秋になりました。夏の暑い時を過ぎると行ってみたいのが上海です。それはどこかで上海蟹を思いだすからでしょうか。それとも暑い上海がいやで、少し涼しくなっただけで「・・・」と感じるからでしょうか。
昔、中国に入るときは、香港経由でした。それも啓徳空港。窓の外に手を伸ばせば洗濯物が手にとれそうな飛行機の着陸。すべてを見透かされているような、らせん階段を上ってパスポートチエック、いやな感じ。
それでも香港トランジットは、今のように中国の各都市へdirect便が飛ぶまでは普通だった。上海はその頃、虹橋空港だった。その頃ですら、VWやGM社員の家族は上海に入っていた。たくましい奥様たちだった。一種の特命を帯びていたのかも知れない。
今の浦東(pu-tong)ではなく、浦西(pu-sie)が私にとっての上海で、特に今の上海音楽大学あたりの雰囲気は誰にも教えたくない。魔都といわれた上海が残っている。あまり人に紹介したくない。それほどのところだ。
中国にはいろいろな顔がある。ここは独特だ。これからもここを愛していきたい。慣れ親しんだ上海。観光ではなくなんでもない(ように見える)この街を守っていきたい。昔の中国がここに残っている。上海の季節です。