味噌ラーメンについて、語りはじめるべきではないだろうか。そう思い立ったのは、つい先日のことである。
しかし、iPhoneの画像フォルダを見直してみたところ、最近の私はあまりにも味噌ラーメンについて無頓着すぎたのではないだろうか。では、まずは謙虚に真摯に学ぶことからはじめてみようではないか。そう思ったのである。
いくつかの東京の味噌ラーメンをまとめたウェブ上のページを見ていくうちに、注目すべき店舗がなんとなく分かってきた。とりあえずシリーズ的な体裁を持ってはじまったこの企画だが、一部の読者様方にとってはご存じの通り、この私のことなので、飽きた時点でさっぱりと終わる。予告も無しにいつの間にか終わっている(逆に何事もなかったようにあっさりと復活している場合もあるのだが)。
第1回目に取り上げるのは、必ずしも最も注目すべきお店というわけでもない。
ポイントは、そのお店の所在地にある。池袋、しかもサンシャインシティの近辺である。
この味噌ラーメンについての一連のブログ記事は、一切の私信的な意味合いを含んではいないのだが、それをふまえた上でも、まずは池袋あたりからはじめてみるべきなのだろうな、とは思った。
池袋は最近では私が大好きなアイドルグループ、Negiccoの傑作最新アルバム「ティー・フォー・スリー」の全曲試聴用トレイラー映像でロケ地に選ばれていたことなどから、ふたたび私にとって価値が上がっていたのである。
上京してはじめの頃、巣鴨駅から徒歩約5分の所に住んでいたので、お手軽な大都市として、池袋をよく利用していた。山手線車中でおっさんの痴漢に遭ったのも、池袋に行く途中であった。
そんな記憶もさることながら、最近の池袋はかなり若者に人気の街という雰囲気である。アニメ「デュラララ!!」のロケーションに選ばれていたことも、わりと大きかったのではないかと思っている。
アニメやゲームが好きな、いわゆる腐女子などと呼ばれる層の人たちが好んで訪れる街としても知られている。
「麺処 花田」は味噌ラーメンだけを出すお店のようである。池袋東口からサンシャインシティへ向かう道の途中で右に曲がると、わりとすぐにたどり着くことができる。
行列ができている場合が多いと思うのだが、まずは店内で食券を買って、最後尾につくことである。外にいる店員さんが食券を回収するのと、野菜増量とニンニクが無料だがどうするかと聞いてくる。私は両方とも無しで、と無難な返事をした。
私の目の前には1人で来ているらしき若い女性がいた。スマートフォンを横画面にして、何らかのソーシャルゲーム的なものに興じているようであった。美少年的なキャラクターがダンスバトル的なもので競っているような画面が見えた。
髪をポニーテールのようにしていて、髪留めは目玉焼きの形をしていた。こういうのが、私はとても好きである。
行列はあったものの、わりと早く店内に通された。女性客の割合がなかなか多いことに驚いたのだが、これも地域柄というところだろうか。
私の隣りに、あの目玉焼きの形をした髪飾りを付けた女性が座っていた。髪飾りを目玉焼きの形のものにするぐらいだから、おそらく卵が好きなのであろう。いや、そうとは限らないか。そんな思いを巡らせていたところ、届いたラーメンには煮玉子的なものがちゃんとトッピングされていたので、やや安心した。野菜増量を注文したようで、丼にモヤシ的なものが大盛りになっていた。
そして、ペッパーをものすごく振っていた。1分間ぐらい振り続けていた。
行列店のわりにはなかなか早く店内に入れたなと思ったのだが、実際にラーメンが届くまでには少し時間がかかった。
グルメ本などでよく見かける濃厚味噌ラーメンというよりは、昔から慣れ親しんだやさしい味の味噌ラーメンに近いような印象があった。
アニメやゲームが好きで、池袋に来がちな女の子が味噌ラーメン好きって素敵やん、というコンセプトからはじまったらしいこのコーナーの1回目としては、わりと順調なすべり出しだったといえよう。
しかし、しつこいぐらいに言っているように、移り気かつ気まぐれな私ゆえ、この企画がいつスパッと終わるのかについては、まったくもって定かではない。
そして、このブログにもちろん私信的な意味合いは一切ないし、下にグーグルマップを貼ったのも、別に池袋で味噌ラーメンが食べたくなった時に便利なようにではない。


