こんにちは。
今回は、かぐや姫のおとぎ話について、かぐや姫から聴いた内容をシェアさせて頂きます。
第1回からの記事をお読みでない場合は、そちらからお読み下さると、かぐや姫と対話することになったきっかけ、背景などもご理解いただきやすいかと思います。
↓第1回記事
もちろん、こちらを初めてご覧になる方でも、今回の記事からお読みくださって頂いて構いません。
その場合は、第1回、第2回と遡ってお読みくだされば、背景などもご理解いただけるかと思います。
今回は、
ジブリ映画『かぐや姫の物語』
の各シーンについて、かぐや姫による解説をシェアいたします。
【かぐや姫との対話】
「」…かぐや姫
- …僕です
---------------
- こんにちは。会話内容をそのまま文字起こししてもいいですか?
「いいですよ(ニッコリ)」
「先日もお話した通り、これ(ジブリ映画『かぐや姫の物語』)は、私の記憶を忠実に再現した作品。
ある一点を除いてだけれど。
それについては、物語が進んだらお話するわ。
おじい様は本当にこのように私のことを拝んでいたのよ。」
おじい様
竹に埋もれてる…
なんとかわいらしい…!
ちっちゃい
- そうなんですね…!
- 最初からこんなお人形さんのように小さい姿で着物を着ていたのですか?
「そうよ。
忠実に再現した作品だと言ったでしょう?」
- へぇ~~(驚き)。
「おばあ様は少しきれいに描かれているわ。
少し若くも見える。」

おじい様とおばあ様
- そうなんですね。『少しきれいに』って、そんなセリフを言っても大丈夫ですか(笑)?
「大丈夫よ。おばあ様ともおじい様ともいつも繋がっているもの。
おじい様の目がくりくりしているでしょう?
実際にこんな感じで、きれいな目をしていたのよ。」

おじい様
- おばあ様のお乳が出るようになった場面が描かれていますが、実際にそうだったのですか?
お乳をあげるおばあ様
「そうよ。不思議だと思うけれど、月の民の祈りの力があれば、それも可能になるわ。」
- ほ~…そうなのですね。
「私を育ててもらうために、父たちがやったことね。」
- 実際の家のつくりや地形なども忠実に再現されているのですか?

のどかなお家
「そこまで細かくは再現されていないわ。
忠実に再現されているのは、場面場面で、私や私と接した方々がどのようなふるまいをしたかということ。」
- 赤ちゃんだったときに、縁側から転げ落ちたシーンがありますが、実際にあったのですか?
「あったわ。痛みは感じなかったから泣かなかったのよ?えらいでしょ?」
- えらいです(笑)
かわいい…

何?
「私が話しかけると、文字起こしに夢中になって、作品に集中できないと思うから、節目節目で話しかけるわね。作品を楽しんで。」
- はい、ありがとうございます。
「丁寧語じゃなくていいわ。もう友だちでしょ?」
- うん。じゃあ…ありがとう。
「うりぼうは、懐いてくれたわ。
すてまる兄ちゃんは、このとき(いのししの突進から助けてくれたこと)だけじゃなくて、いつも助けてくれた。
この歌も、懐かしい。」

うりぼう
- 当時、実際に歌っていたの?
「そう。忠実に再現した作品だって言ったでしょ?」
「歌詞は少し違うけど。現代人に理解しやすい歌詞になってるわ。」
(竹藪の中にある光った竹をおじいさんが割ったら、黄金の粒が大量に出て来た)

黄金(こがね)が…!
「これも実際にあったこと。」
- そうなんだ!
- この黄色いメロンのような実はなに?

もしゃもしゃ
「私の記憶を元に再現しているから、そのままよ。」
- 瓜のようなメロンのような果物だね。結構おいしそう。
(おじいさんが光る竹を割ったら、まるで、水道管が破裂して水が噴き出すかのように、中から何枚もの着物が噴き出してきた。)

なんとしたことか!
「これも実際にあった出来事よ。私は直接見ていないけど、それは確か。」
- 都に引っ越したのも事実?
「そうよ。平安京。」
「すてまる兄ちゃんは、とても頼もしくて、みんなを引っ張ってくれて、子どもたちのリーダーだった。大好きだったなあ…。
すてまる兄ちゃんだけじゃなくて、他の子もみんな大好きだった。
そんなときに、突然、都に行くっておじい様から聞かされたから、みんなとろくにお別れの挨拶もできず、本当に悲しかった。
でも、おじい様を恨んだわけではないけれど。」

大好きだったすてまる兄ちゃん
- そうだったんだ。作品からも、あなたからも、その氣持ちが伝わって来る。
「ありがとう。」
「都に引っ越した直後、すごくはしゃいだのも、描かれているとおりよ。
高貴な身分の着物は、着づらかったわね。
知ってると思うけど、幾重にも重ね着するから、とっても重いのよ。
肩こりしちゃった。」

高貴な身分の着物
- そうなんだ(笑)
「そう(笑)」
「わたしが話しかけると、あなたが作品を楽しめなくなっちゃうわね。」
- そんなことないよ。それに、かぐやの声を伝えた方が、地球のみんなにも、かぐやの想いが伝わると思うから、どんどん話しかけて来て。
「ありがとう。」
- お付きの目の細い女性は、こんな感じの見た目だったの?
「これは少し特徴的に描いているわね。雰囲気は少し似てるわよ。」
「この人は少し苦手だった。わたしの好きにさせてくれないんだもの。」

さがみさん(左)
- 作中の「さがみ」さんだね。
「もちろん、地球にいた当時は(苦手だった)という意味よ。わたしのことを考えて、色々言ってくれてたんだってことが、今はよく分かるわ。」
お勉強?
鳥獣戯画みたいな
- 弦楽器は、一度奏でると、その音が響き続けるから、楽器の中でも高位の楽器?と最近聞いた。
「そうね。そういうことも、これから明らかになっていくわ。」
「おせっかいばばあ」
「当時は、心の中でそう思っていたわ。」
おせっかいばばあ(左)
- さがみさんのことを(笑)?
「そう(笑)。もちろん、今はそんなこと思ってないわよ。」
(なよたけのかぐや姫)
「斎部秋田(いんべのあきた)さんに、その閃きを降ろしたのは月の民。わたしのお父様。」
横顔
おめかし
ぐでんぐでん
「このときは、大人の男のドロドロした欲望が帳(とばり)ごしから感じられて、どこか遠くに逃げ出したい氣持ちだった。夜空に大きな月が出ていて、照らしてくれていたのも、描かれているとおりよ。
山のみんなが恋しくてたまらなかった。だから、駆けて、元いた山に帰った。」
駆けるかぐや姫
「四季があることも知らなかった。このとき初めて知った。」
- 都から元の山までは、結構な距離があったの?
「ん~どうなんだろう。夢中で駆けてたから分からない。
氣付けば、山に帰ってた。」
- そうなんだ。
- そのあと、かぐや姫が氣付くと、元のお屋敷の帳(とばり)の中で目が覚めた場面が描かれているけど、これはどういうことだったの?
「戻された。不思議な力で。お父様たちの手によって。
わたしがお屋敷から駆け出していったことは、なかったことになっているわ。」
「これ(異性からモテていたこと)もお父様たちの力によってよ。わたしの見た目は、多分、今のあなたたちから見ても、端正な顔立ちと感じると思うのだけれど、それ以上に、お父様たちの目に見えない力添えの方が大きいわ。」
- 月の民はそんなことができるんだ。
「会ったこともないのに、一生添い遂げる関係になるなんて、今のあなたたちから見ても、おかしなことだと思うでしょう?
当時のわたしも、そう感じた。殿方と結婚するなんて、考えられなかったから、到底、手に入らないであろう無理難題を5人の求婚してくださった方々にはお伝えしたの。」
- 求婚してきた方は、実際に5人だったの?
「そうよ。このときの話し口調、感情がこもってなくて、事務的でしょう?
とっても、声優さんが、わたしのこのときの心情を表現しているわ。
山ですてまる兄ちゃんたちと一緒にはしゃいでいた頃のわたしの声のトーンと聞き比べてみれば、はっきりと分かるわよ。
わたしの表情もそうだし、声の感じも、とってもよく、当時のわたしの心を表してくれてる。」
「このときのことは、あまり思い出したくないわ。
作品で描かれているとおりよ。ご自分で見つけてこようとせず、策を弄して、偽りの品をお持ちになるから。
そうまでして、会ったこともないわたしと結婚したいのかしらって、このときは、おかしくなって笑っちゃった。」
偽りの品をお持ちになった
- そうなんだ。
「この方も同じ。火ねずみの皮も、偽りの品だった。」
おのれ費用をかけて作成したのに…
「この方の言葉には、少し心を動かされたわ。でも、最終的には、ばあやに止められた。
あなたたちの言い方で言えば、女たらしだったの、この方は。
あとは、ナレーションで言っているとおり。
仏門に入ることが、必ずしも不幸なことではなかったとは思うけれど。」
見た目はシュッとしてます
かぐや姫…!
ばあや
あれれ
「このときは、深く傷ついた。自分を責めたわ。
わたしのせいで、御子(みこ)が死んでしまった。
だから、もうあまり、人とは会いたくなかった。
ただ、静かに暮らしていたかった。」
(燕の子安貝を持ってくるよう依頼された御子は、燕の巣を探索している最中に、転落死してしまったのです。)
(帝(みかど)が後ろから抱きしめて、求婚してきたことから逃れたシーンについて)

帝(みかど)
「このときは、お父様が助けてくれたというより、わたしの月の民としての本来の力が戻ってきていた。
今のあなたたちから見たら、不思議と思える力。」
「わたしが月からやってきたこと。月には帰りたくなかったこと。
遠い昔、月から日本の地に降り立ち、やがてまた月の都に帰った女性(ひと)が、あのわらべうたを聞かせてくれたこと。
すべて、描かれているとおりよ。」

月の都
- あなたが本当に月に帰りたくなかったこと、もっと地球で、日本で暮らしたかったその氣持ちが作品を見ていると伝わってきます。
「作品で描かれていないことがあるけれど、話すと長くなるから、作品を終わりまで見終えたら話すわ。」
- うん、わかった。
「このときは、本当に夢遊病者のように動かされていたわ。自分の意識がなかったわけではないけれど、何か大きなものに動かされるような感じ。」
「ここからは、話すと長くなるけれどいい?」
- うん、大丈夫。
「この作品で描かれていなかった一番大きなことは、帝との関係。
帝とは恋仲になったわ。
ただ、作品の終盤で描かれていたとおり、すてまる兄ちゃんのことも好きだったけれど。
帝は、わたしの帳(とばり)の中に入って来て、後ろから抱きしめて来て、わたしがそれを拒んだ一件以降、無理にわたしに会おうとしたり、宮中の自分の元に呼び寄せたりしようとはして来なかったの。
それからは、距離を置いて、定期的に文(ふみ)を届けてくださるようになった。
あなたたちの言葉で言えば、ラブレターを届けてくださったの。
最初のうちは、わたしはそれを受け取って、目を通すだけだった。
だって、いきなり初対面で、後ろから抱きつかれたりしたら、どんな女性でもびっくりしてしまうでしょう?
あなたがたの価値観でいえば、たとえ初対面の異性であっても、憧れの有名人からいきなり抱きしめられたりしたら話は別、という方もいらっしゃるかもしれないけど、そうでもない限りは、あなたがたの言葉で言えば、(氣持ちが)引くでしょ?
わたしもそういう心境だったから、たとえ帝から文をいただいても、ただ目を通すだけ。
特にわたしからは、何のリアクションも示さなかったわ。
おじいさまは、宮中に対して、いろいろと心配りをしていたようだけれど。
わたしに少し心境の変化があったのは、あの一件以降、帝から、地位や権力や財力を元にした女御(にょうご)になるような求めがなく、わたしへの金品などの贈り物も一切なかったこと。
ただひたすら文を送ってくださったわ。
季節の移り変わりへのご自身の心情とわたしへの熱い胸の内を綴った文や和歌を送ってくださった。
文というものは、時間をかけて練り上げることができるから、その体裁を取り繕うことはできるのだけれど、綴られた言葉からにじみ出る印象や感覚というものは、偽りようがないものなの。
つまり、その人の深い価値観や想いが、文ににじみ出る。
今、あなたの記憶を辿っているけれど、あなたも聞いたことがあるでしょう?
『文章、音楽、工作、料理など人が創作したあらゆるものに、その人の想い、波動が乗る』って。
そういうものがわたしには分かるの。
そして、帝は、あの一件以来、『女御として宮中に参内するように』などのことを一切求めて来なかったし、ただ毎日のように文をわたしに届けるだけ。
その文や歌の内容から、帝の人柄や純粋さを少しずつ感じるようになった。
『今まで、わたしに求婚してきた殿方たちとは違う』と。
あの方(帝)は、それまで、何でも自分の思い通りになってきた。自分が望めば手に入らないものはなかった。
だから、わたしのことも、ご自分が望めばすぐに手に入ると思っていた。
でも、わたしはそれを望まなかった。拒んだ。
きっと帝になってから、初めてのご経験だったのでしょう。
望んだものが手に入らなかったことが。
それから、ご自分のしたことや何故思い通りにならなかったのか、などについて、振り返ったみたいなの。
もしかしたら、(帝が自分の)周りの方に聞いて、忠告してくださった方がいらっしゃったのかもしれない。
帝がわたしにしたこと、わたしがそれを拒絶したことについても、いただいた文の中では触れられていた。
ひとえに『あなたの氣持ちを考えていなかった』という趣旨のお言葉をいただいたの。
もちろん、その言葉だけで、わたしの心境が変化したわけではなかったけれど、日々いただく文章や歌を通じて、あの方の心根のよさを感じるようになった。
それからよ。わたしが帝という一人の男性に関心を抱くようになったのは。
『この方は、普段、どういう生活をしているんだろう?』
『なぜ、ここまで、わたしのことを想ってくださるんだろう?』って。
そんなときに、そのわたしの想いを今度はわたしが文に書いて、帝にお届けしようと思ったの。
綴った内容はこんな感じよ。
『連日、文をお届け下さりありがとうございます。いかがお過ごしですか。
わたしは変わらず、機を織り、植物を愛で育て、みなとつつがなく過ごしております。
帝も山々や草木や鳥、虫たちの鳴き声を聞き、四季の移り変わりに心傾け、その美しさを感じていらっしゃるのですね。
宮中は以前、皇位継承で大変だったと聞いております。
その中で新たな帝となられたあなただからこそ、日々の自然の変化、人々の変化なども敏感に感じていらっしゃるのでしょう。』」

琴を奏でてます
(※かぐやがエネルギー調整に入るため、ここで対話をストップし、後日再開することにしました。当時の記憶にアクセスし、当時の感覚をありありと思い起こしながらその想いを伝えてくれているそうで、それをやると心身やエネルギーの消耗・疲労が大きいようです。
だからこそ、必ず地球のみんなにかぐやの想いを伝えようと思います。)
(※翌日)
「帝に初めて出した文…お手紙の続きね。
『日々のお勤め、政(まつりごと)が滞りなく運ぶことを祈っております。』
帝は大喜びだったみたい。いつも一方通行で手紙を送るだけだったから、突然のわたしからの返事にいてもたってもいられなかったみたいで、すぐにまた帝からの文を頂いたわ。
『初めて文をもらえて、飛び上がらんばかりに喜んでいる。そなたの顔が浮かぶ。
ともに草花や鳥たちを愛で、語らい合える日が来ることを願っている。』
という内容のお手紙だった。
わたしは、その文面からも、帝への信頼感が増したの。
もしも、帝が『すぐにでも会いたい』と言って来たら、丁重にお断りするつもりだったし、今までわたしに求愛してきた殿方と変わらないと感じたでしょう。
でも、帝はそうされなかった。
ご自身の胸の高鳴りは文面に綴られていたけど、その一方で、わたしに会いたい、わたしと一緒になりたいというご自分だけのひとりよがりな欲求は伏せて、わたしへの配慮や心遣いが感じられたから。
わたしの氣持ちを考えてくださっているんだってことが、言葉からだけではなくて、エネルギーとしてその想いが文から感じられた。
だから、わたしは、少しずつだけれど、わたしのことをちゃんと考えてくださる帝のお人柄に惹かれていったの。
帝からは連日、わたしへの想いが募る一方だという内容の文をいただいた。
わたしは、時折、帝への返信の文をしたためてお送りした。
もちろん、帝からの手紙は、わたしへの想いだけでなく、日々、帝が感じたことも綴られていたから、その文面や歌からも、帝の純粋な想いは伝わってきた。
そうして、あなたがたの言葉で言う文通が始まった。
わたしは、そのやりとりの中では、一度も帝にお会いしたいとは書かなかった。
帝もわたしに是非とも会いたいというお言葉は書かなかった。
だから、わたしは安心して文通することができた。
わたしは誰のものにもなりたくなかった。
不思議なのだけれど、物心ついたころから、そういう感覚があった。
もちろん、赤ん坊のころから育てて愛してくださったおじい様、おばあ様には感謝しているわ。
山のおともだちも、みんな大好きだった。
でも、わたしはわたしでありたい。
自由でありたい。
誰かに束縛され、わたしでいる自由を奪われるくらいなら、死んだ方がましだって思ってた。」
- 作品でもそう描かれてたね。
「そう。あれは、あのときのわたしの偽らざる本心よ。
高畑さんが描いてくれた。」
- 監督の高畑勲さん?
「うん。声優さんも、よくあのときのわたしの心境を表現してくれてる。
本当に『かぐや姫の物語』は素晴らしい作品。よくできてる。
…だから、帝がわたしに会うことを強く求めてきたら、わたしは文通を終わらせるつもりでいた。
でも、帝はそうされなかったから、わたしは最期まで、帝との文通を続けたの。
『最期』というのは、わたしが月に帰るときまでということね。
ここまでお話したら、なんとなく分かると思うけれど、帝とは、あの一件以来、一度もお会いしなかったの。」

かぐや
- 帝は、かぐやに「会おう」とか、「宮中に今度来て欲しい」とは言わなかったの?
「そうよ。だから、文通を続けられた。
わたしが帝に会うときは、帝の女御(にょうご)になるということ。
別の言い方をすれば、側室であり、妻になるということ。
今だからよく分かるのだけれど、わたしが帝と一緒になるということは、帝のものになるということ。
それは、わたしがありのままでいられる自由が縛られるということを意味する。
それだけは、絶対に嫌だった。だから、帝の元には死んでもいかないと決めていた。
でも、文のやりとりを通じて、帝のお人柄に惹かれていったのは事実よ。
だから、わたしがわたしであり続けるために、そして、帝と交流を続けるためには、文通が最善の手段であり、それ以外は方法がなかった。」
- そうだったんだね。
- もしも、もしもだよ?
お二人とも、
・月からやって来たかぐや姫と
・帝
という立場ではなかったとしたら、かぐやはお相手の方に会った?
「仮定の話はないけれど、もしそういう状況があれば、お会いしたでしょうね(ニッコリ)。」
- そっか…!
「そう。あのときは、とにかくそういう心境だったから、わたしにとっては最善で、それ以外に無いやり方で、帝とお付き合いしていた。
あなたがたの感覚で言っても、どうかしら?
男女のお付き合いをしている感覚かしら?」
- 文通というかたちではあるけれど、交際していると言っていいと思う。
- かぐやも帝に惹かれ始めていて、想いの強さの差はあれど、お互い惹かれ合ってるから。
「そうね。わたしも、帝とは心が通じ合っている感覚に徐々になっていった。
都に上ってから、初めてかもしれない。
都で出会った方とあんなに感覚が通じ合ったのは。
きっとああいう感覚が、あなたがたのいう”恋”というものなんでしょうね。」
- 心が通じ合っている感覚になると、相手に会いたい、一緒にいたいという氣持ちになってくると思うけど、どうだったの?
「すごく会いたかった。一人の女性として、お慕いした男性の方にお会いしたかった。
でも、会わなかったし、『会いたい』という氣持ちも一言も伝えなかった。
理由は、さっき話した通りよ。」
- そうなんだ…なんか、切ない…
「そういう心の機微というのかしら、微妙な心情をあなたがた多くの日本人は分かってくださるわね。
それが、わたしたち月の民が、あなたがた日本人をパートナーとして選んだ理由の一つでもあるわ。
パートナーというのは、月の目醒め(起動)をともにとり行う共同創造者としてのこと。
このことについては、わたしの父からまたお話があるから、そのとき詳しく聞いてね。」
- 分かった。
「わたしは、帝にお会いしたかったけれど、お会いしなかったし、会いたいとも伝えなかった。
帝も、きっとわたしの何十倍も会いたい氣持ちは強かったでしょうけれど、同じく、無理に会おうとはされなかったし、文からも、わたしへの配慮は随所に感じられた。
わたしのことを大事に想ってくださっているからこそ、わたしの氣持ちを汲んでくださっているのが、ありありと感じられた。
無理に会いたいとは伝えて来なかったし、おじい様やおばあ様の健康のことなども気遣ってくださった。
わたしの氣持ちを大事にしてくださるのが、わたしには何より嬉しかった。
『初めて、都に来てから、本当に心許せる方ができたんだ』って。
作品を見てもらえれば分かるけど、初めて都に来た頃は、見るもの、触れるもの、みんな珍しかったから、はしゃぎまわっていたけど、『あれしろ、これはするな』ばっかり言われて、すぐに心を閉ざしちゃう姿が描かれてるでしょ?
他にも、殿方から立て続けに求婚されたことなど色々なことがあったから、余計に、周囲の方以外には、心を閉ざしてしまった。

帳(とばり)の中
だから、わたしには、都に来てから出会った方の中で、初めて心が通じ合えた方ができたから、それが本当に嬉しかった。
山ですてまる兄ちゃんやみんなと心通い合って、仲良く遊んでいたときの感覚が戻ってきた感じだったの。
『ああ、この感覚懐かしいなあ』って。
そんな形で、帝とは決してお会いしないけれど、文通は3年ほど続きました。」
- 結構長い期間、文通してたんだ。
「それが長いのか短いのかは分からないけれど、あなたがたの感覚からすると長く感じるのかしら。
やがて、わたしも、自分が月からやってきたことを思い出すの。
『【かぐや姫の物語】で描かれていた内容の中で、実際と異なる部分が一つだけある』って、前にあなたにお話したけど、それについては、ここまでで大半お話したわ。
そして、
『わたしが帝に抱きすくめられたときに、月に助けを求めた』
というわたしの作中のセリフも、実際とは少し異なるの。
実際には助けを求めてない。もっと正確に言えば、わたしのそのときの『わたしの居場所はここじゃない。元の山に帰りたい。』という心の叫びのようなものが、月に伝わったという話なの。
そして、そのあと、3年かけて帝と文通をしたので、月からのお迎えはその時点では来る予定はなかったのよ。
では、なぜ作品では、そういう描かれ方をしたかといえば、帝について、あまり触れてほしくなかったというわたしたちの意向があったから。
これは、わたし個人というよりも、月の民のみなの意向。
うーんと、それについては、また別の方(地球人)にメッセージをお伝えするみたいだから、また答え合わせしてみてね。」
- 帝というのは、天皇のこと?
「そう。帝についても、、、と、みんなから口止めされたので、これ以上はこの話は無しね。」
- そっか。どなたか巫女さん、シャーマン、チャネラーさんが既に受け取っているか、これから受け取ることになるってことか。
「そう。もう(メッセージを)降ろしてるみたい。」
- そっか。天皇と月が関係してるの?
「それも、また、別の地球の方にお伝えするみたい。
あなたは何となく感じてるところはあるかもしれないけど。」
- うーん、どうだろう。本当になんとなくな感じだけど、言語化しにくい。
- ”祈り”かな。
「次にいくわね。そのうち分かるみたい。
帝は、本当に心の清らかな方だった。
わたしも月に帰ってから知ったのだけど、歴代の帝は、さまざまな方がいらっしゃった。
その中でも、わたしと文を交わしてくださった帝は、本当にあなたがたの言葉で言えば、名君と言ってもいい方だったんじゃないかと思ってる。
ご自分のことだけでなく、お后様や侍従の方や民たちのことまで考えていらした。
あなたがたもそうだけれど、なんとなく相手の人となりというものは、表情や態度、雰囲氣、立ち居振る舞いなどに滲み出て来ることを感じるでしょう?
わたしも、そういうものを感じ取れたし、今はもっと分かる。
だから、帝が心のきれいな方だというのは分かった。
純粋だったし、いい意味で幼心も感じた。ピュアと言うほうが、あなたがたにはニュアンスが伝わりやすいかもしれない。
自然を愛している方だったし、人のことも信じて疑わない印象を感じた。
わたしと似ていた。だから、わたしも惹かれたんだと思う。
決してお互いに顔を合わせることはなかったけれど、3年も文通が続いたので、心と心が打ち解け合っている感覚は長い期間あった。
だから、その期間、わたしは心は幸せでした。
都から動くことはできなかったから、野山を駆け回ることはできなかったけれど、おじい様、おばあ様がいつもそばにいて、面倒を見て下さるし、心通じた帝から毎日、文をいただけるし。
でも、さきほども言った通り、やがて、月からやってきたことを思い出す日が来るの。
ある晩、いつものように月を眺めていたら、突然、ホロホロと涙が流れて来て
『月に帰らなければ…』
と思うようになった。
なぜかは分からないけれど、自分の故郷は月にあり、月に帰らなければならない。
その時がまさに迫っている。そのことだけは明確に分かるの。
『月が懐かしい』『月が恋しい』
という感覚は無かったわ。
感情はあまり動いていないのに、涙があふれてきて、
『月に帰らなきゃ』
という思いだけが湧いてきた。
そういう感じだったわ。
自分の中にあらかじめ設定しておいたプログラムが突然動き出したかのような、そんな感覚よ。
特に感傷に浸ることもなく、『近いうちに月に帰る必要がある』という感覚がただ湧いて来るだけ。
それだけが確かな感覚としてあるの。分かるの。
だから、月から近いうちにお迎えが来ることも、根拠や理由は何もないけれど、明確に分かった。
それが、自分の逃れられない定めだということも分かったわ。
だから、真っ先に、おじい様とおばあ様にそのことを伝えた。
作品で描かれたシーンのイメージよ。
ありのままを伝えた。
わたしが月からやってきたこと。
そして、もう月に帰らなければならないこと。
期限が来たので、帰らなければならないこと。
この部分は、作品で描かれている内容と異なるわね。」
- 何のために、地球に来たのかは伝えたの?
「伝えたわ。その全てを伝えたわけではないけれど。
わたしが地球に日本に来た理由の一つは、罪滅ぼしのため。
月で犯した禁忌(きんき)のため。
そのために、わたしは日本にやって来た。
同時期に、月の民の他の子は、世界各地に赤ん坊として生まれて来てる。
みんな月で犯した罪を償うため。
それが、わたしたちが地球に生まれてきた目的の一つ。
贖罪(しょくざい)ね。
そのことを二人には伝えた。
二人の様子は、作品で描かれているとおり。驚いていた。
おじい様は、
『信じられないけど、もしそれが本当なら、絶対に月の者には姫を渡さない』
おばあ様は、驚いてはいたけれど、わたしの話を聴いてくれて、受け止めてくれた。
二人の特徴がよく出てた。
わたしも、月に帰らなきゃということは分かってはいたけど、でも、帰りたくない、もっとここにいたいという氣持ちも確かにあった。
だから、作品に描かれていたように、月へお願いもしたわ。
『もっと、ここにいさせて』って。
でも、ダメだった。タイミングというものがあったみたいで、もう期限が迫っていたみたいだった。
それが何なのかは、そのときは分からなかったけれど、期限が迫っていて、それが月にとって重要なことだということは、感覚として腑に落ちていたので、わたしも納得するしかなかった。
日本の地にもっといたかったけれど。」
- 帝には、月に帰ることは伝えたの?
「伝えたわ。
とても、びっくりしていた。
『本当にそのようなことがあるのか。信じられない。』と。
でも、繰り返しわたしは手紙でそのことを伝えた。
帝から事の真相を確かめるよう遣い(つかい)の方が、わたしの元にいらしたくらいよ。
それくらい信じられなかったことだったみたい。
使者の方にも、お手紙で伝えたことと同じことをお話した。
だから、帝も信じるようになって、対策を取るようになった。
武力で月からのお迎えを阻止しよう、と。
わたしのお屋敷の警護が厳重になって、柵も設けられたわ。
わたしのお屋敷からの出入りも制限された。」
- 「月に帰らなければいけないけど、本当はもっとここにいたい」って氣持ちは帝に伝えたの?
「伝えたわ。何も隠し事することはないから、わたしの率直な氣持ちを帝にもお伝えしたわ。
『もっとここで暮らしたい。でも、近いうちに月に帰らなければいけない。』って。
それもあって、帝はたくさんの手だてを講じてくださった。
でも、それが徒労に終わることもわたしには分かっていた。
そのことを伝えたとて、帝は、わたしをおいそれと月に渡そうとはしないでしょう。
それならばと思って、『月からのお迎えに対しては、どんな対策も無効です』ということだけはお伝えしなかった。
それでよかったと今でも思ってる。
帝の想いも充分伝わったし、帝の想いも果たしてあげたかった。
そこから先は、作品で描かれているとおりよ。」

月からのお迎え
- 帝は月からお迎えが来たときは、宮中にいたの?それとも、かぐやのお屋敷の近くまで来ていたの?
「宮中にはいらっしゃらなかったみたい。
月から迎えが来るということが、いよいよ本当らしいぞと分かってからは、ちょくちょく屋敷の外まで様子を見に来てくださっていたみたい。
でも、決してわたしに会おうとしたり、わたしの姿を一目だけでも見ようとしたりはしなかった。
そういうところも、わたしが帝に惹かれた理由の一つよ。
わたしの氣持ち…『決して帝にはお会いしない』という想いをどこまでも汲んで、そのとおりにしてくださった。
本当に高貴でありながら、心根の清らかな方。」
「あとは、あなたの質問に答えるわ。」
- 作品で描かれているとおり、月からのお迎えが来て、かぐやは地球での記憶が消されてしまったの?

かぐや姫のふるさとの月の民
「そうよ。のちに、記憶を取り戻すことになるのだけれど、それは、もう少し先のお話。」
かぐや姫…
- 記憶を思い出したときに、日本が恋しくなったりはしなかった?
「もちろん、そういう氣持ちはあったわよ。
ただ、月の民としての意識になっているから、地球にいた頃ほどには、感情が揺れることはなかった。
記憶が戻ったときには、すでに地球は何百年も経っていたことも同時に理解できたから、一緒に過ごしたみんなは生きていないけれど、
『日本が懐かしいな』
『野山は変わりないかな』
『また行きたいな』
という感覚は湧いてきたし、それは今も変わりないわ。」

地球…
- そうなんだね。
「今日は、これくらいにしましょうか。またお話しましょう。」
- 長い時間、お話してくれてありがとう。
「こちらこそ、書き留めてくれてありがとう。またね!」
- また!
---------------
以上になります。
--- どのようにお感じになられましたでしょうか?
今回、かぐや姫から聴いたのは、当時の彼女の心情になります。
この地球で
この日本で
かぐや姫が何を感じ、どのような想いで、一日一日を生きて来たか。
それが、少しでも、あなたに伝われば嬉しいです。
月の民によって、伏せられたお話もありました。
主に、帝(天皇)のことに関して。
このことに関しても、どなたかに既にメッセージが降りているとのことでしたので、もしかしたら、こちらをご覧の方の中には、
「もしかして、この人が発信してる内容が、それなんじゃない?」
と思い当たる方もいらっしゃるかもしれませんし、僕も答え合わせをしていこうと思います。
今後も引き続き、月に関することをお伝えさせて頂きますので、よろしければご覧くださればと思います。
なお、映画『かぐや姫の物語』については、2026年6月時点で、サブスクの動画配信サービスでは配信されていないため、視聴する手段は、
・TSUTAYAなどのレンタルサービス
・Blu-ray、DVDを購入
のいずれかとなります。
僕はDVDを購入して視聴しました。
(ジブリ作品を購入したのは初めてです)
それでは、毎度のことではありますが、以下のようになさっていただければと思います。
(1)次のように感じた内容は、受け入れる
「そうそう」
「そのとおり」
「分かる分かる」
「だよね!」
「やはり」
「納得」
「しっくりくる」
「そういうことか!」
(2)次のように感じた内容は、受け入れない
「んん??」
「モヤモヤ…」
「ちょっと何言ってるか分かんない」
「支離滅裂」
「んなわけない」
「明らかに自分の中の真実と一致しない」
(3)次のように感じた内容は、一旦、脇に置いて保留する
「へ~」
「ほ~」
「ふ~ん」
「ポカーン」
「噓か誠か、今のところは判断できない」
「一概に否定はできないかな~」
「そういうこともあるのかも」
「一理ある」
それでは
みなさまの最高・最善をお祈りしております
みなさまの天命が全うされますように
最後までお読みくださりありがとうございます!
↓続き 第4回記事になります。



































