今何処に居ますか?会いたいです。声を聞きたいです。触れたいです。
けれど、それはどうして叶わないのですか?今お兄様が居ないのは何故なのですか?
いらないんです。お兄様以外何も要らないのに、どうして必要なお兄様が居ないのですか?
スザクさんでは駄目なのです。お兄様がいい。
スザクさんはお兄様の代わりになんてならないんです。
どうして分かって下さらないんですか?分かって下さい。知って下さい。
好きです。愛しているんです。不安なのです。欲しいんです。
お兄様が居ないなら、世界など意味は有りません。
お兄様が居ない世界なんて苦しいだけ。もう嫌なんです。
私の光はお兄様だけ。お兄様が居ればそれだけでいい。
だから夢を見ても良いですか?リフレイン、どうやって手に入れたかは教えません。
スザクさんは私を知らなさすぎます。そして、お兄様の事も。
やはり教えましょう。
このリフレイン、お兄様が使わず隠していたんです。知ってましたか?
さようならスザクさん。夢で会えるかもしれませんが、今のスザクさん、さようなら。
今会いに行きます。待っていて下さい、私のたった一人の大切なお兄様。
お兄様のいない世界なんて要らない。私は居たくありません。
私はそっと心を閉じました。
「ナナリー。」
目を開けると、そこにはお兄様がいました。閉じた心の底から溢れ出る幸せ。
「お兄様、会いたかった。」
私は涙を流しました。それを拭ってくれる優しい指先。
「何言ってるんだ、ずっと一緒にいただろう。」
「えぇ、えぇ、もうずっと一緒です。」
「さ、行こうかナナリー。」
手を差し延べてくるお兄様。私はその手をしっかりと握りました。
「はい……スザクさんは居ないのですね。」
「ナナリー、どうかしたのか?」
「いえ。」
スザクさんは居ない。これで、お兄様は私だけのもの。
もう誰にも渡しません。だって、今の私は--目が見えます。自分で立つ事もできます。
お兄様に私以外の人は、もう必要有りません。
「好きです、お兄様。」
私は笑いました。ずっとしたかった、本当に心からの―…。