今作はまずアルバムのアートワークからして気に入りそうな予感がかなりしていたのだが、再生すると1曲目のイントロからリズムボックスのような音がして、これは絶対に好きになりそうな予感がした。
これまで以上にニュー・ウェイヴからの影響が感じられ、かと思えばペイヴメントのようなローファイなヘロヘロ感もあり、とはいえかなりスタイリッシュという、なかなか素晴らしいアルバムである。
Human Performance/Parquet Courts

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次はザ・ラスト・シャドウ・パペッツの「エヴリシング・ユー・カム・トゥ・エクスペクト」で、アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーとマイルス・ケインによるユニットの2枚目である。
アークティック・モンキーズは間違いなく00年代以降で最も重要なイギリスのインディー・バンドであり、私も大好きである。アレックス・ターナーのソングライターとしての才能は卓越していて、イギリスのポップ音楽史に名を残す1人だといえるだろう。
しかし、私はサウンドがラウドでヘヴィーになった時期は実はあまり好きではなくて、少し疎遠になりかけたのだが、その後、また素晴らしいアルバムを連続してリリースしてくれたので、やはりすごいバンドだと思ったのであった。
アレックス・ターナーにとっての課外活動的な意味合いを持つこのザ・ラスト・シャドウ・パペッツは、趣味性の高いポップ・スター路線という感じで、私はかなり気に入っている。
今回は8年ぶりのニュー・アルバムとなり、前評判ではスタイル・カウンシルやネッド・ドヒニーなどが引き合いに出されていて、一体どのような作品になっているのだろうかと思ったのだが、いざ聴いてみると、やはりアレックス・ターナーらしい高品質の楽曲ぞろいであった。
エヴリシング・ユーヴ・カム・トゥ・エクスペクト/ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ

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そして、ウィーザーの「ウィーザー(ホワイト・アルバム)」である。1990年代から活動するアメリカのオルタナティヴ・バンドの最新作だ。何曲かものすごく好きな曲があるが、実はあまり熱心には聴いてこなかった。以前、日本盤のみのボーナス・トラックでBoAの曲を日本語でカバーしていたのが印象的であった。
今作はわりと好評のようだったのでとりあえずチェックだけはしておこうと思って聴いてみたところ、すっかり気に入ってしまった。とにかくものすごく良いメロディーを大きな音で鳴らそうという、きわめてシンプルかつ爽快なポップ音楽の快感に満ち溢れている。ベテランならではの安定感と思い切りの良さが炸裂している感じで、早くもこの夏のサウンドトラック候補曲がいくつか見つかった。
Weezer/Weezer

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「東京レコ屋ヒストリー」という本を買った。表紙の写真を見ただけでこれは欲しいと思ったのだが、中を軽くパラパラ見てみると、一時期の私にとって聖地であった六本木ウェイヴについても取り上げられているようだったので、これだけでも買う価値があると思えたのであった。
著者の若杉実さんは「渋谷系」という本も出していて、あれもかなり面白かった。私がこの内容について深く掘り下げた本を読みたいと思っていたら、この方が書いてくれたということが、これで2回目ということになる。
ただ思い出のレコード店について書かれているだけでもじゅうぶん読みごたえがあると思ったのだが、どうやら東京にレコード店が初めてできた頃から現在までを取り上げているようだ。いま時間があまり無くてまだ読めていないのだが、これは絶対に面白いはずだ。
東京レコ屋ヒストリー/若杉 実

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