2018年間フェイヴァリット・フィルム・ベスト10 | …

i am so disappointed.

年末なので今年観たことがある映画から10本を選び、カウントダウンしていくというやつをやってみたい。対象となるのは日本での劇場公開、または劇場未公開作品については配信開始が2018年だった作品である。

 

10. Love、サイモン 17歳の告白

 

日本では劇場公開されなかったが、配信や映像ソフトで観ることができる学園コメディーである。やはり恋愛がメインテーマになっていて、主人公のサイモンは同性愛者である。それがごく日常的なカジュアルなものとして描かれ、周囲の人たちとの関係性も含め、ひじょうに価値のある作品だと思える。

 

 

 

9. ヘレディタリー/継承

 

タイトルにもあるように「継承」について描かれた作品だが、観る人によってはトラウマを負いかねないほどの、えげつないホラーである。歌舞伎町のTOHOシネマズで夜遅い時間帯に観たのだが、意外にも若いカップルが多くて微笑ましい気分になった。ひじょうに完成度が高いが、心や体が弱っている時にはあまり観ない方がいいかもしれない。

 

 

8. クレイジー・リッチ!

 

アメリカのロマンティック・コメディー映画で、キャストのほとんどがアジア系の俳優で、シンガポールやマレーシアで撮影されたシーンが多く遣われている。経済的な格差と恋愛というわりとありふれた題材を扱っているが、その切り口は新鮮であり、ハリウッド映画界における多様性という面でもひじょうに価値のある作品である。

 

 

7. 好きだった君へのラブレター

 

劇場公開ではなく、Netflixオリジナル作品として配信されたロマンティック・コメディーである。内容はよくあるタイプの学園コメディーという感じだが、主演のアジア系女優、ラナ・コンドルがとにかくチャーミングである。

 

 

6. アリー/スター誕生

 

過去に何度かリメイクされている作品の最新版である。主演しているレディー・ガガの歌手、女優としての魅力が溢れている。ショービズ界を舞台にしたラヴ・ストーリーとしても素晴らしい、一流のエンターテインメント作品。

 

 

5. 君の名前で僕を呼んで

 

1983年のイタリアを舞台に、17歳の青年の年上の男性に対する恋愛を描いた美しい作品。人を好きになった時の狂おしくも切ない思いが繊細に描写されている。サイケデリック・ファーズ「ラヴ・マイ・ウェイ」、F.R.デイヴィッド「ワーズ」といった楽曲も効果的に使用されている。

 

 

 

4. ファントム・スレッド

 

ポール・トーマス・アンダーソン監督による、1950年代のロンドンでの仕立て屋とモデルとの恋愛を描いた作品。愛は移ろいやすいものであり、そもそもその本質とは一体何なのだろうか、などいろいろなことを考えさせられる。主演のダニエル・デイ・ルイスはこの作品を最後に引退した。音楽をレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが手がけている。

 

 

 

3. レディ・バード

 

青春という痛々しくも輝ける季節の本質を、1人の少女の日常を通してリアルにヴィヴィッドに描いた名作である。

 

 

 

2. ブラックパンサー

 

マーベル・コミックを原作とするスーパーヒーロー映画。エンターテインメント作品として超一流なのはもちろんだが、主要キャストのほとんどが黒人であるこの映画が大ヒットしたという事実が、また画期的である。ケンドリック・ラマーが手がけた音楽も素晴らしい。

 

 

 

1. スリー・ビルボード

 

娘がレイプされ、焼死体で発見されたが犯人はいまだに逮捕されていない。母親の激しい怒りが作品のベースとなっている。周囲が何と言おうと、存在をかけてでも証明しなければならないことがある。それが絶望的な悲しみに打ち勝つための、たった1つの方法であろう。