好きな日本の夏の歌ベスト100(8) | …

i am so disappointed.

30. イミテイション・ゴールド/山口百恵

 

山口百恵が1977年にリリースし、ヒットさせたシングルである。TBSテレビの「ザ・ベストテン」がはじまる前の夏のヒット曲であり、そのためかどうか定かではないが、個人的にこの曲にはテレビよりもラジオのイメージの方が強い。恋人を去年の人と比べてしまうという内容の曲なのだが、明らかに性愛を連想させるキーワードが散りばめられていて、それだけでなんとなく大人の曲なのだと、わりとドキドキしながら聴いていた記憶がある。

 

 

 

29. さよならベイビー/サザンオールスターズ

 

サザンオールスターズが1989年にリリースしたシングルで、映画「彼女が水着にきがえたら」のテーマソングであった。この曲で「いとしのエリー」でも「チャコの海岸物語」でもじつはまだ達成していなかった、オリコン週間シングルランキングでの1位をはじめて記録した。「ひまわりが揺れる夏」と、恋が終わり悲しみに沈む心境との対比が切ない、極上のバラード曲である。

 

 

28. 若者のすべて/フジファブリック

 

「真夏のピークが去った 天気予報士がテレビで言ってた」、この歌いだしだけでもう、夏が大好きでそれが終わることを毎年とても淋しく感じている私のような者にしてみればつかみはオッケーという感じの、フジファブリックによる2007年のシングルである。この歌詞を書いた志村正彦はこの2年後に、29歳の若さで天国に旅立ったが、この曲が持つセンチメンタリズムはこれからも夏が終わる度に多くの人々の心を動かすことであろう。

 

 

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27. 若草の頃/カヒミ・カリィ

 

「渋谷系」がなにを指すのかについてはいまだによく分かってはいないのだが、1995年の夏、私がカヒミ・カリィに夢中になっていたことは、紛れもない事実である。この曲が収録されたミニアルバム「LEUR L'EXISTENCE~「彼ら」の存在」は、まだルミネ新宿2の6階、現在は無印良品になっているフロアにあった頃のタワーレコードで買った。ムッシュかまやつとデュエットしているこの曲は、「La La 私達が手をつなぐ時 すべての風景は理想へと変わる」という真実を歌っているように思えた。あの感覚を私はけして忘れないだろう。

 

 

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26. 時間よ止まれ/矢沢永吉

 

1978年の夏に資生堂のCMに使われ、大ヒットした矢沢永吉のシングルである。当時、小学生であった私は元キャロルだとかいうこともまったく知らず、ただただうっとりするような素敵な曲だなと思い、ラジオから流れるこの曲を聴いていた。その後、矢沢永吉がツッパリと呼ばれる不良少年のような人たちから絶大な支持を得ているというような現実に直面するのだが、あれから40年以上が経過した現在でもこの曲のイントロから「罪なやつさ Ah PACIFIC」の歌いだしに至るところを聴くと、当時の感覚がわりとリアルに甦ってくる。これこそが本物の流行歌であろう。坂本龍一、高橋幸宏もこの曲のレコーディングには参加していたらしい。

 

 

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25. A Perfect Sky/BONNIE PINK

 

おそらく日本のポップスをかなりちゃんと聴いていなかったであろう2006年、この曲だけはなぜか当時の夏の記憶と強く結びついている。1990年代にスウェディッシュ・ポップのトーレ・ヨハンソンをプロデュサーに迎え、英語詞による曲を歌うなど、ポスト「渋谷系」というか、外資系のCDショップでよく売れるタイプのアーティストとされていた印象が強いBONNIE PINKだが、資生堂のCMソングであったこの曲がオリコン週間シングルランキングで最高5位のヒットを記録し、年末にはNHK紅白歌合戦にも初出場を果たした。資生堂のCMには当時、カリスマモデルとして大人気だったエビちゃんこと蛯原友里が出演していたが、数年後に開催された結婚披露宴にBONNIE PINKがサプライズで登場し、この曲を歌ったという良い話もある。

 

 

 

24. 太陽がいっぱい/松本伊代

 

松本伊代が1983年にリリースした、ホーンが鳴りまくりでカッコいい、夏のジリジリ感溢れる最高のシングルである。

 

 

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23. High5/lyrical school

 

ヒップホップアイドルグループ、lyrical schoolが2018年にリリースした最高のポップアルバム「WORLD'S END」の収録曲である。単にヒップホップを取り上げたアイドルポップをやっているわけではなく、スキルも高く、本当に楽しそうにパフォーマンスしているのが本当に良い。「過去は変わらない 未来無限大」「待ち切れないサマータイム」で涙腺崩壊しそうになるのは、そろそろなんとかしたいと思う。

 

 

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22. 真夏の光線/モーニング娘。

 

モーニング娘。が1999年にリリースしたシングルである。当時、もう大人だったし、そういった者が10代の女性アイドルに入れあげることはどうかしているとしか思えなかったので、モーニング娘。にもまったく興味がなかったのだが、有線放送でこの曲を聴いて、これはなかなか良いのではないかと思ったのだった。この約15年後に横浜アリーナで行われたモーニング娘。’14のコンサートに行き、道重さゆみの卒業スピーチに号泣している未来など当時は予想できるはずもない(というか、道重さゆみですら当時はまだ山口県の小学生である。ダンゴムシともうすでに友達になっていたかどうかは定かではない)。いまでも大好きな曲である。

 

 

 

21. サマータイムラブ/Shiggy Jr.

 

そういえば日本におけるサマータイム導入の是非というのが数年前には議論されていたような気がするのだが、あれはどうなってしまったのだろうか。先日、惜しくも解散が発表されたShiggy Jr.が2015年にリリースしたメジャーでビューシングルである。このバンドもNegiccoに楽曲提供していたことをきっかけに知って、対バンライブに行ったりもしたのだが、いけもこことこと池田智子のキュートなヴォーカルは至高である。この曲はサマータイムだから好きな人と1時間だけ長くいられるという、なんとも胸キュンな内容がたまらなく、数年前に公共の場で音楽をかけていた時にもラストに選曲することが多かった。

 

 

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好きな日本の夏の歌(9)に続く