「ロックの日」だったらしく、それは6月9日で「ろく」と「く」で「ロック」ということなのだろう。「6」を「ろく」、「9」を「く」と読むのはおそらく日本語だけなので、この「ロックの日」というのも日本固有のものなのだろう。
そういえば、70年代の早朝に北海道のUHBで前夜の「プロ野球ニュース」の再放送を見ようと早起きをしてテレビをつけていると「北方領土は日本固有の領土です」というCMが流れていたことが思い出される。
それはそうとして、ちょっとヤバめな人のことを嘲笑気味に「ロックだなぁ」と評すような風潮があるにはあるが、「Rockの定義」とはモーニング娘。の田中れいなが歌っていた曲のタイトルであると同時に、あくまで「個」であることにこだわるということでもあると思え、そういった意味で個人的にはロックであり続けたいな、ロックから教わった価値観に忠実な自分でありたいな、と日々思いながら、理想と現実をトムとジェリーのように仲よくケンカさせながら日常的に生きまくりたいと強く思うのである。
で、ありながらたとえば1994年に付き合っていた女子大生がイギリス旅行のお土産の1つにリリースされたばかりのプライマル・スクリーム「ロックス」のシングルCDを買ってきてくれたりもしたのだが、それはプライマル・スクリームにしては男性的なロックでありすぎるように思え、あまり好きではなかった。その時、現地のテレビでブラーのデーモン・アルバーンがディスコ・ポップのような曲をジャージのようなものを着て歌っていたという話を聞いたのだが、半ば信じられず、ところがそれがあの「ガールズ・アンド・ボーイズ」であり、なるほどと納得したのであった。その時、現地で「ロッキング・オン」の宮嵜広司とバッタリ出くわしたらしく、そのことがジーズ・アニマル・メンのCDのライナーに書かれてもいると聞いたような気もするのだが、実際に読んだわけではないのでちゃんとしたことはよく分からない。
改めてロックとは音楽ジャンルの一形態ということにとどまらず、生きざまであったりアティテュードなのだというような結論に何周か回った末にたどりついたとして、たとえばロックというよりはポップやヒップホップやR&Bに近い音楽ではあるのだが、実質的にはよりロックというようなことも起こってきて、たとえば昨年、最もロックを感じさせた楽曲がカーディ・Bとミーガン・ジー・スタリオンの「WAP」だったりもする訳である。
というような、何か言っているようで何も言っていないのだが、とりあえずおそらくこれで行くのだろうということだけは認識するきっかけとなったロックの日、その翌日ではあったような気がする。