「ライ。」
「何?」
ライは隣に座るスザクを見た。
「せっかく二人きりなのに…読書。我が儘言ってるのは分かるけど、少し位構って欲しいんだけど。」
先程から本ばかり読んでいるライにスザクは言った。
「本を読み終わるまで待つって言ったじゃないか…。」
「…それはそうだけど。まだ結構ページあるし…それにさっきからページを行ったり来たりしてるよ。」
スザクは腹黒い笑みを浮かべている。
「頭に入らないから。」
「本当に?」
さらりと髪をすくとライがそっぽを向いた。
「嘘だよね?」
「……………そう。嘘、もう止めた!」
そう吐き捨てると勢いよく本を閉じ、本を片付けスザクに向き直る。
「約束どうり今日は…き…騎乗で…や…る…。」
ライは顔を真っ赤にしながらスザクの耳元で囁いた。
それを聞いてライの胴に腕を回す。
「ありがと。」
スザクはライにそっと口付けた。