衝動買いをガマンする | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(散歩の風景 雲ひとつない井の頭公園上空を広島へ向かうJAL257便 機体はボーイング767)

 

 井の頭公園を散歩した。

 休日でしかも好天とあって公園には午前中から人がいっぱい。

 いつもは井の頭池を一周して神田川沿いを三鷹台駅方面へと向かうのだが、この日は人混みに刺激されたのか吉祥寺駅方面に向かった。

 

 そうだ、と思いついたのは L.L.Bean に寄ること。

 何がほしいわけではないが、久しぶりに店内をウロついてみたくなった。

 これは非常に危険な状態で、自分では明確に意識しているわけではないが衝動買いしたくて脳がうずいているのである。

 

 数々の研究により衝動買いのメカニズムはほぼ解明されている。

・自己肯定(さすがオレ)が低い「生まれてきてごめんなさい」タイプ

・衝動買い後の後悔に対する学習能力に欠けている

・日常生活に何らかの抑圧がある

 これらの要素を持つ人が「魅力的な消費環境」に遭遇すると衝動買いが発生する。

 

 

(魅力的な消費環境みっけ まさに飛んで火に入る夏の虫)

 

(この辺りで「どれにしようかなモード」スイッチON)

 

 ちょっとウロついてみるか、なんて殊勝な心持ちはどこへやら、鵜の目鷹の目で店内を物色して目にとまったのは綿のシャツ。こざっぱりしていて、春先に着るのにいかにもよさそうだ。

 

 

 米国サイズのLを試着してみると厚着の上からでも少しデカい。

 ならばとM(=日本サイズのL)をわざわざ服を2枚脱いで試着してみたがこれだとピッタリしすぎていて似合う似合わない以前に滑稽に思える。

 

 さあどっちにするか。

「Mだと綿だし、洗濯するともっと縮んじゃうかもなあ」

「いえ、この製品は殆ど縮みません」

 

 いよいよ判断がつかず、クヨクヨするうちにハタと思い当たった。

 シャツならユニクロでいいんじゃないか。

 ポロシャツはデザインも着心地も(もちろん持ちも) L.L.Bean の方が優れているが、この手のチェックのシャツはそれほどでもない。しかもユニクロならこの値段でシャツが2枚も3枚も買えるのである。

 

「スミマセン、家内の意見も聞いてみたいので写真撮らせてください」

 そう言って店を出た。

 悪霊退散、あっぱれ衝動買いを克服した瞬間である。

 

 なんだか晴れがましい気分だ。こういう時は自分にご褒美をしなくっちゃ。

 そうだ、と思いついたのは吉祥寺の良店 EPEE のパン。

 

(左から自分用食パン、おやつのオリーブとアンチョビパン(家内と半分こ)、家内のお土産クロワッサン)

 

 まあこれも衝動買いと言えなくもないが(汗)、出費は1000いくらで済んだのだからよしとしておこうではありませんか。