アメリカの自動車メーカーの賃金は非常に高いということで有名です。
BIG3の賃金水準はトヨタの3割増しと言われています。
背景には全米自動車労組の強力な組織力・交渉力があります。
企業側はこの高い賃金水準が自らの製品競争力を失う原因と認識しているのでNAFTAを活用してカナダとメキシコに工場進出している訳です。
又、現在のアメリカの失業率は非常に低く、ほぼ完全雇用の状態です。
これ以上雇用を増やすというのは難しい状況でしょう。
そして、中西部の雇用は最早自動車産業ではなく、医療やサービス産業で活路が開かれた状態であることを忘れてはいけません。
トランプ氏が言っていることは「現実離れ」したstorytellingであり、このままで行くと「失われた4年間」になりそうです。
そして、BIG3は競争力のないアメリカの工場で赤字化し、4年間が過ぎた段階で今度は本当に「失業」が増えることになりはしないでしょうか。