カイリー・ミノーグで好きな10曲(2020)。 | …

i am so disappointed.

5月28日はカイリー・ミノーグの誕生日である。ということで、ちょうど昨年の今頃にカイリー・ミノーグの曲の作品の中から好きな10曲を選んでカウントダウンしていくという記事を書いたのだが、この弱小ブログ内において、なぜかずっと高めなアクセス数をキープしている。なぜかはよく分からない。というわけで、今年も同様の、というかまったく同じやつをやってみたい。その時の気分で適当にやっているので、昨年から変わっているところもあれば、変わっていないところもあるような気がする。それでは、いってみよう。

 

10. ALL THE LOVERS

 

2010年にリリースされたカイリー・ミノーグにとって11作目のアルバム「アフロディーテ」からのリード・トラックで、全英シングル・チャートで最高3位を記録した。80年代のエレ・ポップの影響を受けながらコンテンポラリーなダンス・ポップに落とし込み、カイリー・ミノーグの感覚的なヴォーカルもどハマりという、素晴らしい楽曲である。ロサンゼルスで撮影されたミュージック・ビデオも最高。「ラヴァーズ」という単語のここでの意味合いは一般的な様々な種類の恋人という以外に、ファンダムにも当てはまるようになっている。そして、過去のどの恋人よりも、いまのあなたが一番最高、というような内容にもグッとくる。

 

 

 

9. I SHOULD BE SO LUCKY

 

オーストラリア出身のカイリー・ミノーグは、1986年から放送が開始されたテレビドラマ「ネイバーズ」で人気が出て、その後、歌手デビューした。リトル・エヴァ「ロコモーション」のカヴァーを地元で大ヒットさせた後、イギリスでユーロビートの売れっ子制作チーム、ストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースでリリースされたのが、「ラッキー・ラヴ」である。1988年の元旦に発売されると、全英シングル・チャートで1位に輝き、その後もカイリー・ミノーグはダンス・ポップや時にはバラードも歌うポップ・シンガーとして、ヒットを連発していくことになる。

 

 

 

8. CONFIDE IN ME

 

ストック・エイトキン・ウォーターマンのレーベル、PWLでヒットを連発したカイリー・ミノーグだが、1994年にはデコンストラクションに移籍し、よりアーティスティックな音楽にチャレンジをしていく。この曲は移籍して最初のアルバム「カイリー・ミノーグ」からのリード・シングルで、イギリスのエレクトロニック・ミュージック・トリオ、ブラザーズ・イン・リズムのプロデュースによるものである。

 

ダンス・オリエンティッドなポップ・ソングでありながら、どこかエキゾティックな雰囲気や、トリップホップからの影響なども感じさせるユニークな楽曲で、ブリットポップが本格的に盛り上がりつつある当時のイギリスで、全英シングル・チャート最高2位を記録した。

 

 

 

7. SLOW

 

2003年のアルバム「ボディ・ランゲージ」からのリード・トラックで、全英シングル・チャートの1位に輝いた。00年代に入ってからエレクトニックなディスコ・ポップでヒットをとばし、ポップ・アイコンとしての復活を遂げたカイリー・ミノーグの次の一手であった。ミニマリスト的にディープなエレクトリニック・ポッに、センシュアルでセクシーなヴォーカルを純化するというアプローチは大成功、バルセロナで撮影されたというミュージックビデオも、この世界観を補完するにはじゅうぶんすぎる。

 

 

 

6. COME INTO MY WORLD

 

2001年のアルバム「フィーヴァー」から4枚目のシングルとしてカットされ、全英シングル・チャートで最高8位を記録した。夢見るようなシンセ・ポップというか、恋をするということはその人の世界に入ることであり、ミシェル・ゴンドリーがパリで撮影したミュージックビデオには何人ものカイリー・ミノーグが登場して、これも最高。寝ても覚めても的な気分をクールなサウンドとヴォーカルで表現した曲だともいえる。

 

 

 

5. ON A NIGHT LIKE THIS

 

2000年のアルバム「ライト・イヤーズ」からシングル・カットされ、全英シングル・チャートで最高2位を記録した。エレクトロニックなディスコ・ポップを連続してヒットさせたことによって、80年代、90年代に続いて、00年代においてもポップ・シーンにおけるカイリー・ミノーグの存在感を強く印象づけた曲の1つである。ミュージックビデオはマーティン・スコセッシ監督の映画「カジノ」にインスパイアされているらしい。

 

 

 

4. BETTER THE DEVIL YOU KNOW

 

1990年にリリースされ、全英シングル・チャートで最高2位を記録した。後にアルバム「リズム・オブ・ラヴ」にも収録され、邦題は「悪魔に抱かれて」である。ティーン・アイドル路線で人気を得たが、この頃にはPWLのダンス・ポップではあったが、よりオトナ寄りの路線を模索していた。個人的に最も思い入れが強いのはこの時期なのだが、中でもポップ・ミュージックとして優れていると思えるのがこの曲である。

 

当時、イギリスのインディー・ロック・ファンの一部でもカイリー・ミノーグはちゃんと認めるべきというような動きがあったようななかったような気もするし、小野島大が編集長だった雑誌「Parade」にも転載されたボビー・ギレスピーとの対談や、BMXバンディッツが「カイリーズ・ガット・ア・クラッシュ・オン・アス」というシングルをリリースしたり、マニック・ストリート・プリーチャーズがトレイシー・ローズとデュエットした「リトル・ベイビー・ナッシング」は、当初、カイリー・ミノーグを念頭においていたとか、そういった話もあった。カイリー・ミノーグの妹であるダニー・ミノーグもポップ・シンガーとして活躍していて、私はかわいいと思っていたのだが、小山田圭吾はなにかの対談のようなもので、カイリー・ミノーグの唯一の欠点は妹がかわいくないこと、などとひどいことを言っていた記憶がある。

 

イギリスでは「SEXKYLIE」などとも呼ばれていた、この頃のカイリー・ミノーグは、とにかく最高なのである。

 

 

 

3. SPINNING AROUND

 

2000年のアルバム「ライト・イヤーズ」からのリード・トラックで、全英シングル・チャートで1位に輝いた。80年代、90年代、00年代のすべてにおいて全英シングル・チャートで1位になったアーティストは、マドンナに続く2人目であった。マドンナが「クイーン・オブ・ポップ」ならば、カイリー・ミノーグには「プリンセス・オブ・ポップ」の称号がよく似合う。

 

デコンストラクション時代には実験的な試みなどもいろいろやっていて、それはそれで良かったのだが、パーロフォンに移籍してからはエレクトリニックなディスコ・ポップという、メインストリームな直球で勝負し、見事にトップ・スターの座に返り咲いた。そのきっかけになったのが、この曲だといえる。

 

 

 

2. LOVE AT FIRST SIGHT

 

2001年のアルバム「フィーヴァー」からシングル・カットされ、全英シングル・チャートで最高2位を記録した。タイトルがあらわしているように、一目会ったその瞬間から恋におちることがテーマになっている。ユーロ・ダンスというかフレンチ・ディスコ的なサウンドとキャッチーなメロディーが特徴的で、とにかく聴いても踊っても最高のポップ・ソングである。

 

 

 

1. CAN'T GET YOU OUT OF MY HEAD

 

2001年のアルバム「フィーヴァー」からのリード・トラックで、イギリスやオーストラリアをはじめ、数多くの国のシングル・チャートで1位を記録した、カイリー・ミノーグのシグネチャー的な1曲である。セクシーでいてキュート、キャッチーでありながらクールという、カイリー・ミノーグ楽曲のエッセンスを凝縮し、中毒的でかつ本質的に本能に訴えかけてくる、これぞポップというような楽曲だといえる。邦題が「熱く胸を焦がして」であることはあまり知られていないような気もするのだが、どうなのだろうか。