ドレイクの10曲。 | …

i am so disapointed.

10月24日はドレイクの誕生日ということで、今回はそのカッコよくてモテそうな作品の数々から厳選された10曲をカウントダウンしていきたい。ドレイクはカナダ出身のラッパーでありシンガー・ソングライターで、音楽ジャンル的にはヒップホップとかR&Bにカテゴライズされるのかもしれないが、とにかくそのような枠はどうの昔に超えている感じもあり、これこそが現在のアメリカでポピュラーな音楽という感じである。かつてはキレッキレの天才アーティストだったが、いまやちょっと何を言っているのか分からなく、ネトウヨ並みの反知性派に成り下がったカニエ・ウェストが嫉妬して叩いていることにより、ドレイクのステイタスはさらに上がっているといえよう。

 

10. KNOW YOURSELF

 

2015年のミックステープ「イフ・ユーアー・リーディング・ディス・イッツ・トゥー・レイト」の収録曲で、シングルカットはされていない。陰湿で薄気味の悪い性犯罪者はどこの国にもいるもので、シドニーのライブでこの曲をパフォーマンス中に痴漢行為をはたらく犯罪者を見つけ、曲を中断して叱りとばした。この事実のみでも賞賛に値するが、曲そのものもすごくカッコいい。

 

 

 

9. TUESDAY (feat. DRAKE)

 

アメリカのヒップホップ・アーティスト、アイラヴマコーネンの「クラブ・ゴーイン・アップ・オン・チューズデイ」をドレイクがリミックスし、「チューズデイ」に改題してリリースしたもの。アイラヴマコーネンにとってはデビュー・シングルとなり、全米シングル・チャート12位を記録した。火曜日はクラブで盛り上がろうという内容の曲だが、この曲を書いたアイラヴマコーネンは週末には仕事をしていたため、このような内容になったのだという。

 

 

 

8. BEST I EVER HAD

 

2009年にリリースされたドレイクの最初のEP「ソー・ファー・ゴーン」に収録され、同じタイトルのミックステープで有名になった。念のため、ミックステープはかつてはいろいろなアーティストの様々な曲をつなげたようなものを主に指したが、現在は特にヒップホップにおいて、特定のアーティストの作品のみを収録したものにも用いる。最近ではチャンス・ザ・ラッパーのミックステープ「カラーリング・ブック」でグラミー賞の最優秀ヒップホップ・アルバム賞を受賞していた。この曲は全米シングル・チャート2位を記録し、ドレイクにとってはじめての大きなヒット曲となった。内容はひじょうにストレートなラヴ・ソングなのだが、サウンドがかなりカッコよく、重要な場面で使い出がありそうである。

 

 

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7. 0 TO 100/THE CATCH UP

 

2014年にリリースされたシングルで、前半はストレートなヒップホップ・トラックなのに対し、後半ではジェイムス・ブレイクの未発表音源をサンプリングした、クールダウンしたムードが味わえる。

 

 

6. WORK (feat. DRAKE)

 

リアーナの2016年のアルバム「アンチ」からのシングルで、全米シングル・チャートで1位を記録した。この曲はドレイクを含む複数のアーティストによる共作となっていて、ダンスホールからの影響を強く受けている。恋愛と生活、将来についてのカップルの絶妙に微妙な関係を描写した歌詞がまたたまらない。

 

 

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5. MARVIN'S ROOM

 

2011年のアルバム「テイク・ケア」からのシングルで、全米シングル・チャートでの最高位は21位である。深夜に泥酔し、別れてしまったがまだ未練がある恋人に電話をかけてしまう歌詞が泣けるのだが、電話口から聞こえる声をイントロやコーラスにうまく使っていて最高である。

 

 

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4. PASSIONFRUIT

 

2017年にリリースされたミックステープ「モア・ライフ」からのシングルで、全米シングル・チャート最高8位を記録した。この曲がリリースされた頃、夏にぴったりのゴキゲンなトラックだと思ったのだが、歌詞をよく聴いてみると、もはや関係が修復不可能になってしまった恋人への離れていく心を歌った、ひじょうにヘヴィーな内容であった。

 

 

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3. ONE DANCE

 

2016年のアルバム「ヴューズ」からのシングルで、ドレイクにとって初の全米シングル・チャート1位を記録した。トロピカルなサウンドにのせて、クラブで踊り、心が近づいて生じる化学反応についてヴィヴィッドに歌われている。

 

 

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2. HOLD ON, WE'RE GOING HOME

 

2013年のアルバム「ナッシング・ワズ・ザ・セイム」からのシングルで、全米シングル・チャートで4位を記録した。パートナーである女性に対して心からの敬意を表した最高のラヴ・ソングである。この曲が完成した時、ドレイクはおそらく10年のうちに結婚式の定番になるだろうと思ったらしい。

 

 

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1. HOTLINE BLING

 

2015年にシングルとしてリリースされ全米シングル・チャート2位を記録した後、翌年のアルバム「ヴューズ」にも収録された。別れてしまった恋人のことが忘れられないという、ひじょうに未練タラタラな内容なのだが、ドレイクにかかればこれがお洒落で切ないアーバン・ブルーズになってしまう。「よく携帯に電話をかけてくれていたよね」からはじまる歌詞とフレッシュなサウンドにおいて、この曲はおそらくある時代を象徴するクラシックとして、ポップ・ミュージック史に残っていくのだろう。

 

 

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