昭和60年度の日本でヒットしたポップス(17) | …

i am so disappointed.

今回は1985年5月6日付のオリコン週間シングルランキングで、20位以内にランクインした曲について取り上げていきたい。

 

にくまれそうなNEWフェイス/吉川晃司

 

吉川晃司の5枚目のシングルで、オリコン週間シングルランキングでは初登場1位を記録した。作詞を安藤秀樹、作曲をNOBODY、編曲を後藤次利が手がけ、麻生祐未が出演したカネボウ化粧品のCMソングでもあった。

 

 

BEST BEST BEST 1984-1988 BEST BEST BEST 1984-1988
1,639円
Amazon

 

あなたとハプニング/石川秀美

 

「花の82年組」こと1982年にデビューしたアイドルの1人である石川秀美も、デビュー4年目となるこの頃にはよりアダルトな雰囲気の曲を歌うようになっていた。この曲は14枚目のシングルであり、作詞を安井かずみ、作曲を加藤和彦、編曲を奥慶一が手がけ、オリコン週間シングルランキングでは最高8位を記録した。

 

 

GOLDEN☆BEST GOLDEN☆BEST
1,590円
Amazon

 

Deadend Street GIRL/堀ちえみ

 

やはり「花の82年組」の堀ちえみによる14枚目のシングルで、作詞を鈴木博文、作曲を鮎川誠、編曲を鈴木茂が手がけ、オリコン週間シングルランキングでは最高9位を記録している。疾走感溢れるロック・チューンに乗る堀ちえみのヴォーカルに、新たな魅力が感じられた。

 

 

 

スクール・ガール/C-C-B

 

「Romanticが止まらない」を大ヒットさせたC-C-Bが次にリリースしたシングルで、オリコン週間シングルランキングでは最高6位を記録した。作詞を松本隆、作曲を筒美京平、編曲を船山基紀、C-C-Bが手がけている。好きだった女の子がヤンキー化してしまうという、切ない青春時代あるあるをテーマにした素晴らしい楽曲である。アルバム「すてきなビート」には、歌詞の内容を交通事故で亡くなったと思われる男友達に置き換えた「スクール・ボーイ」が収録されている。リード・ヴォーカルを「スクール・ガール」では「Romanticが止まらない」と同じく笠浩二がとっているのに対し、「スクール・ボーイ」では関口誠人が歌っている。

 

 

 

赤い鳥逃げた/中森明菜

 

12インチ・シングルという形態が日本でも普及しはじめ、様々なアーティストがリリースしていたが、これは中森明菜のシングル「ミ・アモーレ」の長尺版でもある。しかし、単にロング・ヴァージョンであるだけではなく、タイトル、歌詞も変更されている。というか、実はこちらの歌詞の方が先に書かれていたのだが、内容がシングル向きではないという理由で、書き直されていたのが復活したのだという。発売日とオリコンの集計期間との関係で初登場はオリコン週間シングルランキングで12位だったが、翌週には1位を記録している。作詞を康珍化、作曲・編曲をジャズ・ピアニストであり、ラテン・フュージョン系のアーティストとして知られる松岡直也が手がけている。

 

 

BEST III BEST III
1,904円
Amazon

 

青年の主張/とんねるず

 

「一気!」のヒット、「夕やけニャンニャン」出演などによる人気者化という追い風の中でリリースされたとんねるずのシングルで、オリコン週間シングルランキングで最高15位を記録した。作詞を秋元康、作曲・編曲を見岳章が手がけている。当時、成人の日の恒例行事であり、その生真面目な内容から時代の空気感とのズレによってネタ消費されることも多かった「NHK青年の主張全国コンクール」をパロディー化したものと思われる。ロック的な音楽に乗せて、石橋貴明は乾布摩擦、木梨憲武はアイドルの追っかけについての主張をし、サビはわざと時代錯誤的な感じに仕上げられているようだ。

 

 

 

BEAT ON PANIC/風見慎吾

 

1980年代前半において視聴率王と呼ばれていたコメディアン、萩本欽一の「欽ちゃんの週刊欽曜日」に出演することによって人気者になった風見慎吾は、1983年に「僕笑っちゃいます」でレコードでビューし、オリコン週間シングルランキングで最高6位のヒットを記録した。1985年に日本ではまだそれほどポピュラーではなかったブレイクダンスを習得し、それを取り入れた「涙のtake a chance」をヒットさせた。この曲はその延長線上にある次のシングルであり、オリコン週間シングルランキングで最高13位を記録した。作詞を水色玉青、作曲を福島邦子、編曲を小泉まさみが手がけている。