lyrical school「Cookin' feat. Young Hastle」について。 | …

i am so disappointed.

数日前、日本のヒップホップアイドルユニット、lyrical schoolによる「Cookin' feat. Young Hastle」のライブ動画が公開された。2018年10月19日に新木場STUDIO COASTで行われたライブからの映像らしい。この曲は2019年1月22日にリリースされるダブルA面シングル「Tokyo Burning/Cookin' feat. Young Hustle」の収録曲である。これは2017年12月25日に発売された「パジャマパーティー/シャープペンシル feat. SUSHIBOYS」に続く2ヶ月リリースの第2弾である。ミュージック・ビデオは2018年10月10日の時点ですでに公開されていたようだ。

 

今回リリースされるダブルA面シングルのうち、「Tokyo Burning」は年明け早々にミュージック・ビデオが公開され、すぐに気に入っていたため、CDが発売されたらすぐに買おうと思っているのだが、このもう1曲の方もかなり良い。昨年のアルバム「WORLD'S END」が好きすぎてかなりずっと聴いていたのだが、その後にリリースされた、そしてこれからされるダブルA面シングル2タイトルについては、その延長線上ではなく、よりマニアックな音楽性を追求しているように思える。SUSHIBOYS、Young Hustleというヒップホップ・アーティストとのコラボレーションも新しい試みであり、かなり攻めている印象を受ける。

 

現在のアイドルポップは細分化、多様化していて、いろいろなジャンルのポップ・ミュージックから影響を受けたものが存在するが、そこにはそのジャンルのアイドルではないアーティストが歌っているのとはまた別の、時としてそれ以上の魅力があるのであり、アイドル以外のアーティストがやっているそのジャンルの音楽をアイドルポップス風に薄めたものだとは、まったく思っていない。また、日本のアイドル文化におけるある側面は、この国における女性蔑視、性暴力容認のレイプカルチャーと通底する部分も感じられ、そこは個人的には相容れないというか、むしろ無くしていきたいと思っている部分なので、音楽性はすごく好きなのに、グループやメンバーのキャラクター設定や売り出し方が、そのようなノリである場合には、まったく好きではないということになる。しかし、自分が好きなもののことを好きでもない人にあれこれとやかく言われることはものすごくつまらないし、他人にされて嫌なことはなるべく自分でもやらないようにしているので、そういうものについてはなるべく書かない。当然のことながら、全体主義、排外主義、性差別といった害悪や、それに加担する表現については厳しく批判していくわけだが、それ以前の趣味嗜好については、一部を除外して単なる趣味に過ぎないわけで、大抵の場合は好き嫌いに尽きる。

 

それはそうとして、少なくとも現行メンバーになってからのlyrical schoolについては、音楽が好きなのはもちろんのこと、他の部分においてもなんとなく安心なので、ありがたいことである。男性の視点によって客体化された存在としてではなく、パフォーマンスに主体性が見られるところが、そう感じる理由なのではないかと思う。