90年代邦楽ソング・ベスト100(90-81) | …

i am so disappointed.

90. LOUD MINORITY/UNITED FUTURE ORGANIZATION (1992)

 

個人的にはほとんど接点がなかったのだが、ジャズで踊る的な文化がイギリスから伝わり、いわゆるアシッド・ジャズなどと呼ばれる音楽が日本のおそらく都市部などでは盛り上がったような気もするのだが、そういったシーンで活躍していたDJ達によるユニットがU.F.O.ことUNITED FUTURE ORGANISATIONで、2枚目のシングルにあたるこの曲はイギリスのジャズ・チャートで1位になったとこで話題にもなっていた。

 

 

89. バースデイ・ボーイ/渡辺満里奈 (1992)

 

おニャン子クラブ「夏休みは終わらない」(1986年)を内海和子、永田ルリ子、岩井由紀子と共に前列で歌っていた渡辺満里奈だが、その5年後、「ほんとのこと知りたいだけなのに 夏休みはもう終わり」という歌詞を含むアルバムを残して、フリッパーズ・ギターは解散する。その翌年に小沢健二のプロデュースでリリースされた渡辺満里奈にとって15枚目のシングルが、この「バースデイ・ボーイ」である。レコーディングにはTOKYO NO.1 SOUL SETやOriginal Loveのメンバーも参加している。カップリング曲の「夜と日時計」は小沢健二のシングル「暗闇から手を伸ばせ」でセルフカバーもされている。

 

 

88. 今すぐKISS ME/LINDBERG (1990)

 

LINDBERGは元アイドルの渡瀬マキをボーカリストとするロックバンドで、2枚目のシングルにあたるこの曲は、浅野温子と三上博史が主演したフジテレビのトレンディードラマ「世界で一番君が好き!」の主題歌に起用され、オリコン週間シングルランキングで1位、年間でも3位の大ヒットを記録した。バンドブームの只中であり、ロック的なサウンドが大衆化していたことの証でもあるように思える。

 

 

87. First Love/宇多田ヒカル (1999)

 

宇多田ヒカルのデビュー・アルバム「First Love」のタイトルトラックで、シングル・カットもされた曲。当時、16歳だった宇多田ヒカルの存在はまさにティーンエイジ・センセーションという感じだったが、微妙なニュアンスまでをも絶妙に表現しているように聴こえるこの失恋ソングにおいては、歌い出しの「最後のキスは タバコのflavorがした」というフレーズの時点ですでに只者でなさを感じさせた。

 

 

86. あいにきてI・NEED・YOU/GO-BANG'S (1989)

 

忌野清志郎がデビューのきっかけにもなっている北海道出身の3人組ガールズバンド、GO-BANG'Sが1989年の終わりにリリースし、年が明けてからオリコン週間シングルランキングで最高3位のヒットを記録した曲。若者のレジャーとしてスキーの人気がひじょうに高かったのだが、その有名メーカーであるアルペンのCMソングであった。

 

 

85. 揺れる体温/ACO (1997)

 

90年代にはクラブ・ミュージックやR&B的なサウンドが大衆化し、ディーヴァ系などとも呼ばれる女性ボーカリスト達の活躍が目立っていったような印象がある。1995年に18歳でデビューしたACOがDragon Ash「Grateful Days」に参加したり、電気グルーヴを脱退した砂原良徳プロデュースの「悦びに咲く花」をヒットさせたりする少し前にリリースしたこの曲にもそのような時代の気分を感じる。

 

 

84. ハレンチ/岡村靖幸 (1996)

 

デビュー・アルバムから1990年の「家庭教師」までは毎年コンスタントにアルバムをリリースし続けていたが、それ以降、90年代に発表されたオリジナルアルバムは1995年の「禁じられた生きがい」のみであった。このシングルはその翌年にリリースされ、女子高生の援助交際が社会問題として取り上げられたりしていた時代、かつて「青春しなくちゃまずいだろう」と確信をもって歌っていた岡村靖幸の苦悩と混乱が切実に感じられる楽曲となっている。

 

 

83. 涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない/ムーンライダーズ (1991)

 

雑誌のインタヴューか何かで「ムーンライダーズにはなりたくない」的な発言をしたフリッパーズ・ギターに対し、鈴木慶一は「なれるものならなってみろ」というようなことを言っていたような気がする。アルバム「最後の晩餐」に収録されていた曲だが、ビートルズ的ともいえるアレンジに加え、酸いも甘いも噛み分けた大人ならではの痛切さが感じられるラヴ・ソングとなっている。

 

 

82. 恋の極楽特急/小島麻由美 (1995)

 

デビュー・アルバム「セシルのブルース」からシングル・カットされた曲。ジャズやラテン、オールディーズなどをモチーフにしたユニークな音楽性が特徴的だが、ナチュラルな昭和レトロ的センスも大きな魅力であった。

 

 

81. 誰より好きなのに/古内東子 (1996)

 

恋愛をテーマにした歌詞が共感を呼び、特に女性リスナーから高い支持を得ていたような印象が強いが、ポスト・シティ・ポップというか、ジャパニーズAOR的なサウンドや楽曲の魅力もかなりのものである。

 

 

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