WHY@DOLLが北海道新聞夕刊一面に載ったらしい。 | …

i am so disapointed.

WHY@DOLLは本日、下北沢MOSAICという会場にて「武井麻里子presents『エレ日。vol.5』」なるイベントに出演していたようだ。自宅も勤務地も同じ世田谷区にありながら、ずっと仕事をしていたので行くことはできなかった。少しでも情報を集めようとツイッターのタイムラインを追ったりしていたのだが、いくつかの有益な情報が見つかった。

 

まずはアルバム「WHY@DOLL」のアナログ盤こと「WHY@DOLL+2」のリリースが決まったが、発売日の3日後である11月6日(月)にタワーレコード新宿店でのリリースイベントが決まったようである。ミニライブは観覧無料で、アルバムを買うと予約者優先の先着で特典券がもらえるらしい。特典会の内容は、アナログ盤にサインとその場で握手というもののようだ。予約は店頭だけではなく電話でも受け付けているが、ホームページでの店舗予約サービスは対象外とのことである。詳細については、オフィシャルウェブサイトに記載されている。

 

また、「現在、アップされてないライブ/イベントでまだ詳細が固まってない日程の情報」こと「今後のライブ/イベントスケジュール予定」も更新され、「都内某所」でのライブが秋には多数行われるようである。また、渋谷Gladでのレギュラー公演は現在のところ10月10日(火)、11月7日(火)、21日(火)に行われるようである。

 

そして、北海道新聞の夕刊、しかも一面にカラーでWHY@DOLLが掲載されたというツイートが流れてきた。見出しは「キラリ!札幌発アイドル」であり、おそらく先日の札幌ワンマンライブで撮影されたものであろう、ステージ前の柵ごしにWHY@DOLLとTeamくれれっ娘!とが談笑しているような写真が掲載されているようだ。文章の内容については、残念ながら分からないのだが、おそらくWHY@DOLLについてというよりは、札幌のアイドルシーン全般について書かれているような印象である。それでも、北海道内において圧倒的なシェア率を誇る北海道新聞の、夕刊とはいえ1面に載ったのは大きい。

 

永久保存版として取っておきたいほどである。東京で北海道新聞の 夕刊を手に入れることはなかなか難しいが、個人的に手に入れることは物理的には可能である。なぜなら、私の実家では北海道新聞を朝刊も夕刊も購読しているからである。しかし、これを家族にお願いするということは、私がWHY@DOLLのファンであることがばれるということにも繋がりかねない。そして、記事にはおそらく9月3日の夜に札幌でライブが行われたことも書かれているのだろう。年に一度の帰省をそのタイミングに合わせ、しかも3日の夜には札幌でとあるアーティストのライブを観て、翌朝、東京に帰るという話までしている。

 

WHY@DOLLの音楽はもちろん誰にでも自信を持ってお勧めできるものではあるのだが、やはりアイドルのファンであることを公表するのは、ややハードルが高いことである。ちなみに私は既婚者であるのだが、家庭においても完全に隠し通している。いまから10年ぐらい前に他のアイドルを応援していたことがあり、その時は少しだけ理解を求めようと努めてもみたのだが、あまり良い気はしていなかったようなので、関係性をより良く保つためにも、それ以降はもうとっくに興味がなくなったことにしている。

 

WHY@DOLLの魅力がもっと多くの人たちに伝わればいいなどと言っていながら、最も身近な人にはまったく伝えていないので、これはいかんともしがたいことではあるのだが、じつはその辺りに公表してしまうことによって、好きの度合いが薄まったり無難なものになる可能性もあるため、敢えてそうしている可能性も高い。カップルや夫婦でアイドルを応援している方々をうらやましく思う反面、このマイルドな背徳感がいいのだという思いもあるのである。

 

そんなことはどうでもいい。

 

先日、「ほわどるの恋なのサー」を観ていて、やはり北海道に帰ったことについてのフリートークがとてもおもしろかったのだが、コーナーの最後の方で、ちはるんもはーちゃんももっと定期的に北海道に帰りたいと言っていたのが印象的である。

 

WHY@DOLLは武者修行として札幌から上京し、その後、音楽性がかなり変わったことなどもあり、当時と現在、札幌時代と上京後において分断があるというような話を、聞いたり読んだりした。私はWHY@DOLLの音楽をはじめて聴いたのが10ヶ月ぐらい前で、メンバーの名前をちゃんと認識したのがわずか1ヶ月前なので、当時のことはもちろんまったく知らない。

 

私は東京に住んでいるので、WHY@DOLLが東京でたくさんライブやイベントをやってくれた方が観に行く機会が増えてうれしいのだが、一方でせっかく北海道出身で、メンバーも地元に愛着を持っているのだから、もっと北海道での仕事の割合が増えればいいのに、とも思っている。

 

最新アルバム「WHY@DOLL」は、前作の「Gemini」と比べると、地元への想いがやや色濃く出ているような印象を受ける。「Gemini」にはとにかく都会に染まろうというか、そういった雰囲気が感じられるのに対し、「WHY@DOLL」においては、都会で夢を追いかけながらも、地元のことを思い出してもいるというか、そんな感じである。

 

WHY@DOLLの音楽がシティポップとか渋谷系とかその辺りと親和性の高い都会的な音楽をやっていることは、何となく定着させる目途がつきつつあるのだが、ならばここら辺でもう少し地元の北海道に寄せていってもいいのではないか、という気もする。

 

先日の「ほわどるに恋なのサー」において、WHY@DOLLは2人共、札幌出身なのだが、ちはるんは室蘭と旭川、はーちゃんは根室と旭川に親戚がいるというような話をしていた。はーちゃんの場合は、旭川というか厳密にはその近くの当麻町という所である。一玉53万円の値が付くこともある、でんすけすいかの産地だが、遊ぶ場所はあまりなく、はーちゃんはおばあちゃんの家に行ってもずっとゲームばかりしていたという。旭川からはJR石北本線で約30分ほどである。まったくの余談だが、私が高校2年の夏休みに真駒内野外競技場で行われたRCサクセションとサザンオールスターズのジョイントライブを一緒に観に行った女子も、当麻町から旭川の高校に通っていた。

 

つまり、旭川はWHY@DOLLの2人にとって、わりとゆかりの地と言えなくもないわけである。

 

札幌を拠点に活動していた頃、WHY@DOLLは旭川で6回ほどライブを行っていたそうである。札幌からファンとのバスツアーを敢行したこともあるようだ。一緒に旭山動物園で記念撮影、バスの中ではツーショットトーク(この内容がどのようなものだったのかについては現在のところ不明なのだが)という、充実した内容だったようだ。

 

しかし、旭山動物園の後はネタが切れたようで、旭川科学館というきわめて地味な場所に行ったりしていたようだ。プラネタリウムがあったり地震体験ができたり、WHY@DOLLと一緒ならばそれは楽しかったに違いないのだが、観光地としてはかなり弱い。

 

旭川は人口だけを見ると道内で札幌に次ぐ2位なのだが、観光地としては旭山動物園の他にはわりと弱くて、「るるぷ」とか「まっぷる」などの観光ガイド本を見ても、「札幌・富良野・小樽・旭山動物園」などとなっている場合が多い。「旭川」ではなく「旭山動物園」である。つまり、旭川には旭山動物園以外に、「るるぶ」や「まっぷる」のターゲットである旅行愛好家に訴えるものは何もないというような宣告を受けているようなものである。

 

誌面を見ると、旭山動物園の情報と、少しだけ有名ラーメン店の紹介が載っている。そう、旭川ラーメンは少しだけ有名である。ちはるんが札幌でお勧めのお店はと聞かれて答えたのは、駅前の商業ビル、ESTA内のらーめん共和国、中でも旭川らーめん梅光軒のしかも味噌ラーメンにバターとコーンをトッピングしたもなのだが、この本店などももちろんあるのである。

 

駅は数年前に新しくなってすごくカッコよく、イオンも入っているのだが、そのおかげで駅前の百貨店が大打撃を受け、平和通買物公園のシンボルであった西武百貨店もついに昨年、閉館してしまった。いまではあまりにも寂しすぎて、帰省しても駅前には行かないぐらいのレベルである。じつは日本初の恒久的な歩行者天国で、私がまだ住んでいた頃にはかなりの人通りがあったのだが、いまでは見る影もない。しかし、この旭川の中心部がかつてのような活況を呈すこともある。毎年9月に行われる、「食べマルシェ」というイベントである。今年も来週末あたりにあるようだ。

 

これは旭川駅前から平和通買物公園、少し離れた場所にある常盤公園まで、道内のものを中心としたおいしいものの屋台が並びまくる素晴らしいイベントである。ステージもあって、地元のアーティスなどが出演している。

 

Negiccoの「古町どんどん」みたいな感じで、こういうイベントにWHY@DOLLがいろいろ出ていくとおもしろいのではないかと思う。

 

Negiccoの場合はWHY@DOLLと違って、活動の拠点を東京には移さず、ずっと地元でやってきたというのが大きい。勤務先で新潟出身の大学生と話すと、Negiccoはあくまでローカルアイドルという認識であり、私のような東京在住の者がファンであったり、NHKホールクラスの会場でライブをやっていることを話すと、素で驚かれる。

 

先日、WHY@DOLLが北海道でイベントやライブに出演した際には、東京からも多くのファンが遠征した。ついでに北海道観光を楽しまれた方々も少なくはなかった。当初、旭山動物園に行きたいと思っていたのだが、距離や時間を考えて断念したという話も聞いた。将来的にWHY@DOLLが旭川でライブをやったりイベントに出演したりすれば、ファンもついでに旭山動物園に行けるし、WHY@DOLLも親戚に会うことができるし、私も本当の地元で好きなアイドルが観られるという最高の体験ができるし、多くの人たちがハッピーになれると思うのである。

 

しかし、アイドルはもちろんビジネスなので、ちゃんと採算が取れるかどうかが重要であろう。

 

北海道は観光地としてかなりバリューが高く、そこを出身地として全国区で活動している場合、それは大きな売りになりうるのではないか。また、アイドルファンと遠征とはひじょうに親和性が高く、これらを包括したビジネスプランには、ひじょうに可能性があるような気がする。それと同時に、地元での人気、知名度も上げることができれば、それに越したことはないのだろう。

 

などとそれらしいことを適当にいろいろと書いているが、要するにいつか旭川でWHY@DOLLのライブが観たいなと、そういうことである。

 

 

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