どこまでも行こう ときめきを重ねて。 | …

i am so disappointed.

水曜日の深夜、「WHY@DOLLのほわどるに恋なのサー」エンディングにおいて、「菫アイオライト」のDanceMovieについての発表があった。アルバム「WHY@DOLL」収録曲の映像が次々と撮影されていて、順次公開されていくという話は以前からあり、すでに「恋はシュビドゥビドゥバ!」「忘れないで」「Hello Hello Hello」の映像が公開されていた。「WHY@DOLL」は本当に素晴らしいアルバムなので、ダイジェスト的なティザー映像だけではなく、1曲がフルで視聴できる動画が増えれば、もっと多くの人たちに知ってもらえるチャンスが増えるだろうと思っていたので、これはとてもうれしいことである。

 

しかし、先行シングルの「菫アイオライト」「キミはSteady」にはすでにMVが存在していたことから、新しく公開されるのはこれら以外の曲なのではないかと勝手に思い込んでいた。それが「菫アイオライト」だったのは、少し意外であった。

 

「菫アイオライト」がリリースされたのは2016年11月15日だが、その年のはじめにおいて、私はアイドルといえばハロー!プロジェクトとAKB48グループぐらいしかよく知らないような状況であった。3月3日、有楽町の三省堂書店で平積みになっていた新刊を立ち読みしていると、大好きだった道重さゆみの卒業スピーチ、「変な人たち、サンキュー」に言及されていて、私もあれにはリアルタイムで感動していたので、記念の意味もあり買って帰った。その時点で、アイドルファンは今度こそもうすでに卒業していたはずであった。

 

アイドルファンいっても、在宅を基本としたきわめてライトなものである。イベントやライブに行ったことはあるが、同じCDを何枚も買うことには抵抗があったし、たとえばアイドルとチェキを撮るような未来が待っていようとは、その頃にはまったく想像していなかった。

 

帰ってその本を読んでみると、道重さゆみ以外について書かれたところもとてもおもしろく、一気に読み終えてしまった。いまのアイドルシーンというのはそんなにも多様化しているのかとも思ったし、何組か聴いてみたいグループもあった。中でも気になったNegiccoをApple Musicで検索するとあったので興味本位で聴いていると、思っていたよりもひじょうにクオリティーが高く、また、完全に好みの音楽であった。それからApple Musicで配信されていない音源を買ったり、リリースイベントに行ってミニライブを観たり特典会なるものに参加したり、地元の新潟まで足を運んだりするようになるわけである。

 

当時、WHY@DOLLのことは名前ぐらいは知っていたのかもしれないが、ほとんど認識していなかったし、曲も聴いたことがなかったはずである。私が地元でのNegiccoのライブが観たくて新潟の「古町どんどん」に行っていたその日、じつはWHY@DOLLも新潟にいたということを、つい最近になって知ったのであった。

 

それはそうとして、そうなると最近のアイドルの曲もじつは意外と楽しめるのではないかと思い、いろいろ聴いてみた。結論としては、楽しめるものもあればそうでないものもあった、というところである。これは完全に好みの問題であろう。

 

そのうち、Negiccoがアルバム「ティー・フォー・スリー」をリリースし、私はその大人ポップ路線とでもいうものがかなり好きだったのだが、いわゆるアイドルポップ的な感じが欠けているのではないか、という意見もあったようだ。

 

「まるでMagicみたいなMusic どこかで聴いたDisco Music」という歌詞にあるように、たとえばいつかどこかで聴いたような、あるジャンルを連想させるような音楽であったとしても、魔法のように心を躍らせてくれるなら、それは素敵である。もちろん音楽そのものは魔法ではない、としてもだ。

 

いろいろ聴いていくうちに、このようなディスコミュージックのようなものに影響を受けたタイプのアイドルポップスの系譜とでもいうものがあることに気がついた。そのような曲がわりと好きで、プレイリストに入れて聴いたりしていた。

 

その頃、北海道出身のアイドル、WHY@DOLLがNegiccoと同じT-Palette Recordsに移籍し、しかもその第1弾シングルがかなり良いというツイートがタイムラインに表示された。聴いてみたところ、イントロのギターのカッティングからものすごくカッコよく、曲調は当時、気に入りはじめていたディスコミュージックに影響を受けたタイプのアイドルポップスの1つの到達点とでもいうべきもの、さらに都会的でカッコいい曲なのにボーカルがかわいい、かと思えばややメロウな箇所があって、そこがやたらと心の琴線にふれる、などとても気に入ってしまった。

 

私はWHY@DOLLというユニットについての情報をほとんど知らない状態でこの曲を聴いたのだが、紆余曲折のバックグラウンドを知っていれば、よりグッとくるような内容になっていたようである。途中のラップのような部分には過去の曲名がいくつも入っていたり、歌詞の内容は新しい気持ちで夢に向かっていこうというような力強いものである。

 

「どうしようもないと 溜息 涙 後悔 どんな私も今の本当の私」

「たまにネガティブばっかり顔を出す日は こんな私でいいか不安になる」

 

そんな中、ややメロウになる瞬間、歌詞だけではなくメロディーもそんな感じで、この部分がこの曲に深みをあたえているようにも思える。

 

後に、作曲の吉田哲人さんが「菫アイオライト」にはスティーヴィー・ワンダーの「ゴールデン・レディ」に影響を受けた部分があることを告白するのだが、おそらくここが「To see the heaven in your eyes is not so far」のところにインスパイアされていると思われる。

 

「インナーヴィジョンズ」はスティーヴィー・ワンダーのアルバムの中で最も好きで、20年以上も聴き続けてきたはずなのに、「菫アイオライト」を聴いた時にはまったく気がつかず、それでもここがすごく印象に残っていた。そして、言われてみると確かにそうなのだが、見事としか言いようがない。これで、「菫アイオライト」がもっと好きになった。

 

曲がすごく好きになったのでYouTubeで検索してビデオも観てみたのだが、なんだかゆるふわな感じのメンバー2人がずっと料理をしているような感じの映像で、それはそれで良かったのだが、そこからより深くハマっていくということにはならなかった。

 

とはいえ、アルバム「Gemini」もかなり気に入って、WHY@DOLLの音楽はすでに好きになっていたのである。しかし、メンバーのことはまったく知らないままで、東京で活動していることすら知らず、てっきり北海道のローカルアイドルだとばかり思っていた。

 

定期的な気になる新譜チェックの一環として、WHY@DOLLのアルバム「WHY@DOLL」のティザー映像を観たのは、おそらく7月の終わり近くだったと思う。あの「菫アイオライト」が収録されたアルバムならば取り敢えずチェックしておこう、ぐらいのノリだったと思う。良質な楽曲が揃った良いアルバムだという印象を受けたが、当時は後にここまで好きになるとは思っていなかった。その時に最も印象に残ったのは、「Hello Hello Hello」であった。

 

アルバムをフルで聴いてみるとやはりわりと良かったのでブログに感想のようなものを書こうとさらに集中して何度か聴いてみたところ、聴く度に良くなってくる。ブログを上げた翌日、渋谷でリリースイベントがあることを知り、ちょうどその近くに行く予定もあったので行くことにした。とはいえ、メンバーのこともほとんど知らず、パフォーマンスにも過度な期待はしていなかったのだが、それでもあの「菫アイオライト」のパフォーマンスが生で観られるのならば、それだけでも価値があるのではないか、とそう思っていた。

 

その前日にも渋谷のHMV&BOOKS TOKYOでリリースイベントが行われていたようなのだが、そこではシングル曲以外のアルバム収録曲によるセットリストだったようだ。だとすると、この日も「菫アイオライト」がパフォーマンスされない可能性もあったのだが、まあとりあえず行ってみようという感じではあった。

 

ところで、「菫アイオライト」のパフォーマンスはどんな感じなのだろう。気になってYouTubeを検索してみたのだが、これが出てこない。検索できるライブ映像は「Gemini」までの曲のものばかりである。

 

と、ここまでがこのブログ記事の本題までの前置きである。いくら何でも長すぎるわけだが、それでももし仮にこの先、当時の私のように新しくWHY@DOLLに興味を持って、「菫アイオライト」のパフォーマンスはどんな感じなのだろうと気になった時には、この映像があるわけである。しかも、撮影されたのはおそらくWHY@DOLLのホームグラウンドとでもいうべき、渋谷Gladであろう。

 

その日は、ヴィレッジヴァンガード渋谷本店であった。平日の夕方ということもあり、まだ人はそれほど集まっていない。ステージ前に椅子が並べられ、私は2列目に座った。すでに集まっていたファンの方々はほとんどが顔見知りらしく、適度な距離感を保ちながらも、何となく言葉を交わしていた。ステージにWHY@DOLLのメンバーが登場し、リハーサルが行われた。意外と長いキャリアがあることを前日にウィキペディアで調べて知っていたが、スタンドマイクを使った大人っぽいスローな曲で、振り付けもかなりキマっていた。多くのステージ経験を積んだ、プロのパフォーマンスという感じである。その時、リハーサルでやっていたのは「Dreamin' Night」であった。これは思っていたよりもかなりちゃんとしたもので、それをこんな間近で観られるのはかなり贅沢なのではないかと、そんな気分になっていたのである。

 

本編がはじまり、1曲目に「菫アイオライト」である。曲はもちろん最高だが、パフォーマンスもかなり良い。それよりも隣の席に座ったおそらく人生の先輩であろう大人の男性が、WHY@DOLLのはげしい振り付けを完全にコピーしている。何だこれは。他のファンも程度の差こそあれ、それなりに振り付けをコピーしがちなようである。こういう文化だということだろうか。

 

WHY@DOLLのMCをはじめて聴いた。曲のカッコいいイメージとはギャップのあるゆるふわな感じ、それがすごく心地よいのである。あらかじめ特典会には参加するつもりだったので、アルバムはすでに買っていた。特典券というのが3枚もらえて、握手会とサイン会の2回も参加できるという。この日、はーちゃんにはなぜか本当にWHY@DOLLのイベントが目当てで渋谷に来たんですかとやたらと聞かれ、ちはるんとは旭川のことを話していたような記憶がある。とにかく、すごく楽しかったのだ。

 

この日はサイン会で、チェキは撮っていない。私がはじめてチェキを撮ったアイドルはWHY@DOLLではなくて、その翌日、アリオ川口店でのリリースイベントに行ったNegiccoであった。WHY@DOLLとはじめてチェキを撮ったのは、そのNegiccoのオープニングアクトとして出演した8月15日の代々木公園野外ステージである。

 

それからWHY@DOLLのライブやイベントには何度も行っていて、その度に撮ったチェキを家の人に見つからないように財布に保管していたのだが、もはやそれも限界に達しつつある。私はたまに財布をどこかに置き忘れたりすることがあるのだが、いまは現金やカードの類いよりもWHY@DOLLと撮ったチェキのことが気がかりである。そろそろチェキを保管するための、何らかのアルバム的なものの必要性を感じている。しかも、家の人に見られるリスクは完全にシャットアウトしなくてはいけない。悩ましいところである。

 

仕事から帰り、マンションのポストを開けると、ビクターエンターテインメント株式会社からの封筒が届いていた。渋谷Gladで行われたDorothy Little Happyとの2マンライブの日に撮ったチェキが遂に届いたのであろう。

 

このサイン入りチェキのお預かりというシステムがよく分からなかったのだが、ちはるんがおしえてくれたので理解できた。それでもよく勝手が分からず、ロビーでフォームのようなものに記入しながら先輩のほわどるファンの方に尋ねると、普段よりもいっぱい書いてくれますよ、とおしえてくれたので、何だかすごくうれしくなったのである。

 

そして、家の中でのことなので、きわめて冷静さを装いつつ、封筒を開けた。WHY@DOLLのオリジナルロゴのようなものが入った小さな封筒が2つ入っていた。取り出すと、それぞれちはるん、はーちゃんとの2ショットのチェキが入っていて、しかもカラフルなペンでメッセージが書かれている。いや、これは良い。この日、初披露だったチェック柄の衣装もものすごく好きなのだが、それでいて私事だが誕生日が近かったこともあり、その類いの文言が入っているのもすごくうれしい。

 

そして、今度は「Dreamin' Night」のDance Movieが公開されるという。私がはじめてほわどるをライブで観た思い出の曲である。明日も仕事で朝が早いため、午前0時に観てからすぐ寝る予定なので、この感想のようなものは、後日書いてみたいと思う。もちろんすでに期待しかないのだが。

 

 

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