(吉祥寺「魚秀・禅」刺身盛り合わせ)
八ヶ岳南麓でウロウロするようになってかれこれ10年、数えてみると飲みトモも20人以上になった。
これらの方々を知り合ったルートごとに分類すると、
ブログ友
Nobuさん、komoさんはじめ最多の9人。
ブログでお仲間募集して以来仲良くしていただいている4人のゴルフ友もこのカテゴリーである。
ゴルフ友
ご近所のAさんから始まって芋づる式に現在6人。ゴルフはしないが反省だけはかかさない「反省会の安パイ」Bさんもここだ。
囲碁トモ
囲碁仲間で飲みもご一緒いただいている方は5人。
床屋トモ
清里「高原バーバー」のマスター(以下「KBBM」という)、そのゴルフ友のCさん、Dさんの3人。
件の床屋は元々ブログでKevinさんから教えていただいたので大きなジャンルでいえばブログ友ともいえる。
どんぐり友
韓国レストラン「どんぐり」で知り合ったEさん。昨年ご自宅でめちゃくちゃ高いワインをご馳走になった。
散歩トモ
バラ師匠の連れ合いFさんとその散歩トモのGさん。Gさんは最高齢のゴルフ友。
という感じ。
この皆さんに共通するのは温厚で心が優しいこと。そうでなければケチで性根がねじまがった男とそうそうつき合えるものではない(オマエが言うなって)。
今回そんな友の一人、不動産会社「八ヶ岳デュアルライフ」の黒田社長と吉祥寺で飲むことになった。
八ヶ岳南麓と東京の二拠点生活をしている黒田さんとは「東京でいつか飲みましょう」とかねて機会を窺っていたのだが、今般偶々二人の東京滞在が重なったので初の東京飲みとなった次第である。
(オフィスで「明日の八ヶ岳南麓」を熱く語る黒田さん 2023年11月撮影)
渋谷にハチ公あれば吉祥寺には「総裁」あり。吉祥寺の待ち合わせといえばホルモン焼き「総裁」がお約束。
なんせここは5時開店だから、「待ち合わせがてら5時半まで飲んで別の店に行く」というのが適度に動物性タンパクも摂取できて具合がよい。しかもホルモンがすこぶる旨く、店内は清潔(平日昼に蕎麦屋に変貌するせいもあるかも)、スタッフは体育会系の折り目正しい人ばかりといいことずくめの店である。
(ヨドバシ裏 平日は「じいじとばあばの蕎麦屋」という蕎麦屋になるが両者の資本関係などは不詳)
時間ぴったりにいらっしゃった黒田さんとさっそく生ビールで乾杯し、めいめい串3本の「30分3本勝負」で今宵の酒宴は始まった。
二拠点居住の2人にとって共通の話題といえばやはり八ヶ岳南麓のこと。
八ヶ岳南麓に限らず田舎はどこでも似たり寄ったりだろうが、クルマ社会ゆえ「ノミニケーション」の機会が少ないないのがやはりさびしいとおっしゃる。
「ナイスガイで交流も多い黒田さんでもノミニケーションが必要ですか」
「必要ですよ。『実はさ、』なんて話は飲みながらじゃないと難しいですよね」
たしかにそうだ。
地元で生まれ地元で育った人たちはともかく、移住者や別荘族は周囲の人たちと心から打ち解ける機会はそうそう多くはない。
(「総裁」を5時半で切り上げ「魚秀・禅」へ)
私の場合は幸いなことにブログをやっていたことと地元の囲碁サークルに混ぜていただいたことで友人ができたが、ややもすれば移住者・別荘族は孤立することもあるだろう。
我々が地元の人たちと交流するのは至難の業である。
地元で育った人たちからみれば移住者や別荘族はどこまでいっても「よそ者」で、地区の無尽に混ぜてもらうといった僥倖(といえるかどうかは微妙だけど)でもない限り表面的なつきあいに終始する。
現に私の交友範囲でも地元の人はKBBMとその弟分Cさんの二人だけだ。
移住者の一人として黒田さんはその辺のことがよくわかっていて、お客さんたちのコミュニティ作りに力をいれてらっしゃる。
「すこしでもお互いに知り合う機会になれば、と思ってます」
「ヒック、えらいな~」
「今度軽ハイキングをやりますのでよかったら先輩として参加しませんか」
声をかけてもらえるうちが花、喜んで参加させていただくことにした。
(秘密のバーに移動)
「そうだ、〇〇プロの合同ゴルフレッスンなんてどう?ある程度やったところでアーリーバードハーフに挑戦しよう!とか(ゴルフ友増えるな~)」
「いいですねえ、ちょっと考えてみましょうよ」
ああでもないこうでもないと話し込んで夜は更けていった。
「こういうハシゴ酒っていいですね」
「八ヶ岳南麓じゃ絶対無理ですからね~」
「そうなんです。実はね・・・」
「ゴクリ(財布忘れたとかか)」
「今回東京に来る予定はなかったんですけど、吉祥寺のハシゴ酒に惹かれてきちゃったんです~」
そうだったのか。