Make Up Prelude | …

i am so disapointed.

Negiccoのベスト・アルバム「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」が、遂にリリースされた!と同時に、Negiccoは結成14周年である。勿論、じつにお目出たいことである。

 

とはいえ、私の場合、Negiccoの音楽を初めて聴いてからわずか約1年4ヶ月半、しかもここ最近のイベント等にも一切行けていないという、弱小かつライトでカジュアルなファンでしかないため、その言葉の重みも微々たるものである。

 

とはいえ、このベスト・アルバムに収録された既発曲について、少し前に1つ1つ記事を書いてきた流れ上、このアルバムのリリースによって初めて音源として手に入れることが出来た3曲についても、感想のようなこのを書いていきたい!

 

まず最初はベスト・アルバムの2曲目に収録された、「Make Up Prelude」である。

 

この曲はNegiccoのいわゆる出囃子であり、Negiccoによる歌唱は入っていないインストゥルメンタル曲となっている。ではあるものの、多くのNegiccoファンにとってはひじょうに思い入れの強いものであり、公式音源化が待ち望まれていたと思われる。

 

Negiccoファン歴が浅い私にとって、この出囃子はファンになった当初からあったものであり、歴史もかなり古いものだと思っていたのだが、調べてみたところ、初お披露目はいまから約3年前、2014年7月のワンマンライブだったのだという。

 

ベスト・アルバムに収録された音源を聴いてみた。このようにプライベートな空間において、1人きりでイヤフォンで聴くのは初めてである。やはりひじょうに美しいのだが、これまで体験してきた、けして数多いとは言えないNegicco現場におけるワクワク感がリアルにヴィヴィッドに甦ってきすぎて、やや動揺したのであった。

 

作曲・編曲は長谷泰宏であり、Negiccoの曲ではアルバム「Melody Palette」収録の「イミシン☆かもだけど」や、シングル「ねぇバーディア」カップリングの「おやすみ」、シングル「圧倒的なスタイル -NEGiBAND Ver.-」のカップリングにしてアルバム「ティー・フォー・スリー」にも収録された「カナールの窓辺」などにも関わっているようだ。

 

いすれも私が大好きな、曲だったりアレンジだったりする訳である。

 

ユニット名の「ユメトコスメ」というのも最高だし、出身が私と同じ北海道だというのも、とても親近感が湧くのである。

 

Negiccoのライブやイベントで何度かこの曲を聴き、まるで夢の世界への入口のようだと思った。

 

長谷奏宏は「Make Up Prelude」の作曲にあたり、「ザ・ベストテン」のテーマをイメージしたと、ツイッターで告白している。

 

「ザ・ベストテン」は1978年から1989年まで、TBS系列で木曜21時から放送されていた音楽番組である。中学生や高校生だった頃、私はこの番組を毎週、とても楽しみに試聴していた。

 

趣味や娯楽が現在ほど多様化していなかった当時、ポピュラー音楽のヒット曲は多くの国民にとってかなりの関心事であり、歌謡界、芸能界は日常とは別次元の夢の世界であった。

 

その象徴的な番組といえるのが、ヒット・チャートの上位10組(と今後の注目株)しか出演ができない「ザ・ベストテン」であった。

 

この番組がまだ放送されていた頃、Negicconのメンバーは生まれてからそれほど年月が経っていないか、まだ生まれてすらいなく、おそらくこの番組を意識的に視聴してはいない。

 

しかし、Negiccoのパフォーマンスは当時の「ザ・ベストテン」の感じ、つまり日常生活に彩りをあたえるものとして十分に機能していて、そのオープニング・テーマとして「Make Up Prelude」はぴったりではないかと思うのである。

 

 

 

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