1980年代の12月を懐かしむために、当時の全米No.1ヒットのうちから好きな10曲を選び、ランク付けしてカウントダウンしてみるというやつである。
10. HEAVEN IS A PLACE ON EARTH/BELINDA CARLISLE
ベリンダ・カーライルといえば、元ゴーゴーズのリード・ヴォーカリストだが、1986年にソロ・デビュー後、2枚目のアルバム「ヘヴン・オン・アース」からの先行シングルであるこの曲で初の全米No.1に輝いた。歌いだしの「ウー・ベイビー、ドゥ・ユー・ノウ・ワット・ザッツ・ワース」が印象的であった。キーボードをトーマス・ドルビーが弾いているらしい。
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Heaven on Earth
2,981円
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9. THE WAY IT IS/BRUCE HORNSBY & THE RANGE
ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジによる1986年の全米No.1ヒット。ピアノ・ソロが印象的なソフィスティケイトされたポップスだが、歌詞は公民権運動について歌われたメッセージ性の強いものである。1990年代のはじめにイギリスで活動していたインディー・ロック・バンド、キングメ-カーのヴォーカリスト、ロズ・ハーディーは嫌いな曲としてこれを挙げていたが、理由は子供の頃に兄に殴られた後、「そういうものさ」というこの曲のサビの部分を歌われていたからだという。
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ザ・ウェイ・イット・イズ(期間生産限定盤)
972円
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8. WALK LIKE AN EGYPTIAN/THE BANGLES
1986年にプリンスが書いた「マニック・マンデー」をヒットさせたバングルスが、同じ年の年末に放ったNo.1ヒット。フェリーの乗客がバランスを崩さないようにそっと歩いている姿が、古代エジプトの絵画に描かれたポーズに似ていたことにインスパイアされて書かれた曲だという。自分たちで楽器を演奏している女性メンバーのみのグループによる、これが初めての全米No.1ヒットだという。1987年の年間シングル・チャートでも1位に輝いた。
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Different Light
1,874円
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7. SAY SAY SAY/PAUL McCARTNEY & MICHAEL JACKSON
ポール・マッカートニーが1983年にリリースしたアルバム「パイプス・オブ・ピース」からの先行シングル。当時、マイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」が大ヒットしていたが、最初にシングル・カットされたのはポール・マッカートニーとのデュエット「ガール・イズ・マイン」であった。今度はポール・マッカートニーのアルバムにマイケル・ジャクソンがゲスト参加したことになる。
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Pipes of Peace
1,802円
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6. WE DIDN'T START THE FIRE/BILLY JOEL
ビリー・ジョエルが1989年にリリースしたアルバム「ストーム・フロント」からの先行シングルで、邦題は「ハートにファイア」。ハリー・トルーマン大統領からロックンローラーのコーラ戦争まで、約40年間にわたる歴史上のトピックや人名が歌詞に入っている。ビリー・ジョエルにとっては、1984年の「あの娘にアタック」以来の全米No.1ヒットとなった。
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Storm Front
508円
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5. PHYSICAL/OLIVIA NEWTON-JOHN
オリヴィア・ニュートン・ジョンによる1981年のヒット曲で、10週連続の全米No.1はデビー・ブーン「恋するデビー」と並んで当時における最長記録であった。1970年代にカントリー・ポップ歌手として活動したり、主演もした映画「グリース」が大ヒットしたりしていたが、この曲ではよりセクシーな路線にイメージチェンジし、結果的にそれが大当たりしたのであった。当時のワークアウトブームの影響も感じられる。ギター・ソロはTOTOのスティーヴ・ルカサーによるものである。
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Physical
6,837円
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4. FAITH/GEORGE MICHAEL
ワム!を解散したジョージ・マイケルが1987年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム「FAITH」に収録されたタイトル・トラックで、2曲目のシングル・カットである。ロックンロールのパスティーシュ(模倣)を書いてみてはどうかというプロデューサーのアドバイスから生まれた曲だという。アルバムからは4曲がNo.1ヒットを記録するが、これがその最初であった。
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FAITH
429円
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3. MANEATER/DARYL HALL & JOHN OATES
ダリル・ホール&ジョン・オーツによる1982年の全米No.1ヒットで、R&Bチャートでもヒットしたアルバム「H2O」からの先行シングルである。ジョン。オーツによって書かれたこの曲のプロトタイプはレゲエ風のリズムだったが、それにダリル・ホールがモータウン風に変えたのだという。歌詞は強い男性を食いつくすようなタイプの女性をテーマにしているようだが、当初は強欲と拝金主義が支配していた1980年代のニューヨークについて書かれたのだという。
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Daryl Hall & John Oates/ H2O
986円
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2. LIKE A VIRGIN/MADONNA
マドンナが1984年にリリースしたアルバム「ライク・ア・ヴァージン」のタイトル・トラックで、先行シングルとしてもリリースされた。ナイル・ロジャースによってプロデュースされたこの曲はマドンナにとって最初のNo.1ヒットとなり、ポップ・アイコンとしてのイメージを確立するきっかけにもなった。クエンティン・タランティーノ監督による1992年の映画「レザボア・ドッグス」においても、この曲のタイトルの意味に言及されている。
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Like a Virgin
451円
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1. (JUST LIKE) STARTING OVER/JOHN LENNON
長い間、アーティスト活動を休止していたジョン・レノンが1980年にリリースしたカムバック・シングルで、妻であるヨーコ・オノとのアルバム「ダブル・ファンタジー」の1曲目に収録されていたが、この曲が全米シングル・チャートを駆け上がっている最中の12月8日、ジョン・レノンはニューヨークの自宅アパート前で射殺された。ロッカ・バラード調の曲にのせて新しい出発について歌われたこの曲は、その少し後に全米シングル・チャートの1位になった。当時、中学生でこの年から洋楽のレコードを買いはじめた私はテレビの午後のワイドショーでこのニュースを知ったが、まだビートルズをちゃんと聴いたことがなかった(ポール・マッカートニーの「カミング・アップ」は単純にポップ・ソングとしてカッコいいと思い、シングルを買っていた)。FMでジョン・レノンの特集が組まれ、録音したカセットを何度も聴いていた。年明けにお年玉で「ダブル・ファンタジー」のレコードを買った。ミュージックショップ国原で福引を引いたが、残念賞のポケットティッシュしか当たらなかった。
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ダブル・ファンタジー
1,850円
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