昭和60年度の日本でヒットしたポップス(8) | …

i am so disappointed.

今回は1986年3月10日付のオリコン週間シングルランキングで、20位以内に初登場した曲について取り上げていきたい。

 

季節はずれの恋/吉沢秋絵

 

おニャン子クラブから河合その子の次にソロ・デビューしたのが、吉沢秋絵であった。1985年11月1日にリリースされたデビュー・シングル「なぜ?の嵐」は「吉沢秋絵withおニャン子クラブ」名義であり、本人が出演する「スケ番刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説」(吉沢秋絵は「夕やけニャンニャン」内で開催されたこの番組の出演者オーディションに合格したことによって、おニャン子クラブのメンバーになった)の主題歌でもあった。オリコン週間シングルランキングでの最高位は8位であった。2枚目のシングルとなる「季節はずれの恋」は1986年3月1日にリリースされ、オリコン週間シングルランキングにおいて、初登場1位を記録した。おニャン子クラブ関連のシングルとしては、1986年に入ってから新田恵利「冬のオペラグラス」、うしろゆびさされ組「バナナの涙」、おニャン子クラブ「じゃあね」に続き、4曲目の1位獲得作品となった。

 

このシングルの売上が伸びた要因は、B面に収録されたおニャン子クラブ「会員番号の唄」によるところが大きいと思われる。冒頭の「起立、礼、 着席」を言っているのは吉沢秋絵だが、その後は当時のおニャンコクラブのメンバー1人1人による自己紹介ソングとなっていて、作詞を秋元康、作曲・編曲を見岳章が手がけている(A面の「季節はずれの恋」は作詞が秋元康、作曲が山梨鐐平、編曲が瀬尾一三である)。

 

会員番号4番の新田恵利から33番の布川智子までが参加しているが、後にその時点でのメンバーによる続編もいくつか作られた。モーニング娘。の「女子かしまし娘」は、この曲から影響を受けているように思える。

 

イントロがはじまってすぐに「33回転だよーん」という福永恵規という声が入っているが、これはこの曲の収録時間が7分20秒とシングルとしては長尺だったことにより、B面だけ33回転で再生しなければならなかったということである。

 

中島美春が志村けんに似ていると(片岡鶴太郎)に言われていた、樹原亜紀は高島忠夫の(「クイズ・ドレミファドン!」でやる「イェーイ!」という)物まねを得意としていた、富川春美の実家は藁ぶき屋根であると(とんねるずから)からかわれていた、高井麻巳子の実家は福井県の自転車屋であるというような内容が盛りこまれているが、矢島裕子のパートにおいては「お願い天才アキモトさん」と秋元康自身が書いて歌わせている。

 

 

 

 

 

純情物語/近藤真彦

 

近藤真彦にとって19枚目のシングルで、作詞を売野雅勇、作曲を都志見隆、編曲を松下誠が手がけている。オリコン週間シングルランキングでの最高位は6位であった。

 

 

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HURRY UP/湯江健幸

 

テレビドラマ「ハーフポテトな俺たち」(主演は中山秀征、オープニングとエンディングテーマにはそれぞれレベッカの楽曲が使われ、これをきっかけに「フレンズ」が大ヒットした)に出演していた新人俳優、湯江健幸(2017年からは名前をカタカナにし、湯江タケユキとして活動している)によるデビュー・シングルである。作詞・佐藤ありす、作曲・根岸孝旨、編曲・村松邦男で1986年2月21日にリリースされ、オリコン週間シングルランキングでは最高16位を記録した。