笑顔YESヌード | …

i am so disappointed.

モーニング娘。の32枚目のシングル「笑顔YESヌード」はいまから10年前、2007年の2月14日にリリースされた。これは私が初めて買ったモーニング娘。のシングルだったが、また、数年ぶりに買った日本人アーティストによるCDでもあった。
 
アシッドジャズというか、インコグニートの「オールウェイス・ゼア」みたいな楽曲がとにかくカッコよかったのと、メンバーのソロパートがくるくる入れ替わっていく感じが、何だかとても面白かったのだ。
 
モーニング娘。が国民的アイドルグループとして圧倒的な人気を誇っていた頃、私はもういい大人だったので、さほど興味を示さなかった。しかし、この時期は人気もピークを過ぎていて、やや落ち着いていたと記憶している。一方、私個人的には諸事情により、精神的にやや病み気味であった。日曜日の昼に偶然観た「ハロー!モーニング」がきっかけで、何となくモーニング娘。をネタ的に消費するようになっていた。
 
当時は、亀井絵里の脱力気味のキャラクターがわりと気に入っていた。道重さゆみはブリッコナルシストキャラが特徴のようだったが、私の好みのタイプではないと思っていた。
 
それがこの少し後にはラジオ「今夜もうさちゃんピース」における、小学生の頃はダンゴムシしか友達がいなかったなどのトークや、番組ホームページにて公開されていた私物の髪飾りの画像に激しく反応し、一気に魅かれていくのであった。
 
それはそうとして、「笑顔YESヌード」はいま聴いても、やはり大好きな曲である。
 
まったくの余談だが、最近はアイドルの曲とかよりも、アニメやいわゆるバーチャルアイドルユニットなるものの曲などを、主に仕事中などに聴いている。有能な部下のiPodに入っていた曲をシャッフルで再生しているだけではあるが。
 
先日ひじょうに有意義な仕事をしていたところ、とあるテレビアニメーションのオープニングテーマ曲が流れた。すると、有能な部下はこのようなことを言った。
 
「最近、このアニメの曲を聴くとイラっとするんですよね」
 
数ヶ月前、彼女はこのアニメをすごく気に入っていたはずである。一体、何があったのだろうか。
 
事情を聞いてみたところ、好きなキャラクターのグッズを手に入れるため、このアニメのグッズをたくさん買ったらしい。ランダムで何が当たるか分からないくじのようなものを何万円もかけて1ロットで買うなどして、不要なグッズは個人的に売ったりするらしい。
 
ところが、特にテレビアニメの放映が終わった後、欲しい人がいなさすぎて、要らないグッズを抱えすぎている状況なのだという。その額は、約20万円ぐらいにものぼるらしい。
 
ただ単にアニメを楽しんでいるだけならばこのようなことにはならなかったのだが、深入りしすぎたゆえにこうなってしまったようだ。
 
しかし、私にはよく分からないが、ここまで入れ込んでいるからこそ実感できる何かというのも、もちろんあるのだろう。
 
仕事の上では、上司の私から見てほぼ完璧だと思える彼女が、個人的にこのようなブルーズを抱えているという事実が何だかとても微笑ましくて、このアニメの曲が流れる度に笑ってしまう。こういうところを含め、本当にすごい人だと思うのである。