「WHY@DOLLのほわどるの恋なのサー」で、先週、「電話で連想ゲーム」というコーナーがあった。以前、この番組が「曖昧ROOM」というタイトルで配信されていた頃に好評だった企画なのだという。
WHY@DOLLのちはるん、はーちゃんがそれぞれ連想ゲームに正解してくれそうな人に電話をかけ、挑戦してもらう。正解の多い方が勝ちという内容のようだ。過去にははーちゃんのママが活躍していたようなのだが、当時、私はまだこの番組を観ていなかった。
いつもママではつまらないからという理由で、先週、はーちゃんはWHY@DOLLに加入する前に同じグループで活動していたという、ゆっかという方を回答者に選んだ。結果は4問の正解であった。
ちはるんは何人かの友達にあたってみたようなのだが、あいにく都合がつかず、その結果、双子の妹に電話をすることにした。声や話し方がちはるんに似ているなどと、視聴者の間では話題になっていたようだが、さすがに息があっていて、共有している記憶が多いことも手伝い、8問正解で勝利をおさめた。
この結果、敗退したはーちゃんが罰ゲームを受けることになった。前回までは罰ゲームが無かったらしく、はーちゃんはかなり嫌そうにしていた。発表されたその内容は、目の周りをパンダの目のように落書きされるというようなものだったと思う。
「Tokyo Dancing」の生ライブからセットチェンジ、活動報告と、ややグダグダしながらも、番組は通常通りに進行していたが、次のコーナーに入る前に、やはり罰ゲームのことがちはるんから蒸し返された。
はーちゃんはスタッフが用意したパンダの被りもののようなものを着用するだけで難を逃れようとするが、ちはるんはこれではただかわいいだけだと抗議をする。以前、何かの罰ゲームでちはるんは顔にメガネを書かれたことがあったのだという。
ニッパーというマスコットの犬(かつては神様の力で人間の言葉を話せるようになったが、現在はその能力を失ってしまった。しかし、番組の冒頭で「ニッパーです」と挨拶することはできるようである)がちはるんにペンを渡し、やはりはーちゃんの顔に落書きしようとする。ちはるんは目をキラキラさせ、とてもうれしそうな一方、はーちゃんはかなり嫌がっている。というか、怖がっているようでもある。
目の周りを黒く塗ってパンダのようにするのかと思いきや、どうやらはーちゃんの頬にパンダの絵を描くようである。輪郭は確かにそうなのだが、どうも様子がおかしい。言葉では説明が難しいのだが、それはパンダのようには見えないのである。多くの人々がパンダの絵を描こうとする時のプロセスとはまったく異なった挙動、それゆえに出来上がった作品もほとんどパンダには見えない。シルエットというかフォルムはパンダに見えなくもないのだが、それ以外がことごとく独創的であり、シュールですらある。
遠い昔、学校の放課後に立ち寄った駄菓子屋で、また、最近でもスーパーマーケットの菓子売場にて見た記憶があるクッピーラムネ、そのパッケージに描かれているキャラクターのようなテイストがある。そこで、SHOWROOMのコメントでもそう書き込んだ。同様の指摘は、他の視聴者からもあったようである。
番組終了後に調べてみたところ、クッピーラムネのパッケージに描かれているキャラクターはウサギとリスであり、ちはるんが描いたクマのようなものは存在していなかった。しかし、そのタッチには確かに近いものがある。そして、クッピーラムネのキャラクターのリスの方だが、どことなくちはるんに似ているような気がする。
私はこの「クッピーラムネ」というワードをかなりふわっとした記憶を元に、軽い気持ちでコメントし、他の視聴者も同様だったとは思うのだが、配信中にはーちゃんが「クッピーラムネ」という指摘が多かったことに言及、さらに配信終了後も「全然パンダじゃないし!クッピーラムネだし!」とツイートしたことにより、公式の見解になったようなところがある。
件のツイートには4点の画像が添付されているのだが、それがじつに秀逸である。パンダの被りものを着用した状態でしゃがんで拗ねているようなもの、不服そうな表情のもの、ちはるんが描いたクッピーラムネのようなパンダがよく見えるアングル、最後はすまし顔で普通にかわいい。見事な構成力である。
https://twitter.com/humhum0401/status/915603548783521792
また、罰ゲームとはまったく関係がないのだが、なぜかちはるんにも羊の被りものが用意されていた。そして、それを被った状態がジンギスカンというキャラクターだという認識が瞬時に共有された。
ジンギスカンはWHY@DOLLの出身地である北海道の郷土料理であり、言うまでもなく羊の肉を野菜と一緒に焼いたものである。
番組ではちはるんとはーちゃんとがここ数ヶ月間の活動について、お互いに通知表を付けて発表するというコーナーや、フリートークではDorothy Little Happyとの2マンライブについて、生ライブは「Dreaming Night」と、今週も充実した内容であった。
そして、すでに撮影されているがまだ公開されていない「忘れないで」「Hello Hello Hello」のビデオが少しだけ公開された。アルバム「WHY@DOLL」に収録されたそれぞれはーちゃん、ちはるんのソロ曲である。「忘れないで」はダンスショットと縦書きの歌詞がかなりカッコよく、「Hello Hello Hello」はイメージ映像のような美しい作品になっているようだ。いずれも北海道で撮影されているということである。
配信が終わってから、先ほどとは別のツイートがさらにあり、それには29秒間の動画が添付されていた。
パンダの被りものを付けたはーちゃんが不機嫌そうな表情で、「罰ゲームでパンダになりました」と言う。後でちはるんが「かわいいよ」と言っているのだが、はーちゃんはちはるんにパンダのようなものを落書きされた方の頬をカメラに向け、「見てください、このちはるんの画力の低いパンダ。すごいクッピーラムネって書かれた」と言って、目を見開いている。それでもちはるんは、「かわいいでしょう。パンダですよ、みなさんこれ」と言い張っている。「全然パンダじゃない、ネズミなんだけど」とはーちゃんが指摘するのだが、「パンダパンダパンダ」とまったく譲ることがない。遂に「パンダって目、黒だから」とわりと強めに言われる。
ここで、カメラがちはるんに向けられるのだが、羊の被りものをおそらく最もかわいく見えるであろう方法で付けた状態で、カメラに目線を送ると、それまでの会話とはまったく無関係にこう言ったのだ。
「どうも、ジンギスカンでぇす」
フレームから見切れかかったはーちゃんから思わず笑いがこぼれるのだが、すぐにクールな表情を取り戻し、「バイバイ」とカメラに手を振る。そのはーちゃんの頭を、「かわいいよ」と言って、ちはるんがなでる。ちはるんの方を向いて、はーちゃんが一瞬ニコっと笑い、最後はカメラを向いた2人の笑顔で終わる。
https://twitter.com/humhum0401/status/915609589122338816
このわずか29秒間に、WHY@DOLLの2人の関係性、それによって生まれる独特の空気感の良い部分が凝縮されているようである。
それぞれのキャラクターから、MCやトークにおいてはボケとツッコミのような役割分担が機能しているように見えることがある。また、見た目や声質なども対象的であり、そのコントラストがユニットとしての魅力に繋がっているようにも思える。
しかし、それだけで上手くいくわけでもなく、そこにはやはりお互いに対する信頼感と、尊重し合う気持ちがしっかりとあり、WHY@DOLLがつくり出すユニバースというのは、メンバー間という最小単位における幸福感をより広く拡張するようなものなのかもしれない。
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