ミッドナイト清純異性交遊 | …

i am so disappointed.

今朝はアーティストである大森靖子さんのブログ、「うひひっ みっちしっげさーーーーーん」というのを読んで、ものすごく気分がよかった。
 
大森靖子さんは私がここ数年間のうちで知ったアーティストの中で、最もすごいと思った人である。そして、その作品が単純に好きである。少し前にこのブログで発表した私が選ぶ2016年の年間ベストトラックの第1位が「無修正ロマンティック~延長戦~」。同じくベスト・アルバムの第3位が「TOKYO BLACK HOLE」である。
 
いまから約3年前、日本のロック&ポップスにけして詳しいわけではない私が、この素晴らしいアーティストを知ったきっかけは、道重さゆみのラジオ番組「今夜もうさちゃんピース」であった。
 
道重さゆみのことをとても好きだと言ってくれている方がいるという紹介と共に、「ミッドナイト清純異性交遊」がかかったわけである。
 
その時は歌い方に特徴があるなとか、サブカルっぽい雰囲気があるとかそういう感想を持ったのだが、その後、ホームページをチェックすると道重さゆみに対する思いがとても熱く綴られていた。
 
当時、私は道重さゆみのファンブログの中でもかなり気持ちの悪い類いのものをやっていたという自負があるのだが、それをも軽く凌駕する勢いの熱量に圧倒された。それで、当時の最新アルバムであった「絶対少女」を勢いでダウンロード購入したところ、これが驚くべき大傑作であった。当時、私の生涯ベスト・アルバムである岡村靖幸「靖幸」やフリッパーズ・ギター「カメラ・トーク」に並ぶほどの傑作に出会えたと大興奮したものである。
 
その年、道重さゆみはモーニング娘。'14を卒業し、同時に表舞台から姿を消すわけだが、その少し前に大森靖子はメジャー・デビューし、ギリギリでテレビの歌番組で共演を果した。その時の楽屋映像のようなものが存在しているのだが、なかなか感動的なのである。
 
 
今回のブログ記事を読んでもそうなのだが、大森靖子の道重さゆみに対する愛はかなり過剰なものであり、世間一般的な尺度から見ると、気持ち悪いととらえられても仕方がないようなものである。しかし私にしてみれば、だからこそ信用するに足ると思えるのである。人を好きになるということは、おそらくそういうことなのであろう。
 
本当に気持ち悪いというか、どうかしているのではないかと思ってしまうのだが、とにかく全能感というか多幸感に溢れているため、もうそれを止めることはできない。しかし、それはじつはとても醜悪きわまりないものなのではないか、という思いもある。
 
大森靖子が道重さゆみに対する過剰な愛情を表現する時、それはとても感動的であり、涙を誘うものである。とても美しいし、おそらく人はこのようなことのために生きているのではないか、という確信すら得られる。
 
それによって、私が好きな人について抱いている過剰な思い入れも自分の中で正当化できる。これが果たして良いことなのか悪いことなのかは定かではないが、少なくとも私自身はそれによって大いに救われているのである。
 
大森靖子というアーティストの優れたところは、まず歌詞とメロディーが素晴らしいということなのだが、さらにこのようにして哀れな魂を救ってもくれているのだ。
 
もうじき次のアルバムがリリースされるということでとても楽しみなのだが、改めて私がこの偉大なるアーティストを知るきっかけとなった「ミッドナイト清純異性交遊」を聴き直して、この偶然の出会いに深く感謝したい。
 
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