20. Under The Boardwalk - The Drifters (1964)
加藤茶、志村けんなどが所属しているのとはまた別のドリフターズというグループがあるということを知り、また、その代表曲である「渚のボードウォーク」はまずローリング・ストーンズのレパートリーとして聴いたような気がする。ボードウォークとは木の板張りによってできた遊歩道のことで、その下で恋人と過ごすことについて歌われた曲である。
19. Cruel Summer - Bamamarama (1983)
イギリスでヒットした翌年に映画「ベスト・キッド」のサウンドトラックに使われたことがきっかけで、アメリカでもグループにとって初となるトップ10入りを果たした。邦題は「ちぎれたハート」で、夏という季節がはらむダークな側面を描いているようなところが印象的である。
18. It Was A Good Day - Ice Cube (1992)
アルバム「略奪者」からのシングル・カットで、邦題は「サウス・セントラルの平和な日々」。レイドバックしたトラックに乗せ、いかに良い一日だったかが語られていくのだが、その中に仲間が一人も殺されなかったことも含まれている。
17. Wipe Out - The Surfaris (1963)
全米シングル・チャートで最高2位を記録したサーフインストだが、ある世代の日本人にとっては電撃ネットワークのテーマソングとしても知られていると思われる。タイトルはサーフィンをやっていて、サーフボードから落ちることを指す。80年代後半にはファット・ボーイズとビーチ・ボーイズによるカバー・バージョンもヒットした。
16. Vacation - The Go-Go's (1982)
デビュー・アルバムが全米1位になるなどノリにノッていたガールズ・ロック・バンド、ゴーゴーズが82年の夏にヒットさせた曲。勢いが感じられてとても良い。
15. The Boys Of Summer - Don Henley (1984)
過ぎ去った夏の日を懐かしむノスタルジックな大人のロック。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのマイク・キャンベルとの共作で、ヒットしたのは冬だったが、現在はサマークラシックとしての評価が定着しているように思える。
14. Sunny Afternoon - The Kinks (1966)
晴れた夏の日のけだるい午後についての曲だが、税金が高すぎることなど救いのない状況について歌わている。
13. Summertime - Ella Fitzgerald featuring Louis Armstrong (1959)
ジョージ・ガーシュウィンが1935年のオペラ「ポーギーとベス」のために書いた後、スタンダードナンバー化した楽曲。ビリー・ホリデイ、サム・クック、ジャニス・ジョプリンからファン・ボーイ・スリーまで様々なアーティストによってカバーされているが、これは映画版がヒットした年にリリースされたエラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングによるバージョン。
12. That Summer Feeling - Jonathan Richman (1983)
あの夏の日の気分はそれからの人生においてもけして忘れることはない、というようなことが歌われたとても良い曲。
11. Dancing In The Street - Martha Reeves & The Vandellas (1964)
モータウンサウンドを象徴する活気あふれるポップソングであると同時に、後に市民運動のアンセムとしても知られるようになった。80年代にはヴァン・ヘイレンやデヴィッド・ボウイとミック・ジャガーによるカバー・バージョンもヒットした。