昭和60年度の全米ヒット・ソング(3) | …

i am so disappointed.

今回は、1986年1月25日付の全米トップ40に初登場した4曲について取り上げていきたい。

 

DIGITAL DISPLAY/READY FOR THE WORLD

 

ミシガン州フリント出身のR&Bバンド、レディ・フォー・ザ・ワールドは、1985年にデビュー・アルバムからシングル・カットされた「Oh、シーラ」が全米NO.1を記録し、一躍注目を集めた。サウンドがプリンス&ザ・レヴォリューションにひじょうに似ていることと、「Oh、シーラ」というタイトルがプリンス・ファミリーであるシーラ・Eを連想させたが、プリンスとはまったく関係はなかったようだ。この「ディジタル・ディスプレイ」は「Oh、シーラ」の次にシングル・カットされ、やはりプリンス&ザ・レヴォリューションを思わせる音楽性なのだが、勢いにのって全米シングル・チャートで最高21位のヒットを記録した。ミュージックビデオではおそらく当時としては最先端だったと思われるコンピューター・グラフィックが用いられていて、時代を感じさせる。

 

 

Ready for the World Ready for the World
678円
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SECRET LOVERS/ATLANTIC STARR

 

アメリカのR&Bバンド、アトランティック・スターは1970年代後半から活動し、R&Bチャートでのヒット曲はあったが、全米シングル・チャートには1982年に最高38位を記録した「サークルズ」で初めてチャートインした。次のトップ40ヒットまではそれから3年以上がかかったのだが、この「シークレット・ラバーズ」は全米シングル・チャートで最高3位の大ヒットとなった。曲の内容はお互いに配偶者がいる者同士の恋愛、現在でいうところのW不倫をテーマにしたバラードで、バーバラ・ウェザーズとデヴィッド・ルイスによるデュエットとなっている。

 

 

As the Band Turns As the Band Turns
13,701円
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HE'LL NEVER LOVE YOU (LIKE I DO)/FREDDIE JACKSON

 

ニューヨーク出身のR&Bシンガー、フレディ・ジャクソンのデビュー・アルバム「ロック・ミー・トゥナイト」から3曲目のシングル・カットで、全米シングル・チャートで最高25位を記録した。「ロック・ミー・トゥナイト」「ユー・アー・マイ・レディ」でR&Bチャートの1位を2曲連続で記録し、大きな注目を集めていた。打ち込みをバックにした本格的なR&Bということで、当時、日本の音楽雑誌でも話題になっていた記憶がある。グラミー賞の最優秀新人賞と最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされたが、受賞したのはそれぞれシャーデーとスティーヴィー・ワンダーであった。

 

 

Rock Me Tonight Rock Me Tonight
5,302円
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KING FOR A DAY/THOMPSON TWINS

 

イギリスのニュー・ウェイヴ・バンド、トンプソン・ツインズが1985年にリリースしたアルバム「フューチュアー・デイズ」からのシングル・カットで、全米シングル・チャートでは最高8位と、本国イギリスの22位よりも高い順位を記録した。トンプソン・ツインズは第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの流れに乗り、1983年に「ホールド・ミー・ナウ」が全米シングル・チャートで最高3位のヒットを記録した。1985年7月13日に開催された「ライヴ・エイド」でもアメリカのJFKスタジアムの方に出演し、当時ブレイクしはじめたマドンナと共演した。