去る11月21日火曜日のWHY@DOLL定期公演二部はカバー祭りであり、その日の特典会で私はリーダーのちはるんこと青木千春さんが撮影済みのチェキにサインを書いてくれている間、元モーニング娘。の道重さゆみの話をずっとしていたわけである。
一方、後で知ったのだが、同じ日にモーニング娘。'17は日本武道館でライブを行っていて、道重さゆみが同じくモーニング娘。OGである、辻希美、高橋愛、田中れいなと共にサプライズ出演していたという。
道重さゆみがモーニング娘。'14(当時)を卒業し、芸能活動を休止したのは3年前、2014年11月26日のことだが、紅白歌合戦の出場歌手やNMEの年間ベスト・アルバム&トラックが発表されたのもその辺りだったはずである。
今年は紅白歌合戦の出場歌手についてはもっと早くに発表されていて、NMEのアルバム・オブ・ジ・イヤーは昨日あたりからツイッターのアカウントでカウントダウンされている。これまでに10位から4位までが発表されていて、上位3枚はおそらく明日に発表されるのであろう。各音楽雑誌の年間ベスト・アルバムにはおそらくランクインしないと思われるリアム・ギャラガーのソロ・アルバムを年間10位に選んでいるあたり、やはりNMEが好きだと思ってしまう。
リアム・ギャラガーはもちろん元オアシスのボーカリストであり、1994年の秋に渋谷クラブクアトロで行われた初来日公演を私は目撃しているわけだが、あのバンドをあれだけ小さな会場で観られたのはなかなか貴重な体験だと思う。当時、WHY@DOLLのちはるんは1才で、はーちゃんはまだ生れていない。渋谷にはレコード店やCDショップがたくさんあり、週末にそれらを廻って新しい音楽に出会うことが、 日常における最大のイベントであった。
この頃、同時代のポピュラー音楽を最も熱心に聴いていたような気がする。イギリスではオアシス、ブラー、パルプ、スウェードといったインディー・ギター・バンドがヒット・チャートの上位に入る、ブリットポップの黎明期であり、日本では「渋谷系」と呼ばれることになる、オリコンのヒット・チャートとはまた異なった、様々な時代や国やジャンルの音楽から影響を受けた新しいタイプの音楽が、少なくとも一部では支持を集めていた。
NegiccoやWHY@DOLLといった、あれから20年後のアイドルポップスのグループの音楽に対して、私が愛着を覚えるのは、おそらくあの頃の記憶ゆえであろう。そのエッセンスが過去の記憶としてではなく、現在進行形であり、さらに未来をも感じさせるからではないかと思う。
では、そのエッセンスとは何かというと、ポピュラー音楽が持つ原初的な楽しさであり、それは生命の肯定といっても良いような種類のものなのだろう。
WHY@DOLLの定期公演におけるカバー祭りはたまに行われるようだが、そう頻繁にではないようだ。はじめての定期公演からまだ3ヶ月も経っていない私にとっては、もちろんはじめてのことである。そこで誰の何という曲がパフォーマンスされたかについては、もはやあまり覚えてはいないし、曲目の紹介はあったものの、まったく知らない曲や何となく知ってはいるが思い入れが一切無い曲も、おそらく半数近くはあったような気がする。一方で、ひじょうに思い入れが強い曲も何曲かあった。
私はWHY@DOLLの楽曲が好きでライブやイベントにも足を運ぶようになったのだが、もはやたとえ他のアーティストがオリジナルの曲であったとしても、このユニットのパフォーマンスが純粋に好きなのだと思えた。
その翌日、WHY@DOLLは下北沢のMOSAiCという会場で行われた「ハイカラ・ハーバーvol.5」というライブに出演し、どうやらセットリストもひじょうに良かったようだ。私はわりと近くで仕事をしていたにもかかわらず、どうしても行くことができず、しかもセットリストに「clover」が入っていたことを知り、この大好きな曲を毎週ライブで聴き続ける記録が途絶えてしまったことを残念に思った。
しかし、23時からは「WHY@DOLL~ほわどるに恋なのサー~」の配信があるので、それまでにやるべきことをすべて終わらせて、スタンバイしたわけである。
オープニングの生ライブは、ミニ・アルバム「NAMARA!!」に収録されている「バニラシェイク」であった。冬の横浜デートを描いたこの曲は、まさにいまの季節にピッタリであろう。「わかんないことがあるのが人生じゃない 楽しんでいこう」というところが本当に好きである。
はーちゃんが事前に好評のコーナーをやるとツイートしていたのだが、それは「ほわどるコールセンター」なるものであった。前身番組の「ほわどるの曖昧ルーム」でやっていたものらしいのだが、私がこれを観るのははじめてであった。
ちはるん、はーちゃんがそれぞれクレームを入れる消費者とコールセンターのオペレーターの役に分かれ、やり取りをするというものなのだが、名前の漢字がやたらと難しく、それを言葉で説明して、それを聞いていかに正しく書くかというのがメインの企画のようである。
このやり取りがひじょうにおもしろく、やたらと擬音が多かったり、特にちはるんが漢字の部首などを説明する際の言い回しが独特すぎたりと、ひじょうにシュールな映像と音声がわりと長い間、続いていた。
途中でいわゆる攻守交替のようなことになるのだが、やたらと時間がかかり、終わった頃にはすでに23時50分近くになっていた。そのため、フリートークのコーナーは割愛され、最後の生ライブは「セツナSHOOTING STAR」であった。ライブのセットリストにはかなりの頻度で入っている印象がある曲だが、この配信においてはもしかするとはじめてかもしれない、ということであった。
ところで、前日、WHY@DOLLの定期公演から帰ってきて、その感激が薄れないうちに文章にしていこうとブログ記事を書いていたところ、はーちゃんの部屋に大きなクモが出たと、わりと本気で動揺しているようなツイートが連投された。それに対し、対処法などをリプライするファンの方々との関係性にも熱いものを感じるのだが、それよりも何よりも、はーちゃんの「どうしたらいいですか」という言い回し、あれはひじょうに良い。良さしかない。あのクールビューティーな浦谷はるなさんが自室にて大きなクモに怯えているという事実そのものに、理由は分からないが、ひじょうに良いものを感じるのだが、「どうしたらいですか」はとにかくすごく良い。
あと、はーちゃんが「WHY@DOLL~ほわどるに恋なのサー」において、眼鏡を着用することがあるが、それを視聴者がおもしろがって桃屋とかごはんですよとか揶揄する傾向がある。私もわりと率先してやっているうちの一人なのでまったくもって申し訳ないのだが、じつはそれを気にしてあまり眼鏡をかけていないというようなことを言っていた。これにはひじょうに申し訳ないと思ったのと同時に、またしても何だか説明しようのない良さを感じたのであった。もちろんすごく似合っているし美しいのだが、おそらくクラスの好きな女子を照れ隠しでからかう小学5年生ぐらいの男子と同レベルの精神性でやっているに過ぎないので、これは自重しなければいけないと、強く思ったのであった。
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