ルルライ | ゴミ箱

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ライは資料から顔をあげるとゼロを見た。
「無理してるんじゃないか?」
見た感想を呟いた。
その呟きを聞き取ったゼロは、パソコンの画面から目を離すとライを見つめ返した。
「そういうお前こそ…といった所だが?」
きっと仮面をしていなかったら、口元だけ吊り上げた笑い顔をしていただろうゼロがそう返事を返した。
「無理なんてしていない。…あ……言い忘れていたと思うが…いや、何でも無い。」
反射で口にしそうになった言葉をライはどうにか押し止め、視線を資料に戻した。
「ライ、そういう言い方は相手にとって酷く気になると分かっているだろう?」
「だから何でも無い。」
さぁ、これから口論が始まるぞ…という所で、これまで大人しくソファーにねっころがり、チーズ君と戯れていたC.C.が急に声をあげた。
「腹が減った…ピザが欲しい。」
それを聞いたライは、買ってこいと言われる前に「買ってくる。」と言って出て行った。
「C.C.…。」
ゼロがC.C.を睨み付ける。
それでもC.C.は涼しい顔をしてピザが来るのを待った。
温かなピザを持ってライが指令室に戻って来た時には、もうゼロはいなかった。
「不機嫌だったぞ。」
C.C.がピザを受け取りながらそう言った。
ライは溜息をつくと、ゼロを捜すために指令室から出た。
「ゼロならもう帰ったぞ。」
閉まるドアの向こうからC.C.の声がする。
とりあえずライは学園に戻る事にした。
やはり、あそこで言葉を切ったのは失敗だった。
クラブハウスにあるルルーシュの部屋の前でライは深く深呼吸して、ドアをノックした。
「入れ。」
不機嫌な声。
ライは気を重たくしながらも足を踏み入れた。
「何の用だ。」
腕と足を組んで、おまけに眉間にシワまで寄せたルルーシュの前までライは行くと口を開いた。
「さっき言いかけた事なんだけど…。」
しどろもどろになりながらライは続ける。
「僕はルルーシュが僕をいらないと言うまで、ずっとついて行くつもりだから。その…だから…あれ?ルルーシュ?」
いつの間にかルルーシュは立ち上がり、俯いていた。
軽く肩を震わせている。
慌てたライはルルーシュに駆け寄り、顔を覗き込む。
「ルルー…。」
「俺は、ライを要らないなんて言わないし、思わない。俺はライが居なくなるんじゃないかって…いつも不安になる。」
ポタリ…ポタリ…と紫の色をした宝石から雫が溢れ落ちる。
ライはルルーシュの肩を掴み、目線を自分と無理矢理合わせると言った。
「聞いて、ルルーシュ。二度は言わない。…僕は一生君についていくつもりなんだ、だから安心して。勝手にいなくなったりなんかしないから。」
にっこり笑ったライは指先でルルーシュの涙を拭うと、少し離れてその場にひざまづいた。
「自分は、ルルーシュと共にある事を誓います。」
それを聞いたルルーシュが、ここに来て初めて心からの笑みを浮かべた。