「博多文福」@新横浜(星なし)

 「ラーメン登龍門2024」1位で1年間の期間限定として新横浜ラーメン博物館に開店したお店。

 「博多一風堂」で幹部を務め、味噌ソムリエの資格を取り、博多でありながら味噌ラーメンに向き合う姿勢は素敵です。

 でも、ぼくには合わなかったみたい。

  
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館B1F
電話:不詳
定休:無休
営業:11時〜21時(20時半LO)
 

 地下1階の入り口から看板が出ていましたが、お店の上にも大きく目立つ1位の看板。

 店に入った時から、味噌の匂いがすごいことになってます。味噌ソムリエの資格をとり「一風堂」出身ながら味噌ラーメンで勝負するだけあるな、とこの時点では感心していました。

 丼も店名入りのオリジナルです。さすがは1年と期間が長いお店。

 

24年8月8日夜の来訪。

 19時でお客はチラホラ。
 
特製淡麗生味噌ラーメン 1350円

 九州の麦味噌、仙台や北海道の味噌。火入れをしていない生味噌を豚骨や鶏ガラに和出汁だしをブレンドしたスープ。悪くないけど、美味しいわけではないなぁ。塩分などの輪郭がはっきりしてない。運んできたお姉さんが底から混ぜ合わせて食べるよう言って置いていくが、味が変わるという話なのに何も変わらない……。そこに味噌があるという話を後から情報としてみたので、混ぜが足りなかったのかも。なにしろ、「鏡花」と違って完飲しなかったから。表面を透明な油が覆っている気はするけど、出汁も味噌も、油もさして印象には残らなかった。
 麺は細麺と平打ち麺の2種類が混ざっていることが評価されていましたが、特別良いとは思わなかった。混ぜることで茹で時間が難しくなり、全体的に伸び気味になっているのかな? これなら「手打ち麺あお井」の機械打ちの麺の方が良かった。
 特製なので4枚乗っているチャーシューは、どれも味が抜けていて美味しくない。極太メンマは特別変わりはない。美味しくもなんともない小さな四角いオレンジ色のものはなんだったのだろう? キクラゲと味玉も普通です。
 ホッコリと言えば聞こえはいいけど、凡百のラーメンでしかない気がしたのは「鏡花」を上回った1位のお店という思い込みがあったからなのかも。
 
たぬき飯 400円

 刻んだチャーシューに天かすの小丼。チャーシューは最初ツナではないかと思うほど旨みがないもの。チャーシューに脂分がないので、天かすを乗せているのかな?
 
 壁に貼られている文章はライターさんが聞き取って書いたものでしょうが、残念ながら「一福」のような接客とは真逆に近い。人は多いけど私語しているだけだし、この前に入っていた「鏡花」のお父さんのように元気よく見送ってくれるわけでもなし。
 リピートする魅力に欠けるお店は早晩閑古鳥が鳴いちゃうんじゃないかな。

 

博多文福 (新横浜ラーメン博物館)ラーメン / 新横浜駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.5