少し前に読んだ記事で初めて知ったのだが、いま注目すべき若手バンドというような扱いであった。
アルバム・レヴューの見出しは「ニューヨーク・シティ・ロックス」で、おそらくストロークスの「ニューヨーク・シティ・コップス」に引っかけたものであろう。
そう、サンフラワー・ビーンはニューヨークのバンドなのである。レヴューの本文を読んで、ぜひ聴いてみたいと思った。
「一見するとデビー・ハリーとフランク・ザッパが組んだバンドにボブ・ディランが加わったかのように見えるかもしれないが、このニューヨークの3人組は実際にはそれよりも良い」よいうような書き出しである。
そして、このデビュー・アルバムのことを解説するのに持ち出されるアーティスト名はレッド・ツェッペリン、フェルト、キュアー、ノイ!である。
「ヒューマン・セレモニー」はアメリカの「ローリング・ストーン」誌でも、わりと高く評価されていた。「NME」に比べると想定される読者の年齢層はより高く、クラシック・ロックを愛好している率が高いような気がする。同誌のウェブに載っている記事を見つけたので、こちらも読んでみた。
ここではビーチ・ボーイズ、ピンク・フロイド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、メタリカ、ニルヴァーナ、Tレックスなどの名前が出ていた。
アルバムがApple Musicにあったので、マイミュージックに追加して聴いてみた。
ニューヨークのバンドらしいクールなサウンドなのだが、1980年代のイギリスのインディー・バンドやクラウトロックから影響を受けたようなところもある。
お気に入りの新しいバンドに出会うのは、とても楽しい体験である。ポピュラー音楽の長い歴史の中でどうだとか、自分がこれまでに聴いてきた音楽の中でどういう位置づけなのかとか、そういうのを吹っとばしてくれるぐらいの、あ、これはなんかすごく好きだぞ、という気分にさせてくれるバンドが、時々あらわれる。
このサンフラワー・ビーンの「ヒューマン・セレモニー」を、いまはそんなふうに聴いている。
Human Ceremony/Sunflower Bean

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