それはそうとして、ここ数ヶ月間で最も印象的だった出来事を1つあげるならば、やはり3月30日、サンストリート亀戸でのNegicco「矛盾、はじめました。」リリースイベント、中でも「圧倒的なスタイル」において、ラインダンスを体験したことであろう。
3月の初めぐらいにNegiccoの魅力を今さら発見して以降、色々な動画を観てきたのだが、中でも「圧倒的なスタイル」が一番多いと思う。間違いなく代表曲の1つであろう。
「勝ち抜き!アイドル天国!!ヌキ天」初登場の時や、どこかのイベント会場で本当は客を立たせてはいけないのにラインダンスをさせてしまったやつや、つい先日、Nao☆とKaedeが体調不良でダウンした時、Meguとファンによるいわゆる「幕張の合唱」など、とにかくいろいろ観た。実はついさっきもアップアップガールズ(仮)と一緒にやっているやつを初めて観た。
あの曲にラインダンスの箇所があり、それはNegiccoのライブやイベントにおいては、1つの盛り上り箇所になっていることはあらかじめ知っていたのだが、当日、私は前の方の座席に座っていたため、まさかそこでは起らないだろうと思っていた。
私の隣に座った男性はイベントがはじまる前からネギライトを用意したり、逆側の隣の方とNegiccoの話をしていたりと、熱心なファンのようであった。
私はNegiccoのグッズのようなものは一切持っていなかったので、普通の格好をしていたし、始まるまでiPhoneでツイッターのタイムラインを確認したり、「ミュージック・マガジン」のアルバム・レヴューを読んだりしていた。
昼間は温かかったのでシャツ1枚だけを羽織って行ったのだが、夜になると急に寒くなってきた。予定時刻を少し過ぎてから、リハーサルがはじまるとアナウンスされた。
控え室として使われていたと思われるテントのような所が少し開き、1人のメンバーの姿がうっすらと見えたのだが、背が高くてカチューシャのようなものをしていたので、おそらくMeguだったのであろう。
リハーサルがはじまり、メンバーがステージに出てきた。リハーサルだったからだろう、思ったよりもまったりした登場の仕方で、「あなたとPop With You!」がはじまった。あまり振り付けなどもなく、リハーサルだったからなのだろう、わりと淡々とした感じで歌われていた。しかし、これはすごく良い曲だなと思った。
「Melody Palette」はNegiccoを知りはじめた頃にApple Musicで聴いたが、「Rice&Snow」をダウンロード購入してからはそっちばかり聴いていたので、あまり印象に残っていなかったのだ。
その後、「あなたとPop With You!」を何度も聴いているのだが、いつもあのサンストリート亀戸のリハーサルの時の出会いを思い出してしまう。
ファンと一体となったNegiccoのステージはとても楽しく、動画を観ていたために一部は参加することもできたコールも最高であった。
そして、「圧倒的なスタイル」の時、私はネギライトも持っていなかったし、コールやお決まりのアクションなども覚束なかったため、はたから見るとファンなのかたまたま観に来ただけの人なのか、あまり判別がつかなかったのではないか。
隣りの方が私をチラチラ見て、様子を窺っているのを感じた。「圧倒的なスタイル」がはじまってから、それを感じた。
ラインダンスの箇所になると周りが自然発生的に立ち上り、私もその流れに乗った。隣のファンの方が私の腰に手を掛け、あの動画で何度も見た「右、ハイ!左、ハイ!」のくだりである。これまでの人生の中でおそらくラインダンスなどをしたことがなかったのだが、これはとにかく楽しかった。
この時のことはあっという間であまりはっきりと覚えていないのだが、後でいろいろな動画を改めて観ると、この時にはMeguが「一緒に踊ってくださいな」というかけ声的なものを必ず発していることが確認できた。
この「くださいな」というのがとても良いではないか。茶目っ気があり、どこか懐かしさも感じる。それでいて、ものすごく熱い。
アップアップガール(仮)とNegiccoが一緒にこの曲をパフォーマンスする動画を観ていると、最後の方でNao☆が少し感動したようになっていて、本当に性格の優しい人なのだろうなと、改めて好感を抱いたのであった。
このアットホームな熱狂とも呼ぶべき体験をまた味わいたいと、強く思うのである。
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