Negiccoとlyrical schoolが代々木公園でツーマンのフリーライブを行い、オープニングアクトとしてWHY@DOLLも出演するということは少し前から知っていたはずである。しかし、私はその日すでに仕事が入っていたため、当初は行かないつもりであった。いつ行こうという決心をしたのかは、いまとなっては思い出すことができないのだが、先週の月曜日、8月7日にヴィレッジヴァンガード渋谷本店で行われたWHY@DOLLのリリースイベント特典会の時には、はーちゃんに行けないと伝えていたはずである。
しかし、行くと決めてしまえば何とか手筈は整えるわけであり、当初は仕事を少し早く切り上げて開演時刻に間に合うように代々木公園に行こうと思っていたのだが、WHY@DOLLのオープニングアクトが16時30分開始であること、また、優先入場券を手に入れるための物販が14時30分からであることが発表され、その日は仕事を休みにした。
オリジナルTシャツか出演アーティストのCDを買えば優先入場券がもらえるということで、当初、私はTシャツを買おうと思っていた。記念になるし、デザインもかなりカッコよかったからである。しかし、前日の夜になってWHY@DOLLの特典会が発表され、それならばということでCDを買うことにしたのであった。
アルバム「WHY@DOLL」のティーザー映像やジャケットに掲載された写真が、じつは私の自宅からそれほど遠くなく、しかもわりと馴染みがある場所ではないかという情報を見たので、行ってみたところまったくその通りであった。映像に出てくる踏切や公園、さらには裏ジャケットの撮影場所までがかなり身近にあったわけである。プチ聖地巡礼という感じもあり、やや感動を覚えた。
ここで自宅にネギライトを忘れてきたことに気づき、一旦帰宅するなどして、昼過ぎに改めて出発した。京王線と山手線を乗り継ぎ、原宿駅で下車したのだが、ものすごい人の数であった。
代々木公園の野外ステージ近くには、このイベントを目当てに来ていると思われる人たちが、すでに結構集まっていた。雨はかなり強くなっていて、ゆっくり休憩できそうな場所も見当たらなかったので、取り敢えず渋谷の方に歩き、物販の開始時刻まで時間を潰した。
物販を買うまでには1時間以上かかり、その時点で会場時刻の16時までは約20分となっていた。雨は止みそうになかったので、一番近いコンビニエンスストアまで行き、雨ガッパのようなものを買って着た。
物販の列に並んでいる間、WHY@DOLL、lyrical school、Negiccoがリハーサルをしている音は聞こえた。優先入場券の番号は先着順ではなくランダムになっていて、私は260番台の後半だったような気がする。わりと後ろの方から見なければならないのではないかという気がしたが、意外にも前から6列目ぐらいで見られた。
オープニングアクトのWHY@DOLLが、ステージに登場した。衣装はあのドラえもんとドラミちゃんではなく、ディズニープリンセスのシンデレラとベル(「美女と野獣」)のような水色と黄色のものである。
1曲目は「菫アイオライト」で、この曲はやはり何度聴いても素晴らしい。振り付けで手を上から下にやるところが、何だかとても好きだ。この曲のコールみたいなやつとかを早く完全にマスターして、ライブなどで完璧にやりたい。過去の配信番組を探せば、おそらく振り付け講座があるのだろう。
続いて、「Tokyo Dancing」である。これは「ほわどるに恋なのサー」の振り付け講座で少し予習していたので、ちゃんと対応することができた。すごく楽しい。Wow Wow Wow Wow~♪
「辛いならいつでもおいで いつでも笑顔にする」のところが声はかわいいのに、かなり強くてグッときた。
次は「Dreamin' Night」で、R&Bテイストのカッコいいバラードである。このタイプの曲はメンバー自身も好きなようなので、ぜひ今後増えていくといいと思う。アイドルポップスをあまり聴かない大人の音楽ファンに今後、訴求していく上で、この路線はかなり有効なのではないかと思う。これからもっと大人になってもずっと歌い続けるどころか、どんどん本人たちにも似合っていくだろう。
そして、「恋のシュビドゥビドゥバ」だが、ポップで本当に楽しい曲である。そして、ロボットのようなマリオネットのような振り付けもひじょうにかわいい。
最後は「恋なのかな?」だが、この曲は本当に強い。「好き?嫌い?」のライブにおける攻撃力を体感したし、可能性も感じた。
曲もパフォーマンスもクオリティーが高く、メインアクトを目当てにしていると思われる観客にもかなり受けているような印象があった。特典会では他のグループのグッズを身に着けた人たちも、WHY@DOLLの列でかなり見かけた。
オープニングアクトとして、期待以上の爪痕を残せたのではないかという気がする。
また、WHY@DOLLのステージの途中から、雨はかなり弱くなっていて、晴れ女ぶりをも発揮する結果となった。
そして、lyrical schoolである。これはとにかく楽しかった。そして、現在のアイドルシーンの充実ぶりの一端を見た思いであった。
音楽は結構聴いていて、わりと気に入っていたが、聴き込んでいるというほどではないし、メンバー個人個人やグループのプロフィールなことなどもほとんど知らない、という感じであった。
メンバーチェンジがあり、新体制で先月リリースしたシングル「夏休みのBABY」はかなり気に入っていて、iTunesストアでダウンロード購入して、スチャダラパー「サマージャム'95」やRHYMESTER「フラッシュバック、夏。」と並ぶ日本の夏あるあるものとして、重宝させていただいている。
メンバー全員がサングラスをかけ、カジュアルな服装でリュックサックも背負っている。音楽性はヒップホップで、5人のメンバー全員が本当に楽しそうに一生懸命パフォーマンスしている。ライブというよりはパーティーという言葉が相応しいような、そんな感じなのである。
曲はオールドスクールっぽいものもあれば、EDMの影響を受けたようなものもあるなど、思っていたよりもバラエティーにとみ、また、クオリティーも高いように思えた。そして、ヒップホップ音楽が感じさせてくれる自由の感覚が、このグループのパフォーマンスには満ち溢れているように思えた。
「多分だけど絶対今日のこと ずっと忘れないと思うんだ」には、思わず感きわまりかけてしまった。
青っぽいTシャツを着て茶色い髪をした小さなメンバーのパフォーマンスがとにかく良くて、ラップもダンスも特に印象に残った。帰ってから調べてみたのだが、おそらく新加入のrisanoというメンバーだと思う。
lyrical schoolのステージはかなり長かったのだが、まったく飽きることがなく、寧ろもう少し見たいと思わせるほどであった。
かなり盛り上がれる箇所が多かったり、途中で風船が飛んだり、これはもっとちゃんと知った上でまた体験してみたいと思った。
恵比寿でのワンマンや、フィロソフィーのダンスらとの対バンライブの告知をしていた。
この頃には、外はかなり暗くなりかけていた。
そして、Negiccoが登場する。lyrical schoolとのツーマンライブで、オープニングアクトのWHY@DOLLを入れて全3組の出場ではあるが、Negiccoの登場には大御所感というか、ヘッドライナーらしい迫力のようなものが感じられた。
「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」に収録された新曲「ともだちがいない!」に続き、「トリプル!WONDERLAND」「さよならMusic」「ねぇバーディア」「圧倒的なスタイル」「ときめきのヘッドライナー」と、定番曲のオンパレードである。
「圧倒的なスタイル」ではステージにlyrical school、WHY@DOLLも登場し、客席と一体となってのラインダンスで大いに盛り上がった。
そして、最後はやはり「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」に収録された新曲「愛は光」であった。
Negiccoとファンとの関係性について歌われたこの曲は、KIRINJIの堀込高樹によるバラードだが、これをメンバーは振り付けやアクションも無く、ただ真っ直ぐに歌う。
お茶の間に浸透するほど有名ではないが、質の高いアイドルや作品はたくさんある。Negiccoは、ある意味でそのトップランナーだといっても過言ではないだろう。
だから、アイドルシーンの今後さらなる充実のためにも、Negiccoはこれからさらに進化していく宿命を、知らず知らずに背負ってしまったかのようにも思える。
Negiccoのメンバーやスタッフ、ファンにとっての夢はまだ先にあるが、現時点においてもある程度の大御所感というのを、すでに確立しているように思えた。
私は昨年、Negiccoに今さらながら出会えたことによって、アイドルやそれ以外のジャンルも含め、現在の日本のポピュラー音楽に多数アクセスすることができた。その中には、かなりのお気に入りになったものも少なくはない。Negiccoのおかげで楽しみが増えたし、知っている世界が広がったし、未来に希望や期待も持てるようになった。
今後もっとそのようなものに出会っていきたいので、そのためにはNegiccoがこれからも健在であるばかりではなく、より進化していってほしいと、強く願うのである。そのためには、Negiccoの魅力や良さを、まだ届いていないところにも届かせるという、草の根的な活動が必要になるのかもしれない。
そんなことを感じたのであった。
3組どれもひじょうに良かったのだが、特典会ではWHY@DOLLに行った。イベントのオリジナルTシャツに着替えていて、そのカジュアルな感じも素敵であった。
特典券が1枚で全員握手、2枚でツーショットチェキ、3枚でスリーショットチェキorツーショットチェキ(サイン入り)ということであった。
アルバムを買うと特典券が3枚もらえ、1枚を握手会で使ってしまうと、残りは2枚だけである。ツーショットチェキについては、メンバーの2人共がそれぞれに素晴らしく、1人だけを選ぶことなど不可能という理由から、なかなか難しいものがあるのである。
そこで、「キミはSteady」のシングルも買って、特典券を4枚にした。
特典会でちはるんがチェキを撮るのを待つ間、はーちゃんがすぐに踊り出しがちだったのだが、これがクールですごくカッコいい。これをかなり近い距離で見られたのでよかった。
握手会では軽く話すネタはあったのだが、チェキの時にはただ撮るだけだと油断していたところ、意外にも話す時間があり、手で「W」の字をつくるポーズについて直接ちゃんと教えてもらったりした。
WHY@DOLLの2人はすごくかわいかったり美しかったりする上に、曲もパフォーマンスも対応も最高なので、どうせこれからも何かあって時間が合えば行ってしまうのだろうと、強く思ったのであった。
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