ゴミ箱 -19ページ目

ゴミ箱

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「何だってボクがアリエッタと一緒に仕事をしなきゃいけないのさ・・・。」
ヴァンはそう言ったボクに“アリエッタはお前を嫌っている訳ではないのだぞ。”って言ってきたけど、それは絶対に間違っていると思う。
今だってアリエッタに任務の話をしようと声をかけただけでビクつかれてるし。
思わず本音が口から出た。
本人を目の前に。
「・・・シンクはアリエッタとは嫌・・・ですか?」
「ボクは別に、足手まといにさえならないんだったら何でもいいよ。」
「・・・・・・そう・・・ですか。」
ほんとは嘘。
アリエッタと本当は一緒にいたい。
けど、あんたはイオンしか見てないから。
ボクじゃダメだから、ついついきつめに言ってしまう・・・裏腹な言葉。
「まぁ、そういうことだから時間・・・遅れないように来なよ。」
「はい・・・です。」
遅れないように・・・と呪文のように呟きながら背を向け遠ざかっていく姿を見送りながら、何だかボクはおかしくなってきて・・・笑った。
「アリエッタ!もし遅れたら置いていくからね。」
「遅れません・・・です!」
キッとした目を向けてボクを見る。
「楽しみにしておくよ。」
結局ボクは次の日に待ち合わせ場所で10分待たされることになりのだけれど。

怖がりたくて怖がってるんじゃないんだよ

(あれ、シンク・・・先に行ったんじゃなかった・・・ですか?)
(何?先に行ってて欲しかったわけ?)
(ううん、嬉しい、です。)
(何それ訳わかんない。)
(分からなくてもいい、です。でもうれしい。)

(ふーん。)

アリエッタ(以下ア)「あ…。」
シンク(以下シ)「どうかしたの?」
ア「今、思ったです。始めの第一歩って、その人の歩幅によって違う…です。」
シ「そんなこと考えてたの?」
ア「…でも、シンク…アリエッタの隣…いるです。」
シ「何、置いていかれたかったわけ?」
ア「違う…嬉しい…。」
シ「良くわかんないや。」
「シンクはアリエッタのこと嫌い?」
アリエッタはお気に入りのぬいぐるみを目から下に押し付け、シンクの様子を伺った。
「別に。」
シンクはそっけなくそう切り返す。
「よかった…です。」
何、それで満足なわけ?とシンクは言わなかった。
どうせいつもの確認なのだから一々気にしていたらきりが無い事を学習している。
「用が無いならもう行くよ、これから任務があるんだ。」
「あ…いってらっしゃい。」
ぬいぐるみを下ろしてアリエッタはシンクの背中に声をかけた。
シンクはそのまま行ってしまったけど、これもいつものことでアリエッタは気にしていなかった。
いつか返事が返って来たらいいな…とは思っているけれど。
してもいいのかな?
やっぱり駄目かな?
いつもしてもらってばかりだから…たまには自分からなんて思って…。
膝に乗ったまでは良かったんだけど…。
やっぱり無理かも…です。
彼は私の事をずっと見てくれてる。
瞳で、無理しなくていいって言ってる。
でも、それじゃ駄目なの。
お願い、どうか私に勇気を下さい。
「アリエッタ?」
冷たくとりつくろっているくせに、声色に優しさがにじんで…。
愛しくて…。
私は彼の唇にキスを落とした。
お母さんって、こんな感じ?


ふわふわと、これが心地よいっていう感覚なんだろうなと思える感情が、胸の奥から沸き上がる。

クスクスと笑えば、今まで頭を撫でてくれていた手はピタリと止まって、そのことが少し残念に思えた。

「ソフィ、起きたの?」

「起きてないから、もっとずっと撫でて欲しいの。」

シェリアは、ふふと笑うと、また私の髪をそっと撫でてくれた。

「お休み、ソフィ。」

「お休み、お母さん。」

「そりゃ、いややなぁ…。」
「「だよ ね/な。」」
リカ、宮坂、佐久間の三人は、食事終了後、一角に集まりお喋りに華を咲かせていた。
三人は時折こうやって集まり、話をする。
「そう言えば、最近の風丸はどうなん?」
「どうって……素敵…です。」
「くっはぁ!かわえぇなぁ。」
「さっ佐久間さんはどうなんですかっ?」
顔を真っ赤にした宮坂は、リカから視線をそらし、佐久間に話題を投げた。
「どうって、鬼道は鬼道だ。」
「あんたが鬼道バカなんは、よー分かった。」
「浦部こそ、一之瀬馬鹿だろ。」
じっとりとした目を佐久間はリカに向けると、あったりまえや~ん!と、ハートを飛ばして隣の宮坂の背をバシバシと叩いた。
「痛い、痛い、痛いよリカ!!」
「宮坂とかどうでもいいが、さすがに可哀想だから止めてやれ。」
佐久間はリカの両手首をがしっと掴み、持ち上げる。
「おーい、宮坂~。」
「リカいる?」
そこにひょっこりと姿を現した二人――風丸と一之瀬が見たものは、涙目の宮坂と、真っ赤な顔をしたリカの手首を持ち上げる佐久間の姿だった。
「「な・に・し・て・る・の・か・な?」」
笑っているのに笑っていない二人を目の前に、佐久間は柄にもなく冷や汗をかく。
「二人とも誤解だ。勘違いして…アッー―――――――――!!!!!!」


「佐久間…何してるんだ(´〇ω〇`)」
「バカップルに巻き込まれた、そしてお前は顔どうした。」
「そうか…。」
「スルー、スルーなのか…………他に……他に何か無いのかよ。」
「あー、鬼道…呼ぼうか?」
(佐久間、泣)


「鬼道ちゃん、佐久間呼んでるけど。」
「はるなが先だ。」
「……………(お兄ちゃんは来なくていいよ。ニッコリ。とか言われてたよな)。」

「アツヤ~!」
「はるや~!」
「ふどう~!」
士郎、ヒロト、鬼道の三人は、一緒に話している三人を見つけるなり駆け出した。
「「「げっ。」」」
三人が猛スピードでこちらに走ってくるのに気がついた三人は、半歩身を引く。
「アツヤ~!!」
両腕を広げた士郎は、がばあとアツヤに抱きつく。
顔を真っ赤にしながらアツヤはその背に手を触れさせる。
「はるや~~~~~!」
ヒロトは士郎と違い、優しく抱きつき………バーンの尻を撫でまわした。
ビシッと固まってしまったバーンは、意識を取り戻すと暴れ始める。
「可愛いよ、可愛いよはるや!」
バーンの猛攻を爽やかな笑顔でヒロトはかわし続けた。
「ふど…バキィ!!!
鬼道も二人と同じようにしようとしたが、一歩及ばず、抱きつく前に殴り飛ばされた。
地面に這いつくばった鬼道は、口元を押さえながら親指を立てる。
「いい…パンチだ。」
「!こっの…………ド変態がぁあ!!」

「あっ、見てください。変態トリオがまた何か…………あれ?真っ暗で何も見えないですよ、風丸さん??」
風丸は宮坂の目に手で蓋をすると、その光景を見なかったことにして、しっぷうダッシュで素早く通り抜けた。

「ほあた★★★★」
魔法のステッキを持った佐久間は、軽快なステップで不動に近付き、ステッキを振った。
ボムッと音を立て、辺りはピンクの煙りに包まれる。
「げほ、ごほ。」
煙が引いた先にいたのは、何とも可愛らしい耳と尻尾の付いた『あきにゃん』だった。

「言うべきことはそれだけか………。」
佐久間の胸ぐらを掴み、不動は勢い良く揺さぶる。
すると俯いていた佐久間は顔を上げ、やけにキリッとした顔でこう宣った。
「期待してたのと違った。」
だからもう一度やらせろ…と。
「誰がやらせるかぁ!!!」
ぶんっと佐久間からステッキを奪い、不動は怒りに任せてへし折ろうとした。
しかし、その手は何者かによって、やんわりと止められる。
「折ったりして戻れなくなったらどうするの?」
「グラン………。」
「これ、佐久間君がこれ以上イタズラしないように持っておくよ。」
きゅっとヒロトはステッキを持ち、返事も待たずに出ていった。


「さ~て、あとはバーンを見つけるだけだね。」
「何してるの?」
浮かれて鼻唄を歌うという若干気味の悪い行動をとっているヒロトに、臆すことなく話し掛けたのは、吹雪士郎だった。
「やぁ!今バーンに素敵な魔法をかけてあげようと思って捜していたところなんだよ。」
「へぇぇっ、そうなんだ~。」
流石の士郎も引きぎみである。
「あ、信じてないね…。まぁ、見てるといいよ。丁度前から獲物が接近してきてることだし。」
運が良いのか悪いのか、ガゼルと共に向かってくるバーンに、ヒロトはステッキを向けた。
「ほあたあああっ!!」
「何だか凄い掛け声だね!!」
ぼわんと辺りは黄色い煙がに包まれる。
「こほこほ…」
「げほっ、ごほぉっ!!」
だんだんと引いてきた煙の奥には、何ら変わりないガゼルがいた。
「変わらないよ?」
「そりゃ、ガゼルにはね。でも、バーンには大成功だよ。」
ガゼルに続いて現れたのは、小学生低学年位のバーンだった。
「はるや~~~~~!」
ヒロトはステッキを放り投げると、小さなバーンを抱え上げ、頬っぺたと頬をすり合わせ、ぐりぐりとした。
ヒロトの投げたステッキは、そのまま士郎の手に渡る。
「…………。」
士郎は半眼でステッキを見つめ、アツヤが待っている家へと持って帰ることにした。

「て、訳なんだよ。」
事のあらましをアツヤに説明すると、アツヤはステッキに向かって合掌した。
「何してるの?」
「二人を元に戻して下さいって祈ってる。」
「アツヤが戻してあげればいいのに…。」
「俺が『ほあたっ♪』って?」
アツヤは、げんなりとした顔を士郎に向けた。
「うん。」
無駄にキリリとした顔で言う士郎に少し苛立ったアツヤは、ステッキを持ち上げると、士郎に向けて「ほあたっ!」と呪文を唱えた。
辺りに水色の煙が広がる。
「げほっ、いきなり何するのさって、うわああっ!!」
士郎は自分の格好に気が付くと、顔を真っ青にした。
「マジョッコシロー、あきにゃんとはるやたんを助けに行くの巻。その魔法は二人を助けるまで解けない使用になってるから、宜しくなっ!」
どこぞの『俺だよ★』よろしくのウィンクをアツヤはぶちかますと、そそくさと部屋を出ていった。
このステッキで二人を戻すのは良しとしよう。
さて、僕が戻った後、アツヤにはナニしてもらおうかな……。
フフフと怪しげな笑みを浮かべながら、士郎はマジョッコスタイルという実に変態的な格好で、目標に向けて歩き始めた。




オチが行方不明になった結果。
変態トリオの鬼道さんには、今回お休みしていただいた。
しかし、あきにゃんの元には変態鬼道がいるから大丈夫。
毎度のことだが、意味はない!!

眠いなぁ、そんなとき、アツヤの上ならほっとするかも。
「痛い重い痛い重い…いったたたあっ!明らかに上の意味が間違ってる!背骨!背骨がっ!」
アツヤは、背中に士郎を乗せた状態で悶絶した。
まさか膝枕をすることを拒否したことで、こんなことになるとは思わなかった。
「え~?アツヤが膝枕をしてくれないから、これならいいかなぁ?って…。」
「これの何処に膝枕よりいい要素があるって言うんだ!目線の高さか!?」
「あああっ、アツヤが痛みのせいで言ってることがめちゃくちゃだよぉ。」
士郎はアツヤの頭を優しく撫でる。
「うっ、分かった、膝枕するから上から…上から………オリテクダサイ。」
「わ~い!」
士郎が意気揚々とアツヤの上からどくと、汗を流しながらアツヤはその場に崩れた。
「僕よりアツヤの方が膝枕要りそうだね…。」
誰のせいだ、誰の…アツヤはそう思ったが、返事をするのも面倒で、持ち上げられる頭をそのままに、目を閉じた。

「わ~、見てください!可愛いですよ。」
「本当だな。」
キャラバンの中には、アツヤと士郎がすやすやと眠っている姿があった。

誰の声も聞かずに、振り返りもせずに、ただただ走り抜けてきた。
誰に何を言われようと、俺は俺だと、他なんて知ったこっちゃない、勝てればいいと信じた。
誰かの悲しそうな顔や、憎しみの声なんて気にしなかった。
勝った奴、認められた奴が正義だから。
それが何物にも変えられない真実だと信じた。
そんな俺に手を伸ばした奴等がいた。
嫌われても仕方ない、憎まれても仕方ないと自分でも納得して生きてきたのに。
俺の心の壁なんて何でもないような顔して飛び越えて、手を掴んできた。
正面からぶつかって、一緒に雨に打たれて、訳も分からずに心は喜びの音を奏でた。
まだ先に何があるかなんて分からないけど、ここで何もかも諦めて、自分に納得して生きる道決めることなんて許されないんだと知った。
振り払いたくても振り払いきれないこの手が、俺を未知の未来へと引っ張りだす。