天気予報が幸運な方向に外れて、東京近郊はほとんど積雪も無かった3連休の初日に、息子を連れてつくパーに遊びに行ってきました。多くの方が雪を警戒!?したのか、お客さんも人も少なく“密を避けて”遊ぶことが出来ました。

 

生憎、外コース(80年代バギーコース)では遊べませんでしたが、その分、グランプリコースと初心者コースを満喫してきました。改めてですが、初心者であっても、子供であっても、ラジコンサーキットは楽しい場所だと思いました。

 

冒頭の動画は息子の走りですが、僕のマシンをそのまんま渡して、プロポの設定でモーターの速度(EPA)を50%まで減らして遅くすると同時に、サーボの動作速度も減らず事でハンドル操作が神経質になりすぎないようにしています。

 

コース取りが全然ダメだったり、プロポの操作が荒かったり、上級者の目から見たらダメダメかもしれませんが、本人が楽しそうなので特にうるさいことは言わずに「コースの真ん中を走れ」とだけ伝えています(親からアレコレと小言を言われらた、そんなのは楽しくないと思うので)。

 

ちなみに、バッテリーが充電中で走れない時間には、任天堂Switchをやったり、つくパーの敷地内をフラフラしたり、お菓子を買ってきたり、とかなり自由に過ごしていました。ある意味、僕よりも満喫しているかもしれません。

メカいじりが好きな僕からすると、もう少し「まじめにラジコンに向き合って欲しい」という欲求もありますが、楽しければそれ良しという事で好き勝手にやらせています。

 

一方の父親(僕)の方も、息子のマシンがノートラブルだったこともあって、たっぷりと走らせる事ができました(あ、映像撮るの忘れた!!)。

 

最後に、初心者の息子を連れて行くにあたって、(僕が)唯一留意している事があります。

と言っても簡単なことで、息子が走行中は僕が必ずマーシャルについて、他の方を含めて積極的にマシン拾いをするようにしています。

 

まあ、マシン拾いを積極的にやってくれる人に悪い人はいない、という僕の勝手な経験則に基づく措置なんですが、仮に子供を快く思わない人であっても、親がそうしていれば表立って文句をいう事も無いだろうと思っています。

 

という事で、繰り返しになりますが、つくパーは設備も充実しているので親子ラジコンには楽しい場所でして。

 

次は、天気が良くて外コースが使える日に行こうかなと思います。

おしまい。

ヘッスクレンチ(1.5mm/2.0mm/2.5mm)をMIPの物に買い換えました。
ラジコンの世界では誰もが知っている高級工具で、あのガガ高橋さんも絶賛の工具です。

 

僕は今まではPB Swissの物を愛用してきました。精度の高さと、適度な粘りのある締め付け感が特徴で、一般的な工具の世界ではよく知られたブランドです。

 

ただ、mtc2を始めて以降、PBのレンチだとねじをなめる事が何回か発生ています。特に相手がアルミビスの様な柔らかい素材を締結する際にちょっと不安を感じていました。

 

そんな訳で、何度かMIPの工具を借りる機会があったのですが、僕のPBよりも明らかにカッチリとねじ山に噛みこむので、これは良い物だと思って買い換えました。

 

ただ、“同じ工具なのに何が違うのだろう!?”と思ったので、ちょっと調べてみました。

 

1.MIP工具はエッジがシャープ

工具の先端の写真を撮ってみると、PBのレンチが角を丸める“R処理”がしてあるのに対して、MIPの工具はかなりのシャープエッジです。なので、ねじ山の角にガッチリと食いつくのでしょう。

2.MIP工具はサイズ(2面幅)が大きめ

その上で、2面幅を計ってみました。これは2mmのヘックスなので、規格上は2.0mmになりますが、MIPの2.03mmに対して、PBは1.97mmと0,05mmの差がありました。

つまり、MIPは「きつめ」にねじ山にフィットする様に作られています。

3.そういう訳で、ラジコンには専用の工具のほうが良さそう

という事で、小さな様で大きな違いがMIPとPBにある事がわかりました。

ラジコンの場合には、アルミやチタンや真鍮といった、通常に使われない「柔らかい素材」がねじに使われているので、それに合わせてかなり「きつめ」にフォットするMIP工具の様なものが必要になるのだと納得しました。

 

という事で、ラジコンで使うヘックスレンチはラジコン専用に作られた物の方が相性がよさそうです、というお話です。

 

最後に、アルミねじを使わないのであればPB Swissの方が使いやすいと思います。

MIPは「はめ込み」がきついので、連続してねじを締める際にはちょっと時間が掛かるし、工具の先がシャープな分、取扱い気を使う必要があります(キャップが付属するのは恐らくそういった理由があると思います)。なので、繰り返しですが「どっちの工具が優れているか」という単純な話ではなく「ラジコンの特殊事情に対してはMIPが最適」という事です。

13AWGの配線12AWGの配線

先日書いた、12AWGの配線を13AWGに“細くした”話が思いのほかにクリックを集めています。自分自身も定量的が影響をちゃんと計算していなかったので、これを機会に計算してみました。配線に関する基礎知識として読んでもらえると幸いです。

 

1. AWGとはAmerian Wire Guage (米国ワイヤーゲージ規格)

配線の太さを示す際に、RCの世界ではAWG規格での標記がほとんどです。

 

僕は、ISO規格である断面積[mm2]標記をする業界で育ってきたので、AWG標記されると直感的に太さがわからないのですが、断面積[mm2]標記すると以下のようになります。

AWG12

断面積 3.31[mm2]

AWG13

断面積 2.62[mm2]

AWG12/AWG13

断面積比

 1.26

(126%)

つまり、AWG12の配線を使うと、AWG13の配線を使うよりも26%断面積が大きくなります。

2. 配線抵抗は、断面積に反比例し/長さに比例する

配線抵抗は、断面積に大きさに反比例しますので、AWG12を使う事でAWG13と対比して26%配線抵抗を低下させられます。この26%という数字はかなり大きな数字です。

 

ただ、一方で、配線抵抗は配線の長さに比例しますので、配線を短くしてあげれば配線抵抗も減ります。今回、僕は配線をやり直すに当たって、屈曲性良いAWG13の配線を使う事で、配線の長さは2/3程度に短くなったので、結果からみれば、AWG12の太い配線を使っていた時よりも配線抵抗は若干ですが減る計算になります。

 

なので、今回は性能には妥協していない変更となります。

3. そもそも配線抵抗自体の影響は軽微なもの

 

断面積

配線抵抗

(Ω/km)

10cmの配線の抵抗値

AWG12

 3.31[mm2] 5.21

0.052 [mΩ]

AWG13

2.62[mm2]

6.57

0.066 [mΩ]

AWGの規格表には、1kmの長さ当たりの最大の抵抗値も規定されています。

ただ、上の表のとおり、その数値は微々たる物です。

例えば、LIPOバッテリーの内部抵抗は10~20[mΩ]程度、JMRCA規格のモーターの内部抵抗は、30~50[mΩ]程度(ターン数によって異なる)程度です。これに比べれば、配線抵抗の大きさは1/1000程度なので、その差を気にすることは必要ないでしょう。

 

それ以上に上記の配線抵抗の数字は規格の上限値なので、高級な配線を使っているラジコンの場合にはもっと配線抵抗は小さくなると想定します。


なので、僕程度の実力の人間であれば、差を感じる事は無いと思います。

 

4.安全面での考慮

以上の様に性能面での差が軽微であることが分かったと思いますが、同時に安全面での考慮も必要です。

ラジコンの場合には最大で100Aを超える大電流を流すので、それに伴って配線も発熱します。配線の発熱は、流す電流の二乗に比例しますので特に注意が必要ですが、試算したら以下の数字になりました。

 

10cmの配線に100A流した時の発熱量

AWG12

0.52[W]

AWG13

0.66[W]

0.66W程度と、それなりに無視できない数字が出てきましたが、そもそもラジコンの配線は耐熱温度も200℃と非常に高いので、安全上も問題と判断しました。

5.最後に

という事で、見栄えさえ気にしなれば配線をAWG13にすることは、全然問題ない変更ではないでしょうか。僕自身はこうやって試算をやり直してAWG14のさらに1段細いワイヤーでも良いんじゃないかと思い始めました。

 

ちなみに、ORIONモーターを使っていた時代(=IFMARワールドチャンプと撮った時期)のライアン・メイフィールドのヨコモ YZ-4 SFは、AWG14の配線を使っていました。

 

ちょっと思うところあって、書き殴ります。

2022年02月01日時点で、この記事を書いています。

 

ヨコモから、“1世代前”のYZ-2 CAL3をベースにして、かなり魅力的な価格、かつ、組み立て済みのシャーシが発売になりました。これはかなり興味深く見ています。

 

というのは(かなり長い話になります)...

 

このblogにも触れている通り、年明けから息子をラジコン趣味に巻き込んで、親子でつくパー(つくばRCパーク)に行くようになっています。リニューアルしたつくパーは、上級者の目から見たら賛否両論ありますが、僕のように小学生の子供を持つ親にとってはとても魅力的な場になりました。

 

幸運なことに、つくパーの“元館長”の鈴木さんと話す機会があって、彼が理想とするラジコンサーキットの構想を聞く事が出来て、彼はつくパーを初心者から上級者まで楽しめる施設にしたいという熱い構想を聞く事が出来ました。

 

その会話の中で、僕も

 

「折角、子供を本格的なコースで走る楽しさを味わって欲しいから、TT-02Bじゃなくて、それなりに走るキットが欲しいんだけど適当なキットが無いんですよね。なんで、YZ-2 CAL3.1かB6.3を買おうかと思っているんですよね。」

 

と話しました。
(で、結局、T6.2のスタジアムトラックを買ったのですが...、ヨコモさんゴメンナサイ。)

 

その時、鈴木さんは「そういう脱初心者の機種こそヨコモが出すべきなんですよね!!」と言っていたのですが、今回のYZ-2の組み立て済みシャーシが、その一つの答えなのかな、と感じています(本人に確認したわけでは無いので、真偽は分かりませんが)。

 

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で、ちょっと話がそれますが...

 

ちょうど別の場所で、性能が良くて価格の安いバギーのキットが話題になっています。

ただ、僕はこのキットに買わないだろうと思います。

 

というのは、僕がラジコンで遊ぶにあたって、キットの購入金額は最も安い項目だからです。厳密には計算していませんが、僕が1年間にラジコンに使っている金額を多い順に並べるとこんな感じになります。

  1. サーキットまでの交通費(電車賃、レンタカー代、高速料金、等)
  2. マシンの消耗品(特にタイヤ)やマシンのメンテナンス部品の購入費用
  3. RCサーキットの利用料金
  4. プロポやバッテリー等のRCメカの購入費用
  5. マシン本体(キット)の購入代金

つまり、キットやメカはみたいに一度買ってしまえば2,3年は使い続けることが出来る「ハードウエア」の費用よりも、遊びに行くたびに必要となる「ソフトウエア」の費用の方が多い状況です。特に僕の場合は、公園なんかで遊ぶ「野良ラジ」に全く興味がなく、ラジコンを走らせるのは専らサーキットです。しかも、都内在住で車を持たないので、サーキットに行くためには電車かTimesのカーシェアを使う必要があります。なので、なおさらソフトウエアに費用が必要な状況です。

 

そんなこともあって、キットを買うときには割と奮発して良い物を買うようにしています。さらには、YouTubeなんかでRCレースの映像を見たり、海外のwebサイトで選手のマシンのセッティングを調べたりするのも好きなので、スペンサー・リプキンに憧れてB6.2とT6.2を買ったし、ロナルド・フォルカーに憧れてmtc2を買いました。そう考えるとハードウエアの購入動機も「憧れ」というソフト的な要素が大きく営業しています。
 

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で、話が元に戻りますが、

 

今回のYZ-2の組み立て済みシャーシが戦略的なプライスで発売された事は、ヨコモとしては正しい戦略だと感じました。

 

例え、キットを安い金額で出してそれ自体の収益が悪かったとしても、それを使ってつくパーにより多くの人が来てくれれば入場料という形で、定期的な収益が期待できます。また、つくパーに限らずラジコンをサーキットで遊ぶ楽しさを知ってもらえれば、他のサーキットにも収入が入りますし、それは結果的に消耗品の販売にもつながり、多くの販売店に商品を供給するヨコモというメーカーの立場からはそれも好ましい状況になるはずです。

 

それに加えて、組み立て済みシャーシで出したことも面白いなと感じました。

と言うのは、小学生の息子にキットを作らせてみて、何の経験も無いエントリーユーザーにラジコンのキットを作ること自体がかなりの難易度だという事を再認識しました。なので、ラジコンをサーキットで走らせるという「とっても楽しいソフトウエア」の入り口として、組み立て済みシャーシは絶対にアリな方法だと思います。

 

そう考えていくと、今回のヨコモのあたしい完成車は、タダの安売りで終わらない大きな将来の可能性を秘めていると感じました(僕の勝手な想像ですが)。RCスポーツを愛する人間として、これを機に仲間が増えると楽しいだろうなと思います。

 

なので、後は、つくパーで「初心者向けサーキット走らせ方講座」の様なものがあると完璧かと思います。そんな場があれば、うちの息子もぜひ参加させたいと考えています。

 

そんなことをつらつらと考えていました。

おしまい。

 

放電器での10A放電では良い結果の出た とりおん 4550 LIPO バッテリーをサーキットに持ち込んで実走行しました。

 

比較対象となるSunpadow 5100バッテリー重量が216g。とりおん 4550が165gなので約50gの軽量化と、それに伴う低重心化が実現できます。ただ、それに伴う性能の低下を懸念していたのですが...

 

結果は、とても良い性能でした。

 

スロットルを握った瞬間のパンチは今まで使っていたSunpadow 5100の方が上回りますが、とりおんのバッテリも十分なパンチ力です。

 

恐らく、カーペットバギーの場合には「ヘアピンカーブを立ち上がる時」が一気にスロットルを全開ににするバッテリーに最も厳しい条件と思うのですが、この時にもパワー不足は感じません。

 

以前に購入した とりおん 4200 の場合にはこのシーンで明らかに出遅れがあって、以前のつくパーのレイアウトでの“大ジャンプ”を飛びきる事が出来ませんでした。でも、4550なら十分に加速がついてきます(レイアウトが異なるので厳密な横比較はできませんが...)。

 

それ以上に、現在のバッテリーから50g軽くなることによって、今まで以上に車体が軽快な動きをするようになって、そこは大きなメリットになると感じました。

現時点では古いバッテリーでのマシン挙動に慣れきっているのでベストタイム(15.5s)では及びませんでした、とりおん 4550 LIPOでも、ベスト-0.2秒(15.7s)が出ているので、今後練習を積んでセッティングも見直せば、ベストタイム更新の大きな武器になりそうです。

 

ただ、改めてですが、かれこれ1年以上使っているSunpadow 5100ですが、つくづく良いバッテリーだと再確認しました。

 

生憎、Sunapadowの方針かGoldのバッテリーはどんどんカタログ落ちしていて、高価なPlatinumか、若干安価なBlueの選択肢しかありませんが、TCのフルサイズのBlueを試した実績ではGoldにほとんど劣らない性能を示していますので、バギー用のショートでもこのBlueバッテリーはお勧めです。