ミーテッシャとフェレットの話の後
「結局ミーテッシャって何なんですか?」
レイフォンはへとへとになったニーナを腕の中におさめ捕まえると、気になっていた事を尋ねた。
ニーナは頬を染めると、レイフォンから目を逸らす。
「ミーテッシャは…大切な縫いぐるみなんだ…。」
そう歯切れ悪く言ったニーナが可愛くて、レイフォンは捕まえるために抱きしめていた腕の力を強めた。
ニーナの首筋に顔をうめて囁く。
「良かったですね、無事で。」
「本当に。」
首筋に吐息が当たるのをくすぐったそうにしながらニーナは頬をゆるめた。
「……帰りますか?」
「そうだな。」
二人は視線を合わせると笑いあった。
「あらあら、邪魔しちゃ悪いかしら~。」
じたじた暴れるフェレットを押さえ付ける一つの影が、そんな事を呟いたのを二人は知らない。