50. Rockstar/DaBaby featuring Roddy Ricch (2020)
ミネアポリスの警察官によるジョージ・フロイド殺害事件をきっかけに再燃したBLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動は、構造的なレイシズム(人種主義)に対し抗議するものであり、この曲はそのアンセムのような役割も果たした。レイシズム(人種主義)の解消は人類が取り組むべき最重要課題の一つであり、それに対してポップ・カルチャーが果たす(ことができる)役割も小さくはなと思える。
49. WAP/Cardi B featuring Megan Thee Stallion (2020)
タイトルは「Wet Ass Pussy」の略で、セックスを主題とした中毒性の高いヒップホップソングである。男性優位の性差別が温存されなければ都合が悪いと思うタイプの保守的な人々を怒らせたのも含め、実に痛快なこの曲は今年の夏、アメリカでもイギリスでもシングル・チャートの1位に輝いた。
48. Flamingo/米津玄師 (2018)
ミニマルなファンクをベースとしながら、様々なボイスサンプルを効果的に用い、日本民謡のような歌いまわしをする部分もあるなど、とてもおもしろい構成によって、人間のどうしようもないのだが憎めない一面のようなものをヴィヴィッドに表現しているように思える。
47. thank U, next/Ariana Grande (2018)
別れた恋人に感謝をして次に進もうという、とてもポジティヴな失恋ソング。
46. BABY BLUE/フィッシュマンズ (1996)
レゲエやダブを取り入れたサウンドに乗せ、「今にも僕は泣きそうだよ」「このまま連れてってよ」などというフレーズが彼岸からのボーカルによって歌われる。夢見心地で、ある意味とても危険な音楽のように思えることもある。
45. カナールの窓辺/Negicco (2015)
消そうとしても消せない想いというのはどうしようもないものであることには間違いないのだが、とても大切なようにも思える。そして、どうやっても思い出せなくなってしまう。それは悲しいことなのかもしれない。その最中にも事後にも寄り添ってくれる、とても上品で優しいポップス。
44. Edo River/カーネーション (1994)
「ああ 東京から少しはなれたところにすみはじめて ゴメン ゴメン ゴメン ゴメン」というフレーズが、とにかくとても印象的である。
43. イージーライダー/深田恭子 (1999)
「永遠って言ったって なんだって終わるでしょ 始まってずっと続く 恋なんて信じられない」「倫理や論理など振りかざす前に きつく抱きしめてよ 今すぐ」といった哲学がいかに正しいかを証明するような、素晴らしい楽曲とボーカルである。
42. スロウライダー/サニーデイ・サービス (1999)
ここではないどこかへと向かってはいるのだが、急がば回れという気分でもある。
41. The Concept/Teenage Fanclub (1991)
彼女はどこへ行く時にもデニムを身に付けていて、ステイタス・クォーのレコードを手に入れるのだと言っている。オー、イェー、というようなことが歌われている、甘酸っぱくて切なくもあるロックミュージック。