夏に聴きたい日本のポップス・ベスト50(10位ー1位)。 | …

i am so disappointed.

10. 君に、胸キュン。/イエロー・マジック・オーケストラ

 

イエロー・マジック・オーケストラが1983年にリリースし、オリコン週間シングルランキングで最高2位を記録した。カネボウ化粧品のCMソングで、それまでの音楽性は大きく異なる、テクノ歌謡的な楽曲である。イエロー・マジック・オーケストラはこの曲でシングルでは過去最高の売り上げを記録するが、この年を以ての解散(散開)はすでに念頭にあったようだ。

 

 

9. 夏なんです/はっぴいえんど

 

はっぴいえんどが1971年にリリースしたアルバム「風街ろまん」に収録された曲で、「花いちもんめ」のB面としてシングルでも発売された。作詞は松本隆、作曲とリード・ヴォーカルは細野晴臣で、いまはもう失われてしまったいつかの夏にタイムスリップさせてくれるような曲である。

 

 

8. ラテンでレッツ・ラブまたは1990サマー・ビューティー計画/フリッパーズ・ギター

 

フリッパーズ・ギターの1990年のアルバム「カメラ・トーク」に収録された曲で、ボッサな雑貨感覚に溢れたたまらなくお洒落なサマー・ソング。隙がないほどクールでスタイリッシュな世界観の中に、夏が終わってしまうことへ焦燥感が描かれてもいるところがまた素晴らしい。

 

 

7. サマージャム’95/スチャダラパー

 

スチャダラパーの1995年のアルバム「5th WHEEL 2 the COACH」に収録され、シングル・カットもされた。「海か?山か?プールか?いや まずは本屋」といった、当時の日本の夏あるあるがふんだんに盛り込まれたクールなヒップホップ・トラックである。本屋もめっきり減ってしまい、日焼けして真っ黒な子供がアイスを食べている姿も見なくなって久しいが、それでもこの曲はずっと聴いている。

 

 

6. ENDLESS SUMMER NUDE/真心ブラザーズ

 

真心ブラザーズが1995年にリリースしたシングル「サマーヌード」を、SMAPの楽曲のアレンジなどで知られるCHOKKAKUがリアレンジした1997年の作品である。オリジナルは当時のオリコン週間シングルランキングでの最高位が81位だったことが信じられないほど、いまやクラシック化しているが、このヴァージョンも最高にカッコいい。

 

 

5. サマー・ソルジャー/サニーデイ・サービス

 

サニーデイ・サービスが1996年にリリースしたシングルで、アルバム「愛と笑いの夜」にも収録された。「愛しあうふたり はにかんで なんにも喋らず 見つめあう それは天気のせいさ」という歌詞があらわす通りの曲なのだが、最後に「それから先は hey hey hey...」となっているところが、またとても良い。

 

 

4. サンシャイン ロマンス/ORIGINAL LOVE

 

ORIGINAL LOVEが1993年にリリースしたシングルで、オリコン週間シングルランキングで最高48位を記録した。夏の高揚感を余すことなく真空パックしたかのようなノリノリのサウンドに、田島貴男のクールな伊達男的ヴォーカルが乗ることによって、極上のサマー・ポップが完成している。

 

 

3. Mr. サマータイム/サーカス

 

サーカスが1978年にリリースしたデビュー・シングルで、オリコン週間シングルランキングで1位に輝いた。当時の日本の流行歌の中でも、特に洒落た感じがする曲で、印象がとても強かったのだが、そのポップスとしての強度は普遍的であるようにも思える。フランスの楽曲の日本語カヴァーであり、不倫を後悔する女性の心境が歌われている。

 

 

2. 君は天然色/大滝詠一

 

1981年のオリコン年間アルバムランキングで2位を記録した大滝詠一のアルバム「ロング・バケイション」の1曲目に収録された曲で、シングルでもリリースされた。アルバム全体にリゾート・ポップ的なムードがあり、よりそういったタイプの夏を感じさせる曲としては「カナリア諸島にて」などの方が相応しいのだが、リアルタイマーとしてはこの曲の鮮烈なイメージにこそ、夏を感じてしまうのである。

 

 

1. RIDE ON TIME/山下達郎

 

やはり今年も1位はこの曲をおいて他になかったか、という印象である。1980年にオリコン週間シングルランキングで最高3位を記録したが、これが山下達郎にとって初めての大きなヒット曲でもあった。テクノポップが社会現象的なブームを巻き起こし、田原俊彦や松田聖子がアイドル・ポップスを復権させ、漫才が若者のポップ・カルチャーとなった1980年の夏、本人が出演したマクセルカセットテープのCMでテレビから流れていたこの曲がシティ・ポップ(当時はそう呼ばれていなかったような気もするが)的なサウンドをお茶の間に浸透させてもいた。「飛び立つ魂に送るよ RIDE ON TIME」と歌われているように、この熱さがたまらなく良いのだ。