夏に聴きたい日本のポップス・ベスト50(50位-41位)。 | …

i am so disapointed.

今年も夏なのでこの季節に聴きたい日本のポップスを、いまの気分で50曲選んでカウントダウンしていきたい。5回に分けてやっていく今回がその1回目で、途中で中断する日があることはいまの時点ですでに分かっている。それでは、行ってみましょうかね(「宇宙戦争」のネタにおける笑い飯・西田幸治の口調で)。

 

50. Magic Motion No.5 (2009remodel)/WHY@DOLL

 

WHY@DOLLが2013年にリリースしたシングルを、2019年の「@LBUM~Selection 2014-2019~」収録にあたってリモデルしたヴァージョン。キャッチーなディスコ・ポップと、オリジナルの頃よりも表現力が増したキュートなヴォーカルが最高である。

 

 

49. Dog Days/岡村靖幸

 

岡村靖幸がデビューした1987年の夏にリリースしたシングルで、後にベスト・アルバム「早熟」などにも収録された。なにかとうまくいかない青春の日々を爽やかでキャッチーなサウンドに乗せて歌った曲で、「車のない男には興味がないわ」と歌うのはPSY・SのCHAKAである。

 

 

48. ナツマチ/GREAT3

 

GREAT3が1997年にリリースしたアルバム「ROMANCE」の収録曲で、タイトルが表すように夏を待っている状態が歌われている。「君を抱いていられないのなら 死んだ方がましだ」というキラーフレーズ、そして、ノストラダムスの大予言がまだ当たらないとも限らなかった時代ならではの歌詞もあるが、21世紀になっても夏が来る度に聴いている。

 

 

47. デビュー~Fly Me To Love~/河合奈保子

 

河合奈保子が1985年にリリースしたシングルで、オリコン週間シングルランキングで初めて1位を記録した曲である。林哲司のシティ・ポップ的な楽曲と河合奈保子の陽性のヴォーカルが出会い、最高のサマー・ポップが完成した。

 

 

46. 日曜日のサマートレイン/RYUTist

 

新潟を拠点に活動するアイドル・グループ、RYUTist(最新アルバムが2016年にリリースしたアルバム「日本海夕日ライン」の収録曲である。ピュアなポップスをストイックに追求し続けている印象が強いグループで、これ以降の進化もすさまじいのだが、シティ・ポップ的なサウンドにチャレンジしたこの曲も、じつに爽やかで躍動感にあふれたサマー・ポップに仕上がっている。

 

 

45. DRIVEに連れてって/今井美樹

 

今井美樹が1997年にリリースしたシングルで、オリコン週間シングルランキングで最高15位を記録した。このオーガニックな度ライヴ・ミュージックの作詞・作曲者は布袋寅泰である。ハウスの完熟トマトとなすとカレーという商品のCMソングでもあったようだが、なんだかとても美味しそうである。

 

 

44. V・A・C・A・T・I・O・N/吉村由美

 

PUFFYの吉村由美が1997年にリリースしたソロ・シングルで、オリコン週間シングルランキングで最高7位を記録した。作詞・作曲は小西康陽で、陽気なヴァカンス・ポップのようでもあるのだが、「若いのは今のうち」という割り切りというかマイルドな諦念に込められた絶妙な暗さが良い感じだな、と個人的には思う。

 

 

43. 透明ガール/NONA REEVES

 

NONA REEVESが2005年にリリースしたEPの表題曲で、最高のサマー・ポップである。タイトルが〇〇ガールな曲には名曲が多いという個人的な印象なのだが、この曲もその例の1つだといえる。夏の女の子は透明だなとなんとなく常々感じていたので、Apple Musicのレコメンドでたまたまこの曲を知り、しかも曲そのものが最高だった時には狂喜乱舞した。このEPそのものもジャクソン5メドレーのライヴ音源が入っていたりして、とても楽しい。

 

 

42. Wa・ショイ!/堀ちえみ

 

「花の82年組」の1人である80年代の人気アイドル、堀ちえみが1985年にリリースしたシングルである。サンプリングを駆使し、音頭の要素を取り入れたアイドルポップスは実に斬新且つスリリングであった。後年、テクノ歌謡として再評価されたり、テンテンコによってカヴァーされたりもしている。

 

 

41. 夏色のナンシー/早見優

 

「花の82年組」で夏ソングといえば、早見優が1983年にリリースして、オリコン週間シングルランキングで最高7位を記録した「夏色のナンシー」であろう。コカ・コーラのテレビCMも、とても良かった。私は早見優のファンクラブに入っていたことがあるのだが、ハワイ育ちで帰国子女キャラが最高だったのに、シングルではなぜか辛気くさいバラードが続いていて、どうしたものかと思っていたのだが、この曲はイメージぴったりでヒットもしたので、とても良かった。

 

 

というわけで、今回はここまで、次回に続く。