一行。

ろびんの旅行記





巨大な牛を見た5人は

ロビン「まずはビールじゃね↑?」

ということで、ビールを飲むことにした。

出店を見渡してもビールを売っているのは1箇所だった。

"オリオン麦絞り"。これはビールではなく発泡酒。本当は"オリオンビール"を飲みたかったが致し方なく麦絞りを購入する。300円。

別に腹は減っていなかったが、イベント的な盛り上がりを見せる会場の雰囲気に飲まれて、何か食べてみたくなる。

ロビン「ブラジル風コロッケ?ん?沖縄っぽいのがいいんだけど」
といいながら、あまりに魅力的なコロッケの誘惑に負けて ブラジル風コロッケも購入。





司会者「それでは皆様お待たせしました。ただいまより、エイサーと闘牛の夢のコラボ!開催します!!」



会場「おぉぉぉぉぉーーー!!」



イッタン「ロビン。エイサーって何?最近流行の3Dの映画?」

ロビン「それはアバターだよ!!!」